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公開番号2025103644
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221180
出願日2023-12-27
発明の名称印刷装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 15/16 20060101AFI20250702BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】印刷装置の大型化を抑制しつつロール体の取り外し作業の負担を軽減する。
【解決手段】媒体Mに印刷する印刷部5と、媒体Mが巻回される紙管の軸線方向で紙管を挟み込むように支持し、媒体を巻き取る巻取部6と、巻取部6に紙管が支持された際の軸線方向と平行である延在方向に延在して設けられ、鉛直方向及び延在方向と交差する支持方向から巻取部を支持するステー61と、ステー61に保持され、巻取部6から取り外されるロール状に巻き取られた媒体のロール体R2を受ける媒体受け部100と、を備え、媒体受け部100は、支持方向に突出する媒体載置部101を有し、媒体載置部101は、ロール体R2を載置可能である印刷装置1。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
媒体に印刷する印刷部と、
前記媒体が巻回される紙管の軸線方向で前記紙管を挟み込むように支持し、前記媒体を巻き取る巻取部と、
前記巻取部に前記紙管が支持された際の前記軸線方向と平行である延在方向に延在して設けられ、鉛直方向及び前記延在方向と交差する支持方向から前記巻取部を支持するステーと、
前記ステーに保持され、前記巻取部から取り外されるロール状に巻き取られた前記媒体のロール体を受ける媒体受け部と、
を備え、
前記媒体受け部は、前記支持方向に突出する媒体載置部を有し、
前記媒体載置部は、前記ロール体を載置可能であることを特徴とする印刷装置。
続きを表示（約 580 文字）【請求項２】
請求項１に記載された印刷装置において、
前記媒体受け部は、前記ステーと係合する係合部と、前記係合部と前記媒体載置部との間に配置される中間部と、を有することを特徴とする印刷装置。
【請求項３】
請求項２に記載された印刷装置において、
前記係合部及び前記中間部は、前記延在方向と平行な軸で回動可能に接続され、
前記中間部及び前記媒体載置部は、前記延在方向と平行な軸で回動可能に接続されていることを特徴とする印刷装置。
【請求項４】
請求項２に記載された印刷装置において、
前記中間部は、可撓部材からなることを特徴とする印刷装置。
【請求項５】
請求項１から４のいずれか１項に記載された印刷装置において、
前記媒体受け部は、前記ステーに対して前記延在方向に移動可能であることを特徴とする印刷装置。
【請求項６】
請求項１から４のいずれか１項に記載された印刷装置において、
前記媒体受け部は、前記ステーに対して前記鉛直方向から係合することを特徴とする印刷装置。
【請求項７】
請求項１から４のいずれか１項に記載された印刷装置において、
前記媒体載置部は、前記支持方向の長さを変更可能であることを特徴とする印刷装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、印刷装置に関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、様々な印刷装置が使用されている。このうち、媒体に印刷する印刷部と、媒体が巻回される紙管を軸線方向で挟み込むように支持して媒体をロール状に巻き取る巻取部と、を備える印刷装置がある。例えば、特許文献１には、媒体に印刷する印刷部と、保持部によって媒体が巻回される紙管を軸線方向で挟み込むように支持して媒体をロール状に巻き取る巻取部と、を備える印刷装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１６－２０３３９０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１の印刷装置のような構成の印刷部と巻取部とを備える従来の印刷装置においては、媒体が巻回される紙管などを該紙管の軸線方向に対応する幅方向の両側から挟み込むために、巻取部の幅方向への移動を可能にするレール状のステーが巻取部の下部に設けられることが一般的である。しかしながら、このような構成にすると、印刷装置が高さ方向において大きくなる傾向がある。そのため、巻取部のステーに対する配置を略鉛直方向から略水平方向に変え、印刷装置の高さを抑えようとすると、ロール状に巻き取られた媒体であるロール体を取り外す作業を行う空間が狭くなり作業がし難くなる傾向がある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記課題を解決するための本発明の印刷装置は、媒体に印刷する印刷部と、前記媒体が巻回される紙管の軸線方向で前記紙管を挟み込むように支持し、前記媒体を巻き取る巻取部と、前記巻取部に前記紙管が支持された際の前記軸線方向と平行である延在方向に延在して設けられ、鉛直方向及び前記延在方向と交差する支持方向から前記巻取部を支持するステーと、前記ステーに保持され、前記巻取部から取り外されるロール状に巻き取られた前記媒体のロール体を受ける媒体受け部と、を備え、前記媒体受け部は、前記支持方向に突出する媒体載置部を有し、前記媒体載置部は、前記ロール体を載置可能であることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【０００６】
本発明の一実施例に係る印刷装置の概略側面断面図。
図１の印刷装置の巻取部周辺の側面図。
図１の印刷装置の巻取部周辺の正面図。
図１の印刷装置に取り付けられた媒体受け部周辺の斜視図。
図１の印刷装置に取り付け可能な媒体受け部の側面図。
図１の印刷装置に取り付けられた媒体受け部の使用方法を説明するための媒体受け部周辺の側面断面図。
図１の印刷装置に取り付け可能な、図２から図６で表される媒体受け部とは別の構成の、媒体受け部の側面図。
参考例の印刷装置の巻取部周辺の側面図。
図８の参考例の印刷装置の巻取部周辺の正面図。
【発明を実施するための形態】
【０００７】
最初に、本発明について概略的に説明する。
上記課題を解決するための本発明の第１の態様の印刷装置は、媒体に印刷する印刷部と、前記媒体が巻回される紙管の軸線方向で前記紙管を挟み込むように支持し、前記媒体を巻き取る巻取部と、前記巻取部に前記紙管が支持された際の前記軸線方向と平行である延在方向に延在して設けられ、鉛直方向及び前記延在方向と交差する支持方向から前記巻取部を支持するステーと、前記ステーに保持され、前記巻取部から取り外されるロール状に巻き取られた前記媒体のロール体を受ける媒体受け部と、を備え、前記媒体受け部は、前記支持方向に突出する媒体載置部を有し、前記媒体載置部は、前記ロール体を載置可能であることを特徴とする。
【０００８】
本態様によれば、鉛直方向と交差する支持方向から巻取部を支持するステーを備える。このため、巻取部のステーに対する配置を略鉛直方向から略水平方向に変えることができ、印刷装置の高さを抑えることができる。また、ロール体を受ける媒体受け部がステーに保持され、媒体受け部は支持方向に突出する媒体載置部を有し、媒体載置部はロール体を載置可能である。このため、ロール体を巻取部から取り外す際、ロール体を一旦媒体受け部の媒体載置部に載置させることができる。また、媒体受け部はステーに保持されるのでその際のロール体の移動距離は短く、ロール体を媒体載置部に載置させることも容易である。したがって、印刷装置の大型化を抑制しつつロール体の取り外し作業の負担を軽減することができる。
【０００９】
本発明の第２の態様の印刷装置は、第１の態様に従属する態様であって、前記媒体受け部は、前記ステーと係合する係合部と、前記係合部と前記媒体載置部との間に配置される中間部と、を有することを特徴とする。
【００１０】
本態様によれば、媒体受け部は、ステーと係合する係合部と、係合部と媒体載置部との間に配置される中間部と、を有する。このような構成とすることで、ロール体を媒体載置部に載置させやすい構成の媒体受け部とすることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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