TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025101410
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023218242
出願日
2023-12-25
発明の名称
画像形成装置、廃材タンクの満杯通知方法、及び廃材タンク満杯通知プログラム
出願人
コニカミノルタ株式会社
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
B41J
2/17 20060101AFI20250630BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】廃材タンクの交換予測時期の精度を向上させて、想定していないダウンタイムを回避すること。
【解決手段】インクジェットプリンタ100は、画像形成に使われなかったインクを格納する廃インクタンク170の廃インク量を検出する廃インク量検出部171と、廃インク量検出部171が検出した廃インク量の履歴に基づいて、廃インクタンク170が満杯となる時期を予測する予測部106と、予測部106が予測した満杯となる時期に基づいて、廃インクタンク170が満杯となる時期に関する通知を、ユーザに対して行う通知部107と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
画像形成に使われなかった廃材を格納する廃材タンクの廃材量を検出する廃材量検出手段と、
前記廃材量検出手段が検出した廃材量の履歴に基づいて、前記廃材タンクが満杯となる時期を予測する予測部と、
前記予測部が予測した満杯となる時期に基づいて、前記廃材タンクが満杯となる時期に関する通知を、ユーザに対して行う通知部と、
を備えた画像形成装置。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記廃材量検出手段は、液面センサである、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記廃材量検出手段は、重量センサである、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記廃材量の履歴とは、単位期間あたりの廃材量の増加のことである、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記予測部は、
前記廃材タンクが満杯となる時期を予測する際、過去の廃材量のデータを参考にする期間を、調整可能に受け付ける、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記予測部は、
前記廃材量のデータを参考にする範囲を、調整可能に受け付ける、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記予測部は、
非稼働日を考慮して、前記廃材タンクが満杯となる時期を予測し、
前記通知部は、
稼働する営業日数により何日後に前記廃材タンクが満杯となるかを表示する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記通知部は、
前記廃材タンクの交換予想日が近づくにつれて、警告表示を変化させる、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記警告表示は、
ポップアップ式及びダイアログ式を含み、選択可能である、
請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記通知部は、
アラームを含み、聴覚的に認識可能に通知する、
請求項1に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、廃材タンクの満杯通知方法、及び廃材タンク満杯通知プログラムに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置に関する装置として、例えば、インクジェットプリンタやレーザープリンタなどの印刷装置が知られている。例えば、インクジェットプリンタは、画像形成ヘッドに設けられた複数のノズルから、記録媒体に対して液体のインクを吐出することで、記録媒体に画像を形成する。一方、レーザープリンタは、樹脂の粉(トナーパウダー)を熱で溶かすことで、記録媒体に画像を形成する。
【0003】
ここで、例えば、インクジェットプリンタでは、液体のインクを使用するためノズルに異物が混入し、目詰まりを生じることがある。そのため、インクジェットプリンタでは、ノズルからインクを吐出するフラッシングやノズルからインクを吸引するクリーニングが行われる。
【0004】
フラッシングまたはクリーニングによりノズルから吐出または吸引されたインクは、廃インクとして廃桶で受けられる。そして、廃桶で受けられた廃インクは、廃インクタンクに排出される。廃インクタンクが排出された廃インクで満杯になった場合(充足すると)、インクジェットプリンタは、フラッシングやクリーニングを行うことができなくなり、印刷することができなくなる。この場合、インクジェットプリンタは、廃インクタンクを交換するまで、印刷することができなくなる。
【0005】
ここで、廃インクタンクの交換時期を予測する発明として、特許文献1に、印刷装置が開示されている。特許文献1の要約には、「印刷装置は、廃インクが発生するメンテナンス動作を行う毎に廃インクの発生量を積算し、積算量Qが上限量の80%を越えると廃インクタンク交換時期を予測する。印刷装置ではメンテナンス動作としてフラッシング、クリーニング、気泡除去動作の3種類を行うため、メンテナンス動作の種類毎に廃インク量の積算量の増加パターンを求め、これら3種類のメンテナンス動作のそれぞれに起因する廃インク量が、メンテナンス動作毎に個別に求めた最も高い増加率で増加することを想定した場合の廃インクタンク交換時期T1を予測する。従って、廃インクタンク内の廃インク量が最も早く上限値に達する時期を精度良く予測できる。よって、廃インクタンクの交換が間に合わずに印刷装置が印刷不能になるおそれが少ない。」旨が、開示されている(特許文献1の要約書参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-80916号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1の発明では、メンテナンス動作として、フラッシング、クリーニング、及び気泡除去動作の3種類それぞれについて廃インク量の積算量の増加パターンを求めている。これにより、特許文献1の発明は、メンテナンス動作毎に個別に求めた最も高い増加率により廃インク量が増加することを想定することで、廃インクタンクの交換時期を予測している。
【0008】
しかしながら、特許文献1の発明では、3種類のメンテナンス動作以外の処理に起因して廃インク量に変化が生じた場合、廃インク量を適切に予測することができない、という問題がある。この場合、特許文献1の発明は、廃インク量を正確に予測することができず、廃インクタンクの交換予測時期の精度が低下して、想定していないダウンタイムが発生することがある。
【0009】
このような課題に関し、本発明では、廃材タンクの交換予測時期の精度を向上させて、想定していないダウンタイムを回避できる、画像形成装置、廃材タンクの満杯通知方法、及び廃材タンク満杯通知プログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
すなわち、本発明の上記課題は、下記の構成により解決される。
(1) 画像形成に使われなかった廃材を格納する廃材タンクの廃材量を検出する廃材量検出手段と、
前記廃材量検出手段が検出した廃材量の履歴に基づいて、前記廃材タンクが満杯となる時期を予測する予測部と、
前記予測部が予測した満杯となる時期に基づいて、前記廃材タンクが満杯となる時期に関する通知を、ユーザに対して行う通知部と、
を備えた画像形成装置。
(2) 前記廃材量検出手段は、液面センサである、
(1)に記載の画像形成装置。
(3) 前記廃材量検出手段は、重量センサである、
(1)に記載の画像形成装置。
(4) 前記廃材量の履歴とは、単位期間あたりの廃材量の増加のことである、
(1)に記載の画像形成装置。
(5) 前記予測部は、
前記廃材タンクが満杯となる時期を予測する際、過去の廃材量のデータを参考にする期間を、調整可能に受け付ける、
(1)に記載の画像形成装置。
(6) 前記予測部は、
前記廃材量のデータを参考にする範囲を、調整可能に受け付ける、
請求項1に記載の画像形成装置。
(7) 前記予測部は、
非稼働日を考慮して、前記廃材タンクが満杯となる時期を予測し、
前記通知部は、
稼働する営業日数により何日後に前記廃材タンクが満杯となるかを表示する、
(1)に記載の画像形成装置。
(8) 前記通知部は、
前記廃材タンクの交換予想日が近づくにつれて、警告表示を変化させる、
(1)に記載の画像形成装置。
(9) 前記警告表示は、
ポップアップ式及びダイアログ式を含み、選択可能である、
(8)に記載の画像形成装置。
(10) 前記通知部は、
アラームを含み、聴覚的に認識可能に通知する、
(1)に記載の画像形成装置。
(11) 前記通知部は、
前記廃材タンクが満杯となる所定の日前に前記ユーザに対して通知するための時期の設定を受け付ける、
(1)に記載の画像形成装置。
(12) 前記通知部は、
警告灯との連携により、視覚的に認識可能に通知する、
(1)に記載の画像形成装置。
(13) 前記予測部は、
交換した前記廃材タンク毎に、重量又は/及び容量の設定の調整を受け付ける、
(1)に記載の画像形成装置。
(14) 前記廃材量検出手段は、
前記廃材タンクの容量または重量を取得する周期の設定を受け付ける、
(2)または(3)に記載の画像形成装置。
(15) 前記廃材量のデータ又は/及び前記廃材タンクの重量のデータを、外部に出力する出力部を、
さらに備える(1)に記載の画像形成装置。
(16) 前記通知部は、
操作表示部の画面に認識可能に表示することを含み、さらにメールでも通知する、
(1)に記載の画像形成装置。
(17) 前記通知部は、
前記廃材タンクの予備が無い場合、カスタマーサポートに交換用廃材タンクを手配する旨の情報を通知する、
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
シヤチハタ株式会社
印判
2か月前
シヤチハタ株式会社
反転式印判
6か月前
三光株式会社
感熱記録材料
3か月前
独立行政法人 国立印刷局
印刷物
4か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
6か月前
独立行政法人 国立印刷局
記録媒体
6か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
2か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
1か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
3か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
2か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
5か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
5か月前
日本製紙株式会社
感熱記録体
5か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
3か月前
キヤノン株式会社
印刷制御装置
7か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
1か月前
フジコピアン株式会社
中間転写シート
7か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
6か月前
キヤノン株式会社
印刷システム
4か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
6か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
5か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6か月前
キヤノン株式会社
画像処理装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
理想科学工業株式会社
印刷装置
4か月前
ベルク工業有限会社
静電成膜装置
5か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
4か月前
三栄電機株式会社
プリンタ
4か月前
キヤノン電子株式会社
サーマルプリンタ
4か月前
続きを見る
他の特許を見る