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公開番号
2025086388
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-09
出願番号
2023200306
出願日
2023-11-28
発明の名称
金属印刷用インキ組成物
出願人
サカタインクス株式会社
代理人
個人
主分類
C09D
11/02 20140101AFI20250602BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】印刷時における良好な転移性を備えるとともに、印刷後の金属印刷物がレトルト処理を受けた後であっても良好な耐衝撃性を維持することのできる金属印刷用インキ組成物を提供すること。
【解決手段】カーボンブラック、アルキッド樹脂及び溶剤を含んでなる金属印刷用インキ組成物であって、上記カーボンブラックとして中性カーボンブラックを含み、上記アルキッド樹脂の質量平均分子量が6,000未満であることを特徴とする金属印刷用インキ組成物を用いればよい。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
カーボンブラック、アルキッド樹脂及び溶剤を含んでなる金属印刷用インキ組成物であって、
前記カーボンブラックとして中性カーボンブラックを含み、
前記アルキッド樹脂の質量平均分子量が6,000未満であることを特徴とする金属印刷用インキ組成物。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記アルキッド樹脂がペンタエリスリトール骨格を備えた請求項1記載の金属印刷用インキ組成物。
【請求項3】
さらに、アルカノールアミンを含有する請求項1記載の金属印刷用インキ組成物。
【請求項4】
前記溶剤として下記一般式(1)で表す化合物よりなる群より選択される少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1記載の金属印刷用インキ組成物。
TIFF
2025086388000005.tif
12
157
(上記一般式(1)中、各Aは、それぞれ独立に、分岐を有してもよい炭素数2~4のアルキレン基であり、Rは、分岐及び/又は環構造を備えてもよい炭素数1~13のアルキル基であり、nは、2~8の整数である。)
【請求項5】
一般式(1)にてAOで表す2価の基がオキシプロピレン基である請求項4記載の金属印刷用インキ組成物。
【請求項6】
前記溶剤の溶解性パラメータ(sp値)が10.00(cal/cm
3
)
1/2
未満である請求項1記載の金属印刷用インキ組成物。
【請求項7】
さらに、ロジン変性樹脂を含有する請求項1記載の金属印刷用インキ組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、金属印刷用インキ組成物に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
金属素材、例えば亜鉛引き又は錫引き鉄板、アルミニウム板あるいはこれら金属素材からなる金属缶などの金属外面の印刷には、アルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂などのバインダー樹脂と鉱物油または高級アルコールなどの有機溶剤を主たるビヒクル成分とする金属印刷用インキ組成物が使用されている。
【0003】
また、これら印刷表面には、インキ塗膜の密着性、耐折り曲げ性、耐衝撃性、耐摩擦性等を向上させるため、オーバープリントニスによるコーティングが行われるのが一般的である。これらオーバープリントニスとしては、アルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等のバインダー樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂等の硬化剤、及び鉱物油やセロソルブ系等の有機溶剤からなる溶剤タイプのものが広く使用されていた。
【0004】
そして、金属外面の印刷に際しては、オフセット印刷機、ドライオフセット印刷機等を用いてインキの印刷を行ってから、コーター等を用いてウエットオンウエットでオーバープリントニスをインキ被膜上に塗布し、その後150~280℃で焼付けが行われていた。
【0005】
しかしながら、近年では、溶剤による大気汚染の問題、印刷作業環境における衛生面あるいは安全性の面から、金属印刷の分野においても、従来用いてきた溶剤タイプのオーバープリントニスではなく、水性タイプのものを採用するのが一般的となっている。しかし、従来の金属印刷用インキ組成物のインキ塗膜上に、水性オーバープリントニスを塗布した場合、水性オーバープリントニスのはじき、水性オーバープリントニスのインキ膜中へのもぐり込みなどの現象を生じ、その結果、塗膜の光沢又は密着性等の品質が著しい低下をきたすという問題があった。そこで、インキ組成物においても、水性オーバープリントニスに対する優れた適性を有することが要求されてきた。
【0006】
このような水性オーバープリントニスに対する適性を改善する方法として、例えば、特許文献1には、炭素数4~8のアルキレングリコール系溶剤の使用が、特許文献2には、ポリオキシアルキレングリコール系溶剤の使用が、特許文献3には、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル系有機溶剤の使用が、特許文献4には、ポリオキシアルキレンアルキルエステル系溶剤の使用がそれぞれ提案されている。
【0007】
ところで、近年では、生産性の改善を目的として金属印刷においても印刷の高速化が図られている。こうした印刷の高速化に対応する観点から、最近では印刷時における転移性の良好なインキ組成物が切望されている。
【0008】
また、金属印刷物の用途によっては、例えばコーヒーやお茶等の飲料や缶詰等に用いられる2ピース缶や3ピース缶のように殺菌等を目的としてレトルト処理、すなわち100℃以上の蒸気や熱水による加圧及び加熱処理が行われることがある。このような処理がなされることで金属印刷物の印刷皮膜が脆弱化し、印刷面に衝撃が加えられた際に印刷皮膜を維持する性能である耐衝撃性が著しく低下してしまうことがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特公平5-75031号公報
特公平5-40791号公報
特公平5-40792号公報
特開昭64-60670号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、以上の状況に鑑みてなされたものであり、印刷時における良好な転移性を備えるとともに、印刷後の金属印刷物がレトルト処理を受けた後であっても良好な耐衝撃性を維持することのできる金属印刷用インキ組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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