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公開番号
2025091312
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-18
出願番号
2023206514
出願日
2023-12-06
発明の名称
鞍乗り型電動車両
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B62K
19/30 20060101AFI20250611BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】電動機の着脱を容易にしながら駆動システムの耐浸水性を向上させることができる鞍乗り型電動車両を提供する。
【解決手段】電動機(電気モーター30)と、蓄電池(バッテリ100)と、制御装置(PCU320)と、を備える電動二輪車1は、前記制御装置と前記電動機との間に、前記制御装置から延びる第一配線と前記電動機から延びる第二配線とを着脱可能に接続する端子台50が設けられ、前記端子台50は、車両上下方向において乗員用の着座部(シート8)と足載せ部(フロアステップ9a)との間に配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両を走行させる電動機(30)と、
前記電動機(30)への供給電力を蓄電する蓄電池(100)と、
前記蓄電池(100)の電力を制御して前記電動機(30)に供給する制御装置(320)と、を備える鞍乗り型電動車両(1)において、
前記制御装置(320)と前記電動機(30)との間に、前記制御装置(320)から延びる第一配線(40A)と前記電動機(30)から延びる第二配線(40B)とを着脱可能に接続する端子台(50)が設けられ、
前記端子台(50)は、車両上下方向において乗員用の着座部(8)と足載せ部(9a)との間に配置されていることを特徴とする鞍乗り型電動車両。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記電動機(30)は、車両の駆動輪(4)と一体的に設けられるインホイールモータであることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型電動車両。
【請求項3】
前記着座部(8)と足載せ部(9a)との間に渡る外装部材(25d)を備え、
前記外装部材(25d)は、車両前後方向で前記端子台(50)を前方から覆い、
前記端子台(50)は、前記外装部材(25d)を取り外した際に、端子締結部(51,52,53)、又は前記端子締結部(51,52,53)を覆うカバー(55)を、車両前方に露出させることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型電動車両。
【請求項4】
前記制御装置(320)は、足載せ部(9a)の下方に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型電動車両。
【請求項5】
前記端子台(50)は、車体フレーム(11)に取り付けられる支持部材(56)に支持され、
前記支持部材(56)は、前記第一配線(40A)および前記第二配線(40B)を支持する配線支持部(58)を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型電動車両。
【請求項6】
車体のバンク角度を検知するバンク角センサ(60)を備え、
支持部材(56)は、前記バンク角センサ(60)を支持するセンサ支持部(57)を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型電動車両。
【請求項7】
前記着座部(8)の下方に前記蓄電池(100)を収納するバッテリボックス(103)を備え、
支持部材(56)は、前記バッテリボックス(103)を支持するボックス支持部(56a)を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型電動車両。
【請求項8】
前記端子台(50)は、長手方向が前記外装部材(25d)に沿うように配置されていることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型電動車両。
【請求項9】
前記端子台(50)は、前記着座部(8)の前端(8b)より後方に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型電動車両。
【請求項10】
前記電動機(30)および前記端子台(50)は、車体左右中央(CL)に対して左右方向一側方に偏って配置され、
前記端子台(50)は、左右方向一側方から前記第二配線(40B)が接続され、左右方向他側方から前記第一配線(40A)が接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型電動車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗り型電動車両に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両駆動用のモーターおよびバッテリと、バッテリの電力を制御してモーターに供給する制御装置と、を備える電動二輪車において、バッテリと制御装置との間に端子台を備え、バッテリ側のケーブルと制御装置側のケーブルとを分離可能としたものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の端子台は、フロア部の上方に位置し、浸水し難い配置とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-182930号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の構成は、バッテリと制御装置との間に端子台を備えることで、バッテリの着脱は容易になるが、モーターの着脱を容易にするものではない。例えばバッテリがモバイルバッテリである場合、端子台の有無によらずバッテリは容易に着脱可能である。一方、駆動輪に近付けるために車体下部に配置されることの多いモーターは、被水しやすいことから十分な防水対策がなされる。したがって、制御装置とモーターとの間に端子台を備えてモーターの着脱を容易にしながら、駆動システムの耐浸水性を良好に維持する構成が要望されている。
【0005】
そこで本発明は、電動機の着脱を容易にしながら駆動システムの耐浸水性を向上させることができる鞍乗り型電動車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題の解決手段として、本発明の第一の態様は、車両を走行させる電動機(30)と、前記電動機(30)への供給電力を蓄電する蓄電池(100)と、前記蓄電池(100)の電力を制御して前記電動機(30)に供給する制御装置(320)と、を備える鞍乗り型電動車両(1)において、前記制御装置(320)と前記電動機(30)との間に、前記制御装置(320)から延びる第一配線(40A)と前記電動機(30)から延びる第二配線(40B)とを着脱可能に接続する端子台(50)が設けられ、前記端子台(50)は、車両上下方向において乗員用の着座部(8)と足載せ部(9a)との間に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、制御装置および電動機の各々から延びる第一配線および第二配線が、端子台において互いに接続される。端子台は、着座部の下方で足載せ部よりも上方に配置される。これにより、制御装置および電動機の間の配線を端子台により着脱可能に分断し、電動機の脱着を容易にしつつ、端子台の被水を抑えて駆動システムの耐浸水性を向上させることができる。
【0007】
本発明の第二の態様は、上記第一の態様において、前記電動機(30)は、車両の駆動輪(4)と一体的に設けられるインホイールモータであることを特徴とする。
この構成によれば、タイヤ交換時等におけるインホイールモータの脱着を容易にしつつ、端子台の被水を抑えた構成とすることができる。
【0008】
本発明の第三の態様は、上記第一又は第二の態様において、前記着座部(8)と足載せ部(9a)との間に渡る外装部材(25d)を備え、前記外装部材(25d)は、車両前後方向で前記端子台(50)を前方から覆い、前記端子台(50)は、前記外装部材(25d)を取り外した際に、端子締結部(51,52,53)、又は前記端子締結部(51,52,53)を覆うカバー(55)を、車両前方に露出させることを特徴とする。
この構成によれば、着座部および足載せ部の間に渡る外装部材に端子台が前方から覆われることで、走行中の端子台への外乱を抑制するとともに外観性を向上させることができる。外装部材を取り外した際に、端子締結部又はそのカバーが車両前方に露出することで、外装部材を取り外せば足載せ部側から端子台に容易にアクセス可能となり、端子台に対する作業性を向上させることができる。
【0009】
本発明の第四の態様は、上記第一から第三の態様の何れか一つにおいて、前記制御装置(320)は、足載せ部(9a)の下方に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、制御装置を足載せ部よりも下方に配置することで、車体の低重心化を図ることができる。制御装置は防水性を高めることとなるが、制御装置とは別に端子台を設けることで、制御装置での配線の着脱を不要とし、作業性への影響を抑えることができる。
【0010】
本発明の第五の態様は、上記第一から第四の態様の何れか一つにおいて、前記端子台(50)は、車体フレーム(11)に取り付けられる支持部材(56)に支持され、前記支持部材(56)は、前記第一配線(40A)および前記第二配線(40B)を支持する配線支持部(58)を有していることを特徴とする。
この構成によれば、端子台を支持する支持部材が配線支持部を有することで、支持部材によって端子台および配線を効率よく支持することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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