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公開番号2025092181
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207901
出願日2023-12-08
発明の名称記録装置及び記録装置の制御方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 11/02 20060101AFI20250612BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】記録部に異物が付着するおそれを低減できる記録装置及び記録装置の制御方法を提供する。
【解決手段】記録装置は、静電吸着によって媒体を搬送する搬送ベルト17と、媒体に画像を記録する記録部22と、搬送ベルトに搬送される媒体を除電する除電部42と、搬送ベルトをクリーニングするクリーニング部31と、制御部と、を備え、記録部は、搬送ベルトに接近した記録位置と、搬送ベルトから離れた離間位置P2と、の間で移動するように構成され、除電部は、搬送ベルトと接触する除電位置R1と、搬送ベルトから退避した退避位置と、の間で移動するように構成され、制御部は、除電部を除電位置から退避位置に退避させた後に除電部を退避位置から除電位置に復帰させる場合に、搬送ベルトのうち除電部が除電位置に復帰したときに接触した接触部分A1がクリーニング部を通過するまで、記録部が離間位置に位置する状態で搬送ベルトを回転させる。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
静電吸着によって媒体を搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトによって搬送される媒体に画像を記録する記録部と、
媒体の搬送方向において前記記録部よりも上流に位置し、前記搬送ベルトに搬送される媒体を除電する除電部と、
前記搬送ベルトに接触することによって前記搬送ベルトをクリーニングするクリーニング部と、
制御部と、を備え、
前記記録部は、前記搬送ベルトに接近した記録位置と、前記搬送ベルトから離れた離間位置と、の間で移動するように構成され、
前記除電部は、前記搬送ベルトと接触する除電位置と、前記搬送ベルトから退避した退避位置と、の間で移動するように構成され、
前記制御部は、前記除電部を前記除電位置から前記退避位置に退避させた後に前記除電部を前記退避位置から前記除電位置に復帰させる場合に、前記搬送ベルトのうち前記除電部が前記除電位置に復帰したときに接触した接触部分が前記クリーニング部を通過するまで、前記記録部が前記離間位置に位置する状態で前記搬送ベルトを回転させることを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記除電部を前記除電位置から前記退避位置に退避させた後に、前記記録部が前記離間位置に位置する状態で前記搬送ベルトの回転を開始することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記除電部を前記除電位置から前記退避位置に退避させることと同時に、前記記録部が前記離間位置に位置する状態で前記搬送ベルトの回転を開始することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記記録部が前記離間位置に位置する状態で前記搬送ベルトの回転を開始した後に、前記除電部を前記除電位置から前記退避位置に退避させることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記接触部分が前記クリーニング部を通過した後に、前記搬送ベルトを停止させることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の記録装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記接触部分が前記クリーニング部を複数回通過した後に、前記搬送ベルトを停止させることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
【請求項7】
前記除電部は、
回転軸を有し、
前記回転軸を中心に回転することによって前記除電位置と前記退避位置との間で移動するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項8】
前記搬送ベルトの回転方向は、前記除電部が前記退避位置から前記除電位置に復帰する場合における前記除電部の回転方向と反対方向であることを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
【請求項9】
前記除電部から異物を回収する回収部を備え、
前記回収部は、前記除電位置と前記退避位置との間で移動する前記除電部と接触することによって、前記除電部から異物を回収することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項10】
媒体の搬送枚数をカウントするカウント部を備え、
前記制御部は、前記カウント部がカウントした前記搬送枚数が所定枚数に達した場合に、前記除電部を前記除電位置から前記退避位置に退避させることを特徴とする請求項9に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録装置及び記録装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、静電吸着によって媒体を搬送する搬送ベルトと、媒体に画像を記録する記録部と、媒体を除電する除電部とを備える記録装置が記載されている。搬送ベルト上の媒体を除電部が除電することによって、搬送ベルトに媒体が吸着されやすくなる。
【0003】
除電部は、搬送ベルトに接触する除電位置と、搬送ベルトから退避する退避位置との間で移動するように構成される。例えば、媒体詰まりが生じた場合に、除電部は、退避位置に移動する。除電部が搬送ベルトから離れることによって、媒体を除去しやすくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-116534号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
こうした記録装置においては、除電部が媒体を除電することによって、媒体から生じる紙粉、繊維、塵埃などの異物が除電部に付着する。除電部が移動する場合に、除電部から搬送ベルトに異物が落下することがある。異物が付着した搬送ベルトが回転すると、異物が記録部に付着することがある。記録部に異物が付着すると、記録品質が低下するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する記録装置は、静電吸着によって媒体を搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトによって搬送される媒体に画像を記録する記録部と、媒体の搬送方向において前記記録部よりも上流に位置し、前記搬送ベルトに搬送される媒体を除電する除電部と、前記搬送ベルトに接触することによって前記搬送ベルトをクリーニングするクリーニング部と、制御部と、を備え、前記記録部は、前記搬送ベルトに接近した記録位置と、前記搬送ベルトから離れた離間位置と、の間で移動するように構成され、前記除電部は、前記搬送ベルトと接触する除電位置と、前記搬送ベルトから退避した退避位置と、の間で移動するように構成され、前記制御部は、前記除電部を前記除電位置から前記退避位置に退避させた後に前記除電部を前記退避位置から前記除電位置に復帰させる場合に、前記搬送ベルトのうち前記除電部が前記除電位置に復帰したときに接触した接触部分が前記クリーニング部を通過するまで、前記記録部が前記離間位置に位置する状態で前記搬送ベルトを回転させる。
【0007】
上記課題を解決する記録装置の制御方法は、静電吸着によって媒体を搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトによって搬送される媒体に画像を記録する記録部と、媒体の搬送方向において前記記録部よりも上流に位置し、前記搬送ベルトに搬送される媒体を除電する除電部と、前記搬送ベルトに接触することによって前記搬送ベルトをクリーニングするクリーニング部と、を備え、前記記録部は、前記搬送ベルトに接近した記録位置と、前記搬送ベルトから離れた離間位置と、の間で移動するように構成され、前記除電部は、前記搬送ベルトと接触する除電位置と、前記搬送ベルトから退避した退避位置と、の間で移動するように構成される記録装置の制御方法であって、前記除電部を前記除電位置から前記退避位置に退避させた後に前記除電部を前記退避位置から前記除電位置に復帰させる場合に、前記搬送ベルトのうち前記除電部が前記除電位置に復帰したときに接触した接触部分が前記クリーニング部を通過するまで、前記記録部が前記離間位置に位置する状態で前記搬送ベルトを回転させることを含む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、記録装置の一実施例を示す模式図である。
図2は、図1に示す状態から記録部が離間位置に変位した模式図である。
図3は、除電部及びクリーニング部を示す断面図である。
図4は、図3に示す状態から除電部が退避位置に変位した断面図である。
図5は、変位動作が開始したときの側面図である。
図6は、変位動作が終了したときの側面図である。
図7は、接触部分がクリーニング部を通過するときの側面図である。
図8は、回収動作を示すフローチャートである。
図9は、図8とは異なる回収動作を示すフローチャートである。
図10は、図8及び図9とは異なる回収動作を示すフローチャートである。
図11は、図8、図9及び図10とは異なる回収動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、記録装置の一実施例について図を参照しながら説明する。記録装置は、例えば、用紙、布帛などの媒体に液体の一例であるインクを吐出することによって、文字、写真などの画像を記録するインクジェット式のプリンターである。
【0010】
<記録装置>
図1に示すように、記録装置11は、筐体12を備える。
記録装置11は、収容部13を備える。収容部13は、媒体99を収容するように構成される。収容部13は、例えば、筐体12から引き出し可能なカセットである。収容部13は、積層された複数の媒体99を収容する。
(【0011】以降は省略されています)

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