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公開番号
2025104797
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222871
出願日
2023-12-28
発明の名称
加飾シート
出願人
東海化成工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
7/023 20190101AFI20250703BHJP(積層体)
要約
【課題】バックライト消灯時において、意匠層の開口部が視認されにくい加飾シートを提供することを課題とする。
【解決手段】加飾シート1は、光透過性を有する表皮層3と、表皮層3の裏側に配置され、光透過性を有する中間層4と、中間層4の裏側に配置される意匠層5と、意匠層5の裏側に配置され、光透過性を有する基層6と、を備える。表側から見て、意匠層5は、遮蔽部50と、境界Aを介して遮蔽部50に隣接して配置される開口部51と、を有する。表側から見て、開口部51内には、複数のドット部510が配置される。複数のドット部510は、境界Aから開口部51の内側に向かって、密から疎になるように配置される。開口部51は、遮蔽部50およびドット部510よりも、高い光透過性を有する。ドット部510は、遮蔽部50と同一、または遮蔽部50よりも高い光透過性を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
光透過性を有する表皮層と、
前記表皮層の裏側に配置され、光透過性を有する中間層と、
前記中間層の裏側に配置される意匠層と、
前記意匠層の裏側に配置され、光透過性を有する基層と、
を備える加飾シートであって、
表側から見て、前記意匠層は、遮蔽部と、境界を介して前記遮蔽部に隣接して配置される開口部と、を有し、
表側から見て、前記開口部内には、複数のドット部が配置され、
複数の前記ドット部は、前記境界から前記開口部の内側に向かって、密から疎になるように配置され、
前記開口部は、前記遮蔽部および前記ドット部よりも、高い光透過性を有し、
前記ドット部は、前記遮蔽部と同一、または前記遮蔽部よりも高い光透過性を有することを特徴とする加飾シート。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
表側から見て、前記開口部内には、
前記境界に隣接して配置される外側ドットエリアと、
前記外側ドットエリアに隣接して配置される内側ドットエリアと、
が区画され、
前記外側ドットエリアには、前記内側ドットエリアに対して、複数の前記ドット部が密に配置される請求項1に記載の加飾シート。
【請求項3】
前記境界の延在方向に対して直交する方向を幅方向、
前記外側ドットエリアの前記幅方向両端のうち、前記遮蔽部側の端を外端、前記開口部側の端を内端、
として、
前記外端は、前記境界であり、
前記開口部の前記幅方向全長を100%として、前記内端は、前記境界から前記幅方向に33%以内の位置に配置される請求項2に記載の加飾シート。
【請求項4】
表側から見て、前記外側ドットエリアにおける複数の前記ドット部の配置密度は、前記境界から前記開口部の内側に向かって漸減する請求項2に記載の加飾シート。
【請求項5】
表側から見て、前記外側ドットエリアにおける複数の前記ドット部の配置密度は、均一である請求項2に記載の加飾シート。
【請求項6】
表側から見て、前記内側ドットエリアの面積を100%として、前記内側ドットエリアにおける複数の前記ドット部の総面積は、25%以上50%以下である請求項2に記載の加飾シート。
【請求項7】
表側から見て、前記ドット部の外接円の直径は、1.5mm以下である請求項1に記載の加飾シート。
【請求項8】
表側から見て、前記開口部は帯状を呈し、
前記開口部の短手方向長さは、3mm以上である請求項1に記載の加飾シート。
【請求項9】
前記中間層の可視光線透過率は、3%以上30%以下である請求項1に記載の加飾シート。
【請求項10】
車両の内装部材に配置される請求項1に記載の加飾シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば車両の内装品に用いられる加飾シートに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
車両の内装分野においては、バックライトの点灯、消灯により、車室内から視認される意匠を切替可能な加飾シートの開発が進んでいる。例えば、特許文献1には、表面保護層と、模様層(意匠層)および空隙部と、基材と、調光シートと、発光表示体(ディスプレイ)と、表示制御装置と、を備える表示装置が開示されている。表面保護層、模様層および空隙部、基材、調光シート、発光表示体は、同順で、表側(車室内側)から裏側に向かって、積層配置されている。表示制御装置は、これらの部材とは別に配置されている。
【0003】
表面保護層は、無色透明である。模様層には、木目導管柄や大理石柄などの模様が印刷されている。模様層は基材表面に印刷されている。空隙部は、模様層に並置されている。空隙部は、基材表面のうち、模様層が印刷されていない部分に該当する。
【0004】
表示制御装置は、発光表示体の点灯、消灯に応じて、調光シートの光透過性を調整可能である。具体的には、表示制御装置は、発光表示体の点灯時に光を透過させ、発光表示体の消灯時に光を透過させないように、調光シートを調整可能である。発光表示体の点灯時においては、調光シートが光を透過させるため、模様層の意匠が表面保護層の表面に発現しやすい。他方、発光表示体の消灯時においては、調光シートが光を透過させないため、模様層の意匠が表面保護層の表面に発現しにくい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-162723号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、同文献の加飾シートによると、発光表示体の消灯時において、一定の条件下で、模様層の意匠が表面保護層の表面に発現しやすくなる場合がある。すなわち、発光表示体の消灯時において、外部(加飾シート表側)からの光の一部は、基材表面で反射される。光の一部は、表面保護層→空隙部→基材表面→再び空隙部→再び表面保護層という経路を辿り、使用者により視認される。また、外部からの光の別の一部は、表面保護層の裏面で反射され(基材表面まで到達せずに)、使用者により視認される。ここで、基材表面での反射と、表面保護層裏面での反射と、の差分が過度に大きい場合、外部から空隙部が視認されやすくなる。そこで、本開示は、バックライト消灯時において、意匠層の開口部が視認されにくい加飾シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)上記課題を解決するため、本開示の加飾シートは、光透過性を有する表皮層と、前記表皮層の裏側に配置され、光透過性を有する中間層と、前記中間層の裏側に配置される意匠層と、前記意匠層の裏側に配置され、光透過性を有する基層と、を備える加飾シートであって、表側から見て、前記意匠層は、遮蔽部と、境界を介して前記遮蔽部に隣接して配置される開口部と、を有し、表側から見て、前記開口部内には、複数のドット部が配置され、複数の前記ドット部は、前記境界から前記開口部の内側に向かって、密から疎になるように配置され、前記開口部は、前記遮蔽部および前記ドット部よりも、高い光透過性を有し、前記ドット部は、前記遮蔽部と同一、または前記遮蔽部よりも高い光透過性を有することを特徴とする。
【0008】
仮に、開口部内に複数のドット部が配置されていない場合を想定する。この場合、バックライト消灯時において、表皮層の表側から加飾シートに入射した光の一部は、遮蔽部の表面で反射され(遮蔽部反射)、使用者により視認される。また、バックライト消灯時において、表皮層の表側から加飾シートに入射した光の別の一部は、開口部を透過し、基層の表面で反射され(基層反射)、使用者により視認される。
【0009】
遮蔽部反射と基層反射との間には、遮蔽部表面と基層表面との光の反射率の相違などに起因して、差分が発生する。したがって、遮蔽部と開口部との境界が、使用者により視認されやすくなる。
【0010】
この点、本構成によると、開口部内に複数のドット部が配置されている。また、複数のドット部は、遮蔽部と開口部との境界から、開口部の内側に向かって、密から疎になるように、配置されている。上述したように、バックライト消灯時において、遮蔽部と開口部との境界は視認されやすい。当該境界付近に複数のドット部を密に配置することで、境界をぼかすことができる。よって、境界が使用者により視認されるのを、抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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