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公開番号2025097199
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023213353
出願日2023-12-18
発明の名称液体回収装置
出願人理想科学工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/17 20060101AFI20250623BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】追加の物質を用いることなく、廃液の廃棄の手間を軽減できる液体回収装置を提供する。
【解決手段】制御部は、前処理液の廃液をポンプ41により前処理液貯留タンク34から混合液容器38へ送液し、混合液容器38へ送液した量の前処理液の廃液により凝集する範囲の量のインクの廃液をポンプ43によりインク貯留タンク35から混合液容器38へ送液し、混合液容器38へ送液した以外のインクの廃液をポンプ44によりインク貯留タンク35から廃液ボトル39へ送液するよう制御する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1液体の廃液を貯留する第1容器と、
前記第1液体の廃液と、前記第1液体を凝集させる第2液体の廃液とを混合して貯留する第2容器と、
前記第1液体の廃液を前記第1容器へ送液する第1送液部と、
前記第2液体の廃液を前記第2容器へ送液する第2送液部と、
前記第1液体の廃液を前記第2容器へ送液する第3送液部と、
前記第2液体の廃液を前記第2送液部により前記第2容器へ送液し、前記第2容器へ送液した量の前記第2液体の廃液により凝集する範囲の量の前記第1液体の廃液を前記第3送液部により前記第2容器へ送液し、前記第2容器へ送液した以外の前記第1液体の廃液を前記第1送液部により前記第1容器へ送液するよう制御する制御部と
を備えることを特徴とする液体回収装置。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記第2容器内の前記第1液体の廃液と前記第2液体の廃液との混合液を撹拌する撹拌部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の液体回収装置。
【請求項3】
前記第1液体の廃液が前記第2液体の廃液により凝集して凝集物が形成された前記第2容器に吸水性ポリマーを投入する吸水性ポリマー投入部をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の液体回収装置。
【請求項4】
前記第1液体の廃液が前記第2液体の廃液により凝集して凝集物が形成された前記第2容器から液分を除去するフィルタをさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の液体回収装置。
【請求項5】
前記第1液体は、インクであり、
前記第2液体は、インクを凝集させる処理液であることを特徴とする請求項2に記載の液体回収装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体を回収する液体回収装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット印刷装置において、インクジェットヘッドの吐出不良を低減するため、インクジェットヘッドのメンテナンス動作が行われる。インクジェットヘッドのメンテナンス動作として、例えば、ノズルからインクを強制的に排出させる、いわゆるパージを行った後、ワイパでインクジェットヘッドのノズル面をワイプする一連の動作が知られている。
【0003】
上述のようなインクジェットヘッドのメンテナンス動作において排出されたインクは、廃液として廃液ボトルに回収された後、廃棄される。
【0004】
ところで、インクジェット印刷装置のなかには、印刷媒体にインクを吐出する前に、インクを凝集する前処理液を吐出するものがある。
【0005】
このようなインクジェット印刷装置では、インクジェットヘッドのメンテナンス動作において、インクと前処理液とが排出される。このため、インクの廃液と前処理液の廃液とが発生する。
【0006】
インク用の廃液ボトルと前処理液用の廃液ボトルとを個別に設けた場合、それぞれに回収される廃液量が異なるため、廃液管理が煩雑になる。また、それぞれの廃液ボトルが満杯になるタイミングが異なるため、廃液ボトルに貯留された廃液を廃棄する回数が多くなり、廃液の廃棄に手間がかかる。
【0007】
インクの廃液と前処理液の廃液とを1つの廃液ボトルに回収する構成とすれば、インク用の廃液ボトルと前処理液用の廃液ボトルとを個別に設けた場合よりも、廃液管理は簡単になる。
【0008】
しかし、1つの廃液ボトルにインクの廃液と前処理液の廃液とを回収すると、それらが反応して凝集物が発生する。このため、廃液ボトルの廃液を廃棄しても、凝集物が残存することで、廃液ボトルの容量が低下することがある。廃液ボトルの容量が低下すると、廃液ボトルの廃液を廃棄する頻度が増加し、廃液の廃棄に手間がかかる。
【0009】
これに対し、特許文献1には、混合すると凝集や増粘が発生する2種以上の印字用液体を廃棄処理する際に、凝集・増粘防止剤を含ませることで、混合廃液の凝集や増粘を抑制する技術が開示されている。
【0010】
この技術を用いれば、インクの廃液と前処理液の廃液とを1つの廃液ボトルに回収する構成でも、凝集物が残存することによる廃液ボトルの容量の低下が抑えられ、廃液ボトルの廃液を廃棄する頻度の増加が抑えられる。この結果、廃液の廃棄の手間を軽減できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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