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公開番号
2025091664
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207054
出願日
2023-12-07
発明の名称
液体吐出装置及び液体吐出装置の制御方法
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B41J
2/175 20060101AFI20250612BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】ノズルから吐出部内に空気が流入するおそれを低減できる液体吐出装置を提供する。
【解決手段】液体吐出装置は、ノズルから液体を吐出する吐出部と、吐出部と接続される収容部と、収容部と接続される圧力可変ユニットと、圧力可変ユニットを制御する制御部と、を備え、収容部は、収容部内を空気室と液室とに区画する膜部材を有し、液室は、吐出部と通じ、空気室は、圧力可変ユニットと通じ、圧力可変ユニットは、空気室を減圧する減圧ポンプと、減圧ポンプを駆動させるモーターと、を有し、制御部は、モーターの印加電圧が目標電圧に到達するまで、印加電圧を徐々に上昇させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ノズルから液体を吐出する吐出部と、
前記吐出部と接続される収容部と、
前記収容部と接続される圧力可変ユニットと、
前記圧力可変ユニットを制御する制御部と、を備え、
前記収容部は、前記収容部内を空気室と液室とに区画する膜部材を有し、
前記液室は、前記吐出部と通じ、
前記空気室は、前記圧力可変ユニットと通じ、
前記圧力可変ユニットは、
前記空気室を減圧する減圧ポンプと、
前記減圧ポンプを駆動させるモーターと、を有し、
前記制御部は、前記モーターの印加電圧が目標電圧に到達するまで、前記印加電圧を徐々に上昇させることを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記モーターの始動電圧よりも小さい電圧から前記印加電圧を上昇させることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記モーターに電圧を印加し始めてから所定時間が経過するまでの間、一定の傾きで前記印加電圧を上昇させることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記所定時間が経過した後、前記印加電圧の傾きを大きくすることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記印加電圧の傾きを大きくした後、前記印加電圧を前記目標電圧よりも小さい中継電圧で一定時間維持することを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
前記吐出部を搭載し、移動可能な移動体と、
前記吐出部に供給される液体が流れる供給流路と、
前記移動体に搭載され、前記供給流路及び前記吐出部に接続される流動部と、を備え、
前記流動部は、前記収容部を有することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
前記吐出部を搭載し、移動可能な移動体と、
前記吐出部に供給される液体が流れる供給流路と、
前記移動体に搭載され、前記供給流路及び前記吐出部に接続される流動部と、を備え、
前記収容部は、前記供給流路に位置することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項8】
前記流動部は、前記収容部よりも上流に位置する調整弁を有し、
前記調整弁は、前記液室の圧力が所定圧力以下になると開くように構成され、
前記所定圧力は、前記ノズルに形成されるメニスカスの耐圧よりも大きいことを特徴とする請求項6に記載の液体吐出装置。
【請求項9】
ノズルから液体を吐出する吐出部と、
前記吐出部に供給される液体が流れる供給流路と、
前記供給流路及び前記吐出部に接続され、前記吐出部に供給される液体の流動を制御する流動部と、を備え、
前記流動部と接続される圧力可変ユニットと、
前記圧力可変ユニットを制御する制御部と、を備え、
前記流動部は、
前記流動部内の流動空間を空気室と液室とに区画する膜部材と、
前記液室よりも上流に位置する調整弁と、を有し、
前記液室は、前記吐出部と通じ、
前記空気室は、前記圧力可変ユニットと通じ、
前記圧力可変ユニットは、
前記空気室を減圧する減圧ポンプと、
前記減圧ポンプを駆動させるモーターと、を有し、
前記調整弁は、前記液室の圧力が所定圧力以下になると開くように構成される液体吐出装置の制御方法であって、
前記モーターに印加する印加電圧が目標電圧に到達するまで、前記印加電圧を徐々に上昇させることを含むことを特徴とする液体吐出装置の制御方法。
【請求項10】
前記モーターの始動電圧よりも小さい電圧から前記印加電圧を上昇させることを含むことを特徴とする請求項9に記載の液体吐出装置の制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置及び液体吐出装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ノズルから液体を吐出する吐出部と、吐出部と接続される収容部とを備える液体吐出装置が記載されている。収容部は、収容部内を空気室と液室とに区画する膜部材を有する。液体吐出装置は、空気室を減圧する減圧ポンプを有する。減圧ポンプが空気室を減圧すると、吐出部から液室に液体が流入する。減圧ポンプが停止すると、空気室に空気が流入することによって液室が加圧される。これにより、液体吐出装置は、ノズルから液体を排出させたり、液体を循環させたりする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-19154号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
こうした液体吐出装置においては、減圧ポンプが空気室を急激に減圧すると、ノズルから吐出部内に空気が流入するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する液体吐出装置は、ノズルから液体を吐出する吐出部と、前記吐出部と接続される収容部と、前記収容部と接続される圧力可変ユニットと、前記圧力可変ユニットを制御する制御部と、を備え、前記収容部は、前記収容部内を空気室と液室とに区画する膜部材を有し、前記液室は、前記吐出部と通じ、前記空気室は、前記圧力可変ユニットと通じ、前記圧力可変ユニットは、前記空気室を減圧する減圧ポンプと、前記減圧ポンプを駆動させるモーターと、を有し、前記制御部は、前記モーターの印加電圧が目標電圧に到達するまで、前記印加電圧を徐々に上昇させる。
【0006】
上記課題を解決する液体吐出装置の制御方法は、ノズルから液体を吐出する吐出部と、前記吐出部に供給される液体が流れる供給流路と、前記供給流路及び前記吐出部に接続され、前記吐出部に供給される液体の流動を制御する流動部と、を備え、前記流動部と接続される圧力可変ユニットと、前記圧力可変ユニットを制御する制御部と、を備え、前記流動部は、前記流動部内の流動空間を空気室と液室とに区画する膜部材と、前記液室よりも上流に位置する調整弁と、を有し、前記液室は、前記吐出部と通じ、前記空気室は、前記圧力可変ユニットと通じ、前記圧力可変ユニットは、前記空気室を減圧する減圧ポンプと、前記減圧ポンプを駆動させるモーターと、を有し、前記調整弁は、前記液室の圧力が所定圧力以下になると開くように構成される液体吐出装置の制御方法であって、前記モーターに印加する印加電圧が目標電圧に到達するまで、前記印加電圧を徐々に上昇させる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、液体吐出装置の一例を示す模式図である。
図2は、収容部の一例を示す断面図である。
図3は、流動部の一例を示す断面図である。
図4は、印加電圧の推移を示すグラフである。
図5は、加圧空気室の圧力推移を示すグラフである。
図6は、加圧液室の圧力推移を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、液体吐出装置の一実施例について図を参照しながら説明する。液体吐出装置は、例えば、用紙、布帛などの媒体に液体の一例であるインクを吐出することによって、文字、写真などの画像を印刷するインクジェット式のプリンターである。
【0009】
<液体吐出装置>
図1に示すように、液体吐出装置11は、液体吐出ユニット12を備える。液体吐出ユニット12は、液体を吐出するように構成される。液体吐出ユニット12は、媒体M1に液体を吐出することによって、媒体M1に画像を印刷する。
【0010】
液体吐出ユニット12には、液体収容体13から液体が供給される。液体収容体13は、液体を収容する。液体収容体13は、例えば、インクカートリッジ、インクタンクなどである。液体収容体13は、液体吐出装置11に装着される。液体吐出装置11は、液体収容体13を装着可能に構成される。
(【0011】以降は省略されています)
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