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公開番号2025109386
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024003241
出願日2024-01-12
発明の名称印刷装置
出願人東芝テック株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類B41J 3/36 20060101AFI20250717BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】印刷に用いる媒体を保持する保持体に設けた無線タグと良好なデータ通信が可能な印刷装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、印刷装置は、シャフトと、アンテナと、リーダと、制御部と、を備える。シャフトは、無線タグが設けられた筒体に媒体を巻き付けた媒体ロールを回動可能に支持する。アンテナは、シャフトに支持された筒体に設けられ無線タグと無線通信する。リーダは、アンテナを介した無線通信によって無線タグに記録されているデータを読み取る。制御部は、リーダがアンテナを介した無線通信によって無線タグに記録されているデータを読み取れない場合、筒体をシャフトの周りに任意の回動時間だけ回動させてから停止させた状態で無線タグに記録されているデータの読取をリーダに再度実行させる。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
無線タグを設けた筒体に媒体を巻き付けた媒体ロールを回動可能に支持するシャフトと、
前記シャフトに支持された前記筒体に設けられた前記無線タグと無線通信するためのアンテナと、
前記アンテナを介した無線通信によって前記無線タグに記録されているデータを読み取るリーダと、
前記リーダが前記アンテナを介した無線通信によって前記無線タグに記録されているデータを読み取れない場合、前記筒体を前記シャフトの周りに任意の回動時間だけ回動させてから停止させた状態で前記無線タグに記録されているデータの読取を前記リーダに再度実行させる制御部と、
を備える印刷装置。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記リーダが前記無線タグに記録されているデータを読み取れるまで、前記筒体を前記シャフトの周りに前回の回動時間とは異なる任意の回動時間だけ回動させてから停止させた状態で前記無線タグに記録されているデータの読取を前記リーダに実行させる処理を繰り返し実行する、
請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記シャフトに支持された媒体ロールから送出される媒体を巻き取る巻取シャフトと、 前記巻取シャフトを回動させる巻取モータと、を有し、
前記制御部は、前記リーダが前記無線タグに記録されているデータを読み取れない場合、前記巻取モータを任意の回動時間分だけ駆動させてから前記巻取シャフトによる媒体の巻取りに応じて回動する前記筒体が停止した状態で、前記無線タグに記録されているデータの読取を前記リーダに再度実行させる、
請求項1に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記媒体ロールを支持する前記シャフトを回動させる送出モータを有し、
前記制御部は、前記リーダが前記無線タグに記録されているデータを読み取れない場合、前記送出モータを任意の回動時間分だけ正方向に回動させてから前記シャフトに支持される前記筒体が停止した状態で前記無線タグに記録されているデータの読取を前記リーダに再度実行させる、
請求項1に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記制御部は、さらに、前記リーダが前記無線タグに記録されているデータを読み取れた場合、前記送出モータを正方向に回動させた分だけ前記送出モータを逆方向に回動させる、
請求項4に記載の印刷装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、印刷装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
ラベルプリンタなどのサーマルプリンタは、インクリボンを印刷用紙に重ねて搬送し、サーマルヘッドによりインクリボンのインクを印刷用紙に転写することで印刷を行う。サーマルプリンタは、使用するインクリボンの種類によって印刷スピードなどの印刷制御の設定を行うことがある。従来のサーマルプリンタは、インクリボンを巻回したリボンロールに設けた無線タグから読み取るデータに基づいて印刷制御の設定を行うものがある。
【0003】
しかしながら、サーマルプリンタに設けたリーダライタは、リボンロールに設けた無線タグとアンテナとの位置関係によっては無線タグからデータが読取れないことがある。このため、サーマルプリンタなどの印刷装置には、リボンロールに設けた無線タグのデータを確実に読み取れるデータ読取処理が要望されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-219432号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、印刷に用いる媒体を保持する保持体に設けた無線タグと良好なデータ通信が可能な印刷装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態によれば、印刷装置は、シャフトと、アンテナと、リーダと、制御部と、を備える。シャフトは、無線タグが設けられた筒体に媒体を巻き付けた媒体ロールを回動可能に支持する。アンテナは、シャフトに支持された筒体に設けられ無線タグと無線通信する。リーダは、アンテナを介した無線通信によって無線タグに記録されているデータを読み取る。制御部は、リーダがアンテナを介した無線通信によって無線タグに記録されているデータを読み取れない場合、筒体をシャフトの周りに任意の回動時間だけ回動させてから停止させた状態で無線タグに記録されているデータの読取をリーダに再度実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係る印刷装置としてのラベルプリンタを示す概略構成を示す図である。
図2は、実施形態に係る印刷装置としてのラベルプリンタにおける送出シャフトの要部を示す部分拡大斜視図である。
図3は、実施形態に係る印刷装置としてのラベルプリンタにおける送出シャフトの分解斜視図である。
図4は、実施形態に係る印刷装置としてのラベルプリンタにおける制御系の一例を示すブロック図である。
図5は、実施形態に係る印刷装置としてのラベルプリンタにおける送出シャフトに取り付けた無線タグを設けたリボンロールの紙管を示す斜視図である。
図6は、実施形態に係る印刷装置としてのラベルプリンタにおける送出シャフトに取り付けた無線タグを設けたリボンロールの紙管を示す斜視図である。
図7は、実施形態に係る印刷装置としてのラベルプリンタにおける無線タグとアンテナとの位置関係による無線タグからのデータの読取結果の例を示す図である。
図8は、実施形態に係る印刷装置としてのラベルプリンタにおいて無線タグとアンテナとの角度が0度の状態を示す模式図である。
図9は、実施形態に係る印刷装置としてのラベルプリンタにおいて無線タグとアンテナとの角度が90度の状態を示す模式図である。
図10は、実施形態に係る印刷装置としてのラベルプリンタにおける無線タグを設けた紙管の回転時間と無線タグに対するデータ読取処理の処理時間との設定例を示す図である。
図11は、実施形態に係る印刷装置としてのラベルプリンタにおける無線タグを設けた紙管の回転時間の設定例を示す図である。
図12は、実施形態に係る印刷装置としてのラベルプリンタにおける無線タグに対するデータ読取処理の第1の動作例を説明するためのフローチャートである。
図13は、実施形態に係る印刷装置としてのラベルプリンタにおける無線タグに対するデータ読取処理の第2の動作例を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら実施形態について説明する。なお、以下の説明に用いる図面は、各部の縮尺を適宜変更している場合がある。また、図面は、説明を分かり易くするため、構成を簡略化もしくは省略して示す場合がある。
まず、実施形態に係る印刷装置としてのラベルプリンタ100の構成例について説明する。
図1は、実施形態に係る印刷装置としてのラベルプリンタ100を示す概略図である。
【0009】
図1に示すように、ラベルプリンタ100は、筐体2とカバー4とを有する。カバー4は、2つのヒンジ3を介して筐体2に対して回動可能に接続する。カバー4は、筐体2の内部を開放する図1に示す開放位置と、筐体2の内部を覆う閉塞位置と、の間で回動可能である。カバー4と筐体2の間には、カバー4の開閉動作を緩やかにするためのダンパー1がある。ラベルプリンタ100は、カバー4を閉じた状態で、略矩形ブロック状の外形を有する。
【0010】
筐体2の前面には、操作部202、表示部204、及び電源スイッチ206がある。操作部202は、ユーザが操作指示を入力する入力デバイス(タッチパネル、操作キーなど)である。操作部202は、例えば、ラベル紙に関する情報、印刷枚数などを入力する。表示部204は、情報を表示する表示デバイスである。表示部204は、例えば、操作情報、操作メニューなどを表示する。電源スイッチ206は、当該ラベルプリンタ100の電源をオン又はオフするためのスイッチである。
(【0011】以降は省略されています)

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