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公開番号2025096890
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023212866
出願日2023-12-18
発明の名称画像形成装置、吐出量調整方法およびプログラム
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類B41J 2/165 20060101AFI20250623BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】メンテナンスを行うための構成を複雑化させることなく、フラッシング動作の際にノズルから吐出するインクの量を抑制することができる画像形成装置、吐出量調整方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】画像形成装置は、インクを吐出するノズルを有するインクジェットヘッドと、インクジェットヘッドに対して行われるノズルワイピング動作およびフラッシング動作を制御する制御部とを備え、制御部は、ノズルワイピング動作が行われてからフラッシング動作が開始されるまでの待機時間に応じて、フラッシング動作の際にノズルから吐出されるインクの吐出量を変化させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
インクを吐出するノズルを有するインクジェットヘッドと、
前記インクジェットヘッドに対して行われるノズルワイピング動作およびフラッシング動作を制御する制御部と
を備え、
前記制御部は、
前記ノズルワイピング動作が行われてから前記フラッシング動作が開始されるまでの待機時間に応じて、前記フラッシング動作の際に前記ノズルから吐出される前記インクの吐出量を変化させる
画像形成装置。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記待機時間が長いほど、前記インクの吐出量を多くする
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記インクの拡散速度に応じて前記インクの吐出量を設定する
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記インクの拡散速度が速いほど前記吐出量が多くなるように、前記インクの吐出量を設定する
請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記インクの拡散速度に影響する要因は、前記インクの粘度であり、
前記制御部は、
前記インクの粘度が低いほど前記吐出量が多くなるように、前記インクの吐出量を設定する
請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記インクの拡散速度に影響する要因は、インクタンク内の前記インクの背圧であり、
前記制御部は、
前記インクタンク内の前記インクの背圧が高いほど前記吐出量が多くなるように、前記インクの吐出量を設定する
請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記インクジェットヘッドの前記ノズルが形成されたノズル面に形成される撥水膜の有無に応じて前記インクの吐出量を設定する
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記インクジェットヘッドは、単色の前記インクを吐出するものであり、
複数の前記インクジェットヘッドを備える
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記インクジェットヘッドは、複数色の前記インクを吐出する前記ノズルを有する
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
インクを吐出するノズルを有するインクジェットヘッドに対するノズルワイピング動作を行い、
前記ノズルワイピング動作が行われてからフラッシング動作が開始されるまでの待機時間に応じて、前記フラッシング動作の際に前記ノズルから吐出される前記インクの吐出量を変化させる
吐出量調整方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置、吐出量調整方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、搬送装置により搬送される記録媒体に対して、インクジェットヘッドに形成された複数のノズルからインクを吐出させることにより、記録媒体に画像を形成するインクジェット画像形成装置が知られている。
【0003】
インクジェット画像形成装置が有するインクジェットヘッドは、複数のノズルからインクを吐出する。このとき、各ノズルは、個別に圧力が印加される。これにより、記録する画像に応じたインクの吐出制御が行われる。ノズルのインク吐出口は、画像形成時に記録媒体に対向するインクジェットヘッドのノズル面に整列して開口している。
【0004】
このような構成のインクジェット画像形成装置において、ノズル面に異物の付着、乾燥増粘したインクの残留および気泡の混在等がある場合には、画像を形成するための良好なインク吐出が困難となる。そこで、インクの吐出状態を良好に維持するために、インクジェットヘッドのメンテナンス動作が行われる。メンテナンス動作では、一般に、各ノズルからノズル内のインクを排出するパージ動作と、ノズル面のインクを除去するノズルワイピング動作と、ノズル内の異常なインクを排出するフラッシング動作とが順次行われる。
【0005】
ところで、ノズルワイピング動作では、通常、ノズルの配列方向に沿ってインクを払拭する。このとき、例えばインクジェットヘッドが複数色インクを吐出可能なヘッドである場合には、互いのインクがワイピング部材を介して移動し、各ノズルの内部においてインクが混色するといった異常が生じてしまうことがある。
【0006】
そこで、最近では、インクの混色を抑制する種々の技術が提案されている。例えば、特許文献1には、ノズルワイピング動作によってインクが除去されたノズルから順次フラッシング動作を行うインクジェット画像形成装置が開示されている。このインクジェット画像形成装置では、あるノズルから吐出されたインクがノズルワイピング動作によって他のノズルに浸入しても、インクが浸入した順にノズルからインクが吐出される。そのため、各ノズルの内部でのインクの混色を抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2013-111897号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、従来のフラッシング動作では、ノズル内に浸入した異常なインクが確実に除去されるように、インクジェットヘッドに形成された各ノズルから一定量のインクが吐出される。そのため、インクを不要に吐出する必要があるという問題点があった。
【0009】
また、特許文献1に記載のインクジェット画像形成装置では、ノズルワイピング動作が行われたノズルからフラッシング動作が行われる。そのため、ノズルワイピング動作とフラッシング動作とのタイミングを調整するための制御が必要となり、装置コストが増大してしまう。さらに、この場合には、ノズル毎にフラッシング動作を開始するタイミングが異ならせるように制御する必要もあることから、装置の構成が複雑化してしまう。
【0010】
本開示は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、メンテナンスを行うための構成を複雑化させることなく、フラッシング動作の際にノズルから吐出するインクの量を抑制することができる画像形成装置、吐出量調整方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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