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公開番号2025082411
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195705
出願日2023-11-17
発明の名称画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 21/16 20060101AFI20250522BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】加圧装置における解除レバーによる加圧機構の加圧・加圧解除を良好におこなえるようにする。
【解決手段】加圧ローラ31に対して定着ベルト21を加圧する加圧機構51と、支軸53aを中心に所定の回転方向に回転することで加圧機構51による加圧を解除可能な解除レバー53と、を具備した定着装置20が、画像形成装置本体1の内部に設置されている。また、回動軸110aを中心に所定の回動方向に回動することで画像形成装置本体1の内部を開放可能な本体カバー110が設けられている。そして、本体カバー110の開閉動作に連動して解除レバー53が支軸53aを中心に回転方向の正方向・逆方向に回転して加圧機構51の加圧解除・加圧がおこなわれるように構成されている。そして、本体カバー110に、解除レバー53の回転時の軸方向の倒れを制限する制限部材113が設けられている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
画像形成装置本体の内部に設置されて、被加圧体に対して加圧体を加圧する加圧機構と、支軸を中心に所定の回転方向に回転することで前記加圧機構による加圧を解除可能な解除レバーと、を具備した加圧装置と、
回動軸を中心に所定の回動方向に回動することで前記画像形成装置本体の内部を開放可能な本体カバーと、
を備え、
前記本体カバーの開閉動作に連動して前記解除レバーが前記支軸を中心に前記回転方向の正方向・逆方向に回転して前記加圧機構の加圧解除・加圧がおこなわれるように構成され、
前記本体カバーに、前記解除レバーの回転時の軸方向の倒れを制限する制限部材を設けたことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記制限部材は、前記解除レバーに対して回転時に倒れ方向に作用する力が所定値以上になる範囲に設けられたことを特徴とする請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項３】
前記本体カバーの閉鎖動作に連動して、前記解除レバーが前記本体カバーの摺接部に摺接しながら押されることで、前記解除レバーが前記回転方向の逆方向に回転するように構成され、
前記本体カバーの前記摺接部は、前記解除レバーの摺接抵抗を減ずるように形成されたことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の画像形成装置。
【請求項４】
前記摺接部は、スロープ状に形成されたことを特徴とする請求項３に記載の画像形成装置。
【請求項５】
前記摺接部は、前記制限部材と一体的に形成されたことを特徴とする請求項４に記載の画像形成装置。
【請求項６】
前記摺接部は、前記本体カバーと前記画像形成装置本体とに張架されて、前記本体カバーの開放範囲を制限する有端状のベルト状部材であることを特徴とする請求項３に記載の画像形成装置。
【請求項７】
前記制限部材は、
前記本体カバーのウラ面に対して直交する方向に起立する壁状部材であって、
前記解除レバーの前記回転方向の上流側に対応する端部と下流側に対応する端部とのうち少なくとも一方の端部に、前記解除レバーから離れる方向に傾斜するテーパ部が形成されたことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の画像形成装置。
【請求項８】
前記制限部材は、
前記本体カバーのウラ面に対して直交する方向に起立する壁状部材であって、
前記本体カバーから離れる側の端部に、前記解除レバーから離れる方向に傾斜するテーパ部が形成されたことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の画像形成装置。
【請求項９】
前記本体カバーは、開放時に前記解除レバーに嵌合して、前記解除レバーを前記回転方向の正方向に回転させる嵌合部材を具備したことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の画像形成装置。
【請求項１０】
前記加圧機構は、軸部を中心に正逆方向に回転可能であって、前記加圧体を加圧方向に付勢可能な加圧レバーを具備し、
前記加圧装置は、前記加圧レバーと前記解除レバーとに接続された引張スプリングを具備したことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の画像形成装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
この発明は、定着装置などの加圧装置を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置に関するものである。
続きを表示（約 2,200 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、加圧レバーなどからなる加圧機構によって、加圧ローラなどの加圧体を定着ローラなどの被加圧体に加圧する定着装置などの加圧装置を設置したものが知られている（例えば、特許文献１参照。）。
【０００３】
一方、特許文献１には、定着装置（加圧装置）における加圧レバー（加圧機構）の加圧解除をおこなうための解除レバーを設置する技術が開示されている。
また、特許文献１には、加圧解除された状態の定着装置に対して、画像形成装置本体において開放状態にあった本体カバーを閉鎖するユーザーの操作に連動して、解除レバーが本体カバーに押されて、加圧レバーが加圧解除状態から加圧状態に移行する技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１の技術は、本体カバーの閉鎖動作に連動して解除レバーが回転して、加圧機構が加圧解除状態から加圧状態に移行するため、加圧装置に対するユーザーの操作が簡素化される効果が大いに期待できる。
しかし、特許文献１の技術は、解除レバーが支軸を中心にして回転するときに、解除レバーに軸方向の力が作用して、解除レバーが軸方向に倒れて（捻じれて）しまう可能性があった。そして、そのような場合、解除レバーによる加圧機構の加圧や加圧解除が正常におこなえなくなってしまうことになる。
【０００５】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、加圧装置における解除レバーによる加圧機構の加圧・加圧解除を良好におこなうことができる、画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
この発明における画像形成装置は、画像形成装置本体の内部に設置されて、被加圧体に対して加圧体を加圧する加圧機構と、支軸を中心に所定の回転方向に回転することで前記加圧機構による加圧を解除可能な解除レバーと、を具備した加圧装置と、回動軸を中心に所定の回動方向に回動することで前記画像形成装置本体の内部を開放可能な本体カバーと、を備え、前記本体カバーの開閉動作に連動して前記解除レバーが前記支軸を中心に前記回転方向の正方向・逆方向に回転して前記加圧機構の加圧解除・加圧がおこなわれるように構成され、前記本体カバーに、前記解除レバーの回転時の軸方向の倒れを制限する制限部材を設けたものである。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、加圧装置における解除レバーによる加圧機構の加圧・加圧解除を良好におこなうことができる、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
定着装置を示す構成図である。
定着装置を幅方向にみた上面図である。
定着ベルトとガイド部材とを幅方向に示す概略側面図である。
本体カバーが開放されるときの、解除レバーと加圧機構との動作を示す図である。
本体カバーが開放されるときの、解除レバーの動作を示す斜視図である。
本体カバーの閉鎖時における、解除レバーとスロープ部材との位置関係を示す図である。
本体カバーのウラ面に直交する方向からみた、解除レバーと制限部材とを示す図である。
本体カバーの水平方向に対する角度の変化にともなう、解除レバーにかかる負荷の変化を示すグラフである。
変形例１としての、本体カバーのウラ面に直交する方向からみた、解除レバーと制限部材とを示す図である。
変形例２としての、本体カバーのウラ面に沿う方向からみた、解除レバーと制限部材とを示す図である。
変形例３としての、本体カバーの閉鎖時における、解除レバーとベルト状部材との位置関係を示す図である。
変形例４としての、定着装置を示す構成図である。
変形例５としての、定着装置を示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【００１０】
まず、図１にて、画像形成装置１における全体の構成・動作について説明する。
図１に示すように、本実施の形態における画像形成装置１は、タンデム型カラープリンタである。画像形成装置本体１の上方にあるボトル収容部１０１には、各色（イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック）に対応した４つのトナーボトル１０２Ｙ、１０２Ｍ、１０２Ｃ、１０２Ｋが着脱可能（交換可能）に設置されている。
ボトル収容部１０１の下方には中間転写ユニット８５が配設されている。その中間転写ユニット８５の中間転写ベルト７８に対向するように、各色（イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック）に対応した作像部４Ｙ、４Ｍ、４Ｃ、４Ｋが並設されている。
（【００１１】以降は省略されています）

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