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公開番号2025090446
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205666
出願日2023-12-05
発明の名称防火塗料及び防火材料木材
出願人玄々化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C09D 201/00 20060101AFI20250610BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】木材に塗装された際に、木目が視認され、木目の独特の見栄えを生かすことができる防火塗料を提供すること。
【解決手段】実施形態の防火塗料は、不揮発分換算で、合成樹脂結合剤が20~40質量%、発泡剤が35~55質量%、炭化剤が10~30質量%、発泡層安定化剤が1~10質量%、含有する。発泡剤は、窒素化合物含有発泡剤であり、平均粒子径(メジアン径;d50)が5~20μmである。防火塗料は、合成樹脂結合剤、発泡剤、炭化剤及び発泡層安定化剤の含有バランスにより、火災時の温度上昇によって発泡層を形成することができる。また、発泡剤は、窒素化合物含有発泡剤であり、平均粒子径が5~20μmであることによって、防火塗料が木材に塗装されて成膜した防火被膜は、隠ぺい率が低いものとなる。このため、木材に塗装された際に、木目が視認され、木目の独特の見栄えを生かすことができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
合成樹脂結合剤、発泡剤、炭化剤、発泡層安定化剤及び希釈剤を含有する防火塗料であって、
不揮発分換算で、該合成樹脂結合剤が20~40質量%、該発泡剤が35~55質量%、該炭化剤が10~30質量%、該発泡層安定化剤が1~10質量%、含有し、
該発泡剤は、窒素化合物含有発泡剤であり、平均粒子径(メジアン径;d50)が5~20μmであることを特徴とする防火塗料。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記発泡剤がポリリン酸アンモニウムであることを特徴とする請求項1に記載の防火塗料。
【請求項3】
前記発泡層安定化剤がフュームドシリカであることを特徴とする請求項1に記載の防火塗料。
【請求項4】
基材となる木材と、
該木材の表面に形成され、下塗塗料から成膜した下塗被膜と、該下塗被膜の上側に形成され、請求項1~3のいずれかに記載の防火塗料から成膜した防火被膜と、を備えることを特徴とする防火材料木材。
【請求項5】
前記防火被膜の上側に形成され、上塗塗料から成膜した上塗被膜を備える、ことを特徴とする請求項4に記載の防火材料木材。
【請求項6】
前記下塗塗料が合成樹脂結合剤とポリシロキサンとを含有することを特徴とする請求項4に記載の防火材料木材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、木材を防火材料化する防火塗料、及び、防火塗料によって防火材料化された防火材料木材に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、木材は、しなやかさを有し軽量であり、木材が有する木目が独特の見栄えを放つため、建築用材料や家具等工業用材料として使用されている。木材は、建築用材料として建物に使用される場合、建物の種類や規模、地域によっては防火材料化された木材の使用が義務付けられている。
【0003】
木材を防火材料化する防火塗料として、特許文献1には、結合剤、リン化合物、発泡剤、炭化剤及び発泡層安定化剤を含有する防火塗料が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-155932号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の防火塗料を用いて木材を防火材料化した場合、防火材料化された木材は、防火塗料に含有される原材料の隠ぺい性のため、木目が視認できなくなり、木目の独特の見栄えが失われてしまうおそれがあるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、木材に塗装された際に、木目が視認され、木目の独特の見栄えを生かすことができる防火塗料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態の防火塗料は、合成樹脂結合剤、発泡剤、炭化剤、発泡層安定化剤及び希釈剤を含有する防火塗料であって、
不揮発分換算で、該合成樹脂結合剤が20~40質量%、該発泡剤が35~55質量%、該炭化剤が10~30質量%、該発泡層安定化剤が1~10質量%、含有し、
該発泡剤は、窒素化合物含有発泡剤であり、平均粒子径(メジアン径;d50)が5~20μmであることを特徴とする。
【0008】
実施形態の防火塗料によれば、合成樹脂結合剤、発泡剤、炭化剤及び発泡層安定化剤の含有バランスにより、防火塗料から形成された防火被膜は、火災時の温度上昇によって発泡層を形成し、防火性能を発揮することができる。また、発泡剤は、窒素化合物含有発泡剤であり、平均粒子径(メジアン径;d50)が5~20μmであることによって、防火塗料から形成された防火被膜は、隠ぺい率が低いものとなる。このため、実施形態の防火塗料は、木材に塗装された際に、木目が視認され、木目の独特の見栄えを生かすことができる。
【0009】
ここで、上記防火塗料において、前記発泡剤がポリリン酸アンモニウムであるものとすることができる。
【0010】
これによれば、火災時の温度上昇によって発泡層を形成することができるとともに、防火塗料が木材に塗装されて成膜した防火被膜は、隠ぺい率が低いものとすることができ、木材に塗装された際に、木目が視認され、木目の独特の見栄えを生かすことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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