TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025087116
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201545
出願日2023-11-29
発明の名称水酸基変性ジエン系ゴムの製造方法
出願人横浜ゴム株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08C 19/00 20060101AFI20250603BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】水酸基変性ジエン系ゴムを得るための新規な方法を提供する。
【解決手段】ジエン系ゴムと、超臨界状態の二酸化炭素と、水とを含有し、上記二酸化炭素に対する上記水の量が5質量%以上である、流体と、を接触させることで、水酸基で変性されたジエン系ゴムを得る、水酸基変性ジエン系ゴムの製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ジエン系ゴムと、
超臨界状態の二酸化炭素と、水とを含有し、前記二酸化炭素に対する前記水の量が5質量%以上である、流体と、
を接触させることで、水酸基で変性されたジエン系ゴムを得る、水酸基変性ジエン系ゴムの製造方法。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記ジエン系ゴムが、イソプレン単位を含む、請求項1に記載の水酸基変性ジエン系ゴムの製造方法。
【請求項3】
前記超臨界状態の圧力が、10MPa以上である、請求項1又は2に記載の水酸基変性ジエン系ゴムの製造方法。
【請求項4】
前記流体のpHが、2以下である、請求項1又は2に記載の水酸基変性ジエン系ゴムの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水酸基変性ジエン系ゴムの製造方法に関する
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、主鎖に水酸基を導入した天然ゴムの製造方法が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-010871号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の方法は、天然ゴムをエポキシ化する必要があり、工程が煩雑である。また、ジエン系ゴムの主鎖に水酸基を導入する別の方法として、例えば、混合機にジエン系ゴムと硫酸とを入れて高温で混合する方法が考えられるが、この場合、硫酸によって装置が腐食する、反応後に残った酸を中和等で除去する必要がある、剪断応力によって分子切断が生じる、等の問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、上記実情を鑑みて、水酸基変性ジエン系ゴムを得るための新規な方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題について鋭意検討した結果、超臨界状態の二酸化炭素と、水とを含有する流体を用いることで、水酸基変性ジエン系ゴムが得られることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明者らは、以下の構成により上記課題が解決できることを見出した。
【0007】
(1) ジエン系ゴムと、
超臨界状態の二酸化炭素と、水とを含有し、上記二酸化炭素に対する上記水の量が5質量%以上である、流体と、
を接触させることで、水酸基で変性されたジエン系ゴムを得る、水酸基変性ジエン系ゴムの製造方法。
(2) 上記ジエン系ゴムが、イソプレン単位を含む、上記(1)に記載の水酸基変性ジエン系ゴムの製造方法。
(3) 上記超臨界状態の圧力が、10MPa以上である、上記(1)又は(2)に記載の水酸基変性ジエン系ゴムの製造方法。
(4) 上記流体のpHが、2以下である、上記(1)~(3)のいずれかに記載の水酸基変性ジエン系ゴムの製造方法。
【発明の効果】
【0008】
以下に示すように、本発明によれば、水酸基変性ジエン系ゴムを得るための新規な方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の水酸基変性ジエン系ゴムの製造方法について説明する。
なお、本明細書において「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。
また、各成分は、1種を単独でも用いても、2種以上を併用してもよい。ここで、各成分について2種以上を併用する場合、その成分について含有量とは、特段の断りが無い限り、合計の含有量を指す。
また、ジエン系ゴムの分子量が増大すること、後述する変性率が高いことを、「本発明の効果が優れる」とも言う。
【0010】
[1]水酸基変性ジエン系ゴムの製造方法
本発明の水酸基変性ジエン系ゴムの製造方法(以下、「本発明の製造方法」とも言う)は、
ジエン系ゴムと、
超臨界状態の二酸化炭素と、水とを含有し、上記二酸化炭素に対する上記水の量が5質量%以上である、流体と、
を接触させることで、水酸基で変性されたジエン系ゴムを得る、水酸基変性ジエン系ゴムの製造方法である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

横浜ゴム株式会社
タイヤ
14日前
横浜ゴム株式会社
ゴム組成物
9日前
横浜ゴム株式会社
空気入りタイヤ
27日前
横浜ゴム株式会社
空気入りタイヤ
13日前
横浜ゴム株式会社
空気入りタイヤ
7日前
横浜ゴム株式会社
収容体付きタイヤ
13日前
横浜ゴム株式会社
機能部品付きタイヤ
13日前
横浜ゴム株式会社
機能部品付きタイヤ
13日前
横浜ゴム株式会社
機能部品付きタイヤ
13日前
横浜ゴム株式会社
機能部品付きタイヤ
13日前
横浜ゴム株式会社
機能部品付きタイヤ
13日前
横浜ゴム株式会社
機能部品付きタイヤ
13日前
横浜ゴム株式会社
ゴム組成物の製造方法
23日前
横浜ゴム株式会社
ゴム組成物およびタイヤ
15日前
横浜ゴム株式会社
チューブおよびその製造方法
2日前
横浜ゴム株式会社
タイヤ用ゴム組成物およびタイヤ
15日前
横浜ゴム株式会社
空気入りタイヤ及びその製造方法
3日前
横浜ゴム株式会社
水酸基変性ジエン系ゴムの製造方法
2日前
横浜ゴム株式会社
変性ジエン系重合体及びゴム組成物
23日前
横浜ゴム株式会社
対象物の遠隔管理システムおよび方法
22日前
横浜ゴム株式会社
ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ
3日前
横浜ゴム株式会社
ボビンでの金属線材自動結束装置および方法
24日前
横浜ゴム株式会社
タイヤベルトコート用ゴム組成物およびタイヤ
15日前
横浜ゴム株式会社
重荷重タイヤトレッド用ゴム組成物およびタイヤ
15日前
横浜ゴム株式会社
重荷重タイヤトレッド用ゴム組成物およびタイヤ
15日前
横浜ゴム株式会社
重荷重タイヤトレッド用ゴム組成物およびタイヤ
15日前
横浜ゴム株式会社
金属部材を有する高分子材料製品のX線透過画像の画像処理方法およびシステム
3日前
横浜ゴム株式会社
タイヤ音モデル作成方法、タイヤシミュレーション方法およびタイヤ音モデル作成装置
14日前
横浜ゴム株式会社
タイヤ音モデル作成方法、タイヤシミュレーション方法およびタイヤ音モデル作成装置
14日前
横浜ゴム株式会社
タイヤ音モデル作成方法、タイヤシミュレーション方法およびタイヤ音モデル作成装置
14日前
東ソー株式会社
摺動部材
20日前
東レ株式会社
多孔質構造体
2か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物
14日前
東ソー株式会社
加飾フィルム
29日前
東レ株式会社
CPUソケット
1か月前
東レ株式会社
CPUソケット
1か月前
続きを見る