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公開番号2025093359
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023208950
出願日2023-12-12
発明の名称定着装置及び画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20250617BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】反射部材の過度な温度上昇を抑制するとともに、稼働状態までの復帰時間の遅延を抑制する。
【解決手段】本発明の定着装置は、回転する定着部材と、定着部材の外周面に当接してニップ部を形成し、ニップ部を通過する記録材を加圧する加圧部材と、定着部材の内側に配置された熱源と、反射部材であって、熱源からの輻射熱を定着部材の内周面に向けて反射する反射部と、定着部材を介して加圧部材の加圧力を受ける加圧受け部とを有し、反射部と加圧受け部とが、一体に又は熱的に接続されている反射部材と、を備える。
また、反射部材の加圧受け部と定着部材の間に断熱部材を有し、断熱部材は、専ら記録材の通紙領域に存在し、両端の非通紙領域には存在しないか、又は切欠き状である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
回転する定着部材と、
前記定着部材の外周面に当接してニップ部を形成し、当該ニップ部を通過する記録材を加圧する加圧部材と、
前記定着部材の内側に配置された熱源と、
反射部材であって、前記熱源からの輻射熱を前記定着部材の内周面に向けて反射する反射部と、前記定着部材を介して前記加圧部材の加圧力を受ける加圧受け部とを有し、前記反射部と前記加圧受け部とが、一体に又は熱的に接続されている反射部材と、
を備える定着装置において、
前記反射部材の前記加圧受け部と前記定着部材の間に断熱部材を有し、
前記断熱部材は、専ら前記記録材の通紙領域に存在し、両端の非通紙領域には存在しないか、又は切欠き状であることを特徴とする、定着装置。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記断熱部材は、シート状に形成された、シリカエアロゲルを含む部材であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記通紙領域は、最大紙幅範囲であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項4】
前記両端の非通紙領域に、前記通紙領域における前記断熱部材と同じ厚みの金属部材を有することを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
【請求項5】
前記断熱部材と前記定着部材の間に、前記定着部材の内周面に対する摺動性が高い摺動部材を有することを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
【請求項6】
前記摺動部材は、前記断熱部材よりも熱伝導率の高い部材で形成されていることを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
【請求項7】
前記摺動部材は、前記断熱部材の長手方向両端に対応する位置に、当該摺動部材よりも熱伝導率の低い部材を有することを特徴とする、請求項6に記載の定着装置。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれか一項に記載の定着装置を備える画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
複写機やプリンタなどの電子写真式の画像形成装置は、用紙などの記録材にトナー像を定着させる定着装置を備える。この定着装置には、種々の方式が用いられているが、一般的な方式として摺動ベルト方式が知られている。
【0003】
例えば特許文献1には、回転する定着部材と、定着部材に当接してニップ部を形成する加圧部材と、熱源と、熱源からの輻射熱を定着部材に向かって反射する反射部及び加圧部材の加圧力を、定着部材を介して受ける加圧受け部とが一体、もしくは熱的に接続された反射部材を有し、加圧受け部は、摺動性が高い摺動部材を介して定着部材に当接する定着装置が開示されている。
【0004】
上記定着装置は、輻射熱を反射部にて反射するため、定着部材を効率的に加熱できる。また、反射部と加圧受け部が一体、もしくは熱的に接続されているため、反射部の熱を定着部材などに逃がし、反射部(反射部材)の過度な温度上昇を抑制できる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、その反面、定着装置が冷えた状態から稼働状態に復帰する際は、反射部材よりも熱容量の小さい定着部材の方が早く温度上昇するため、定着部材の熱が反射部材に逃げてしまい、定着装置の復帰時間が遅くなるおそれがあった。
【0006】
そこで本発明は、反射部材の過度な温度上昇を抑制するとともに、稼働状態までの復帰時間の遅延を抑制できる定着装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題は、回転する定着部材と、前記定着部材の外周面に当接してニップ部を形成し、当該ニップ部を通過する記録材を加圧する加圧部材と、前記定着部材の内側に配置された熱源と、反射部材であって、前記熱源からの輻射熱を前記定着部材の内周面に向けて反射する反射部と、前記定着部材を介して前記加圧部材の加圧力を受ける加圧受け部とを有し、前記反射部と前記加圧受け部とが、一体に又は熱的に接続されている反射部材と、を備える定着装置において、前記反射部材の前記加圧受け部と前記定着部材の間に断熱部材を有し、前記断熱部材は、専ら前記記録材の通紙領域に存在し、両端の非通紙領域には存在しないか、又は切欠き状であることを特徴とする、定着装置によって解決される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、反射部材の過度な温度上昇を抑制するとともに、稼働状態までの復帰時間の遅延を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。
本発明の一実施形態に係る定着装置の概略構成図である。
本発明の一実施形態に係る断熱部材の構成を示す斜視図である。
断熱部材の両端(端部領域)に金属部材を設けた構成を示す模式図である。
従来の定着装置の概略構成図である。
反射部材から定着ベルトに至る熱の流れを示す模式図である。
本発明の一実施形態に係る定着装置の作用及び効果を示すマトリクス図である。
均熱部材に、両端部領域への熱の移動を抑制する部材を設けた構成を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。以下、本発明を、電子写真式の画像形成装置であるレーザープリンタ(以下、「プリンタ」という。)に適用した実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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