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公開番号2025098751
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023215102
出願日2023-12-20
発明の名称歯車装置
出願人住友重機械工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F16H 57/023 20120101AFI20250625BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】シール部材の摺動による機械損失を低減できる歯車装置を提供する。
【解決手段】ピニオン軸12を有する回転体16と、回転体16の径方向外側に配置される外側部材18と、回転体16と外側部材18との間に配置されるシール部材20と、を備える歯車装置10であって、シール部材20の内径R20-1は、ピニオン軸12のピニオン部12aにおける歯底径R12a-1よりも小さくなる。回転体16を回転自在に支持する軸受22を備え、シール部材20の外径R20-2は、軸受22の内径R22よりも小さくなってもよい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ピニオン軸を有する回転体と、
前記回転体の径方向外側に配置される外側部材と、
前記外側部材と前記回転体との間に配置されるシール部材と、を備える歯車装置であって、
前記シール部材の内径は、前記ピニオン軸のピニオン部における歯底径よりも小さくなる歯車装置。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記回転体を回転自在に支持する軸受を備え、
前記シール部材の外径は、前記軸受の内径よりも小さくなる請求項1に記載の歯車装置。
【請求項3】
前記回転体は、伝動軸を備え、
前記ピニオン軸は、前記伝動軸に設けられる軸孔内に一体回転可能に挿入される挿入部と、前記ピニオン部と前記挿入部との間に設けられる中間部と、を備え、
前記シール部材は、前記中間部に接触する請求項1に記載の歯車装置。
【請求項4】
前記回転体を回転自在に支持する軸受を備え、
前記回転体は、伝動軸を備え、
前記伝動軸は、前記ピニオン軸の一部が一体回転可能に挿入される軸孔と、前記軸受が配置される軸受配置部と、前記軸孔と前記軸受配置部との間に設けられる凹部と、を備える請求項1に記載の歯車装置。
【請求項5】
前記伝動軸は、外部軸が接続される外部軸接続部を備え、
前記軸受配置部の外径は、前記外部軸接続部の外径よりも大きくなる請求項4に記載の歯車装置。
【請求項6】
前記回転体は、前記ピニオン軸の一部が締まり嵌めされる伝動軸を備え、
前記ピニオン軸及び前記伝動軸の締まり嵌め箇所の少なくとも一部の軸方向範囲には滑り止め構造が設けられる請求項1に記載の歯車装置。
【請求項7】
前記回転体は、前記ピニオン軸の一部が一体回転可能に挿入される伝動軸を備え、
前記歯車装置は、前記ピニオン軸に対して前記伝動軸とは軸方向反対側に設けられる装置本体を備え、
前記装置本体には軸方向に貫通する中空部が設けられ、
前記中空部の内部空間は、前記ピニオン軸と軸方向に重なる位置に設けられる請求項1に記載の歯車装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、歯車装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ピニオン軸を有する回転体と、回転体の径方向外側に配置されるカバーと、カバーと回転体との間に配置されるシール部材とを備える歯車装置を開示している。特許文献1の構造のもとでは、シール部材の内径は、ピニオン軸のピニオン部における歯先径よりも大きくなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-188627号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
シール部材を用いる場合、通常、摺動相手(特許文献1では回転体)に対するシール部材の摺動により機械損失が発生する。本願発明者は、この機械損失を低減するうえで、特許文献1の開示技術に関して改良の余地があるとの認識を得た。
【0005】
本開示の目的の1つは、シール部材の摺動による機械損失を低減できる歯車装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ピニオン軸を有する回転体と、前記回転体の径方向外側に配置される外側部材と、前記外側部材と前記回転体との間に配置されるシール部材と、を備える歯車装置であって、前記シール部材の内径は、前記ピニオン軸のピニオン部における歯底径よりも小さくなる歯車装置。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、歯車装置においてシール部材の摺動による機械損失を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態の歯車装置を示す側面断面図である。
図1の拡大図である。
図2の伝動軸からピニオン軸を分離した状態を示す図である。
第1パターンの組立方法の説明図である。
第2パターンの組立方法の第1説明図である。
第2パターンの組立方法の第2説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の歯車装置を実施するための実施形態を説明する。同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。各図面では、説明の便宜のため、適宜、構成要素を省略、拡大、縮小する。図面は符号の向きに合わせて見るものとする。
【0010】
図1を参照する。歯車装置10は、被駆動機械の一部として被駆動機械に組み込まれる。被駆動機械は、例えば、産業機械(工作機械、建設機械等)、ロボット(産業用ロボット、サービスロボット等)、輸送機器(コンベア、車両等)等の各種機械である。
(【0011】以降は省略されています)

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