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公開番号2025109631
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024003632
出願日2024-01-12
発明の名称プリンタ、プログラム、情報処理方法
出願人株式会社サトー
代理人弁理士法人グローバル・アイピー東京
主分類B41J 29/38 20060101AFI20250717BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】無線タグに対して書き込んだデータに関するログ情報を効率的に生成する。
【解決手段】本発明のある一態様に係るプリンタは、無線タグを有する印字媒体を発行するプリンタであって、無線タグへデータを書き込むための通信を行う第1通信部と、印字媒体に印字情報を印字する印字部と、第1通信部による無線タグへのデータの書き込み後に、印字部により印字媒体に印字情報を印字するように制御する第1処理と、無線タグへのデータの書き込みが成功したか否かを示す書き込み結果を含むログ情報を、無線タグを識別するタグ識別情報に対応付けて生成する第2処理とを実行する制御部と、を備え、制御部は、第1処理及び第2処理の少なくとも一部を並列に実行する、プリンタである。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
無線タグを有する印字媒体を発行するプリンタであって、
前記無線タグへデータを書き込むための通信を行う第１通信部と、
前記印字媒体に印字情報を印字する印字部と、
前記第１通信部による前記無線タグへのデータの書き込み後に、前記印字部により前記印字媒体に印字情報を印字するように制御する第１処理と、前記無線タグへのデータの書き込みが成功したか否かを示す書き込み結果を含むログ情報を、前記無線タグを識別するタグ識別情報に対応付けて生成する第２処理とを実行する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第１処理及び前記第２処理の少なくとも一部を並列に実行する、
プリンタ。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記無線タグへ書き込むデータは、前記印字情報を識別する印字識別情報を含み、
前記ログ情報は、前記印字識別情報と、前記書き込み結果と、前記プリンタを特定するプリンタ特定情報とを含む、
請求項１に記載されたプリンタ。
【請求項３】
前記制御部は、前記第１処理が終了する前に、前記第２処理を開始する、
請求項１又は２に記載されたプリンタ。
【請求項４】
前記制御部は、前記第１処理が終了する前に、前記第２処理を終了する、
請求項１又は２に記載されたプリンタ。
【請求項５】
前記制御部によって生成されたログ情報を記憶する記憶部と、
外部の情報処理装置に前記ログ情報を送信する第２通信部と、を備え、
前記制御部は、前記情報処理装置に対する前記ログ情報の送信が成功した場合に、前記ログ情報を前記記憶部から削除する、
請求項１又は２に記載されたプリンタ。
【請求項６】
前記プリンタ特定情報は、前記プリンタの名称、前記プリンタの位置情報、前記プリンタのＭＡＣ（Media Access Control address）アドレス、及び、前記プリンタのシリアル番号のうち少なくとも１つの情報を含む、
請求項２に記載されたプリンタ。
【請求項７】
無線タグを有する印字媒体を発行するプリンタにインストールされるプログラムであって、
前記プリンタによる前記無線タグへのデータの書き込み後に、前記印字媒体に印字情報を印字するように制御する第１処理を実行する手順と、
前記無線タグへのデータの書き込みが成功したか否かを示す書き込み結果を含むログ情報を、前記無線タグを識別するタグ識別情報に対応付けて生成する第２処理を実行する手順と、
をコンピュータに実行させるプログラムであり、
前記第１処理及び前記第２処理の少なくとも一部を前記コンピュータに並列に実行させるプログラム。
【請求項８】
無線タグを有する印字媒体を発行するプリンタによる情報処理方法であって、
前記無線タグへのデータの書き込み後に、前記印字媒体に印字情報を印字するように制御する第１処理を実行するステップと、
前記無線タグへのデータの書き込みが成功したか否かを示す書き込み結果を含むログ情報を、前記無線タグを識別するタグ識別情報に対応付けて生成する第２処理を実行するステップと、
を含み、
前記第１処理及び前記第２処理の少なくとも一部を並列に実行する、
情報処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、プリンタに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、ＩＣチップ及びアンテナを有するＲＦＩＤ（Radio Frequency Identification）インレイ（以下、単に「インレイ」又は「タグ」という。）が組み込まれたラベル（ＲＦＩＤラベル）に印字を行うＲＦＩＤプリンタが知られている。ＲＦＩＤプリンタでは、ラベルに印字を行う際に、ラベルに組み込まれたインレイに対して、プリンタに搭載されたリーダライタ等のＲＦＩＤユニットによってインレイにデータの書き込み（エンコード）を行う（特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－１５７５２１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ＲＦＩＤプリンタによって、いつ、どこで、どのインレイに対して、どのようなデータを実際に書き込んだのかというログ情報をサーバに送信し、サーバでログ情報を一元管理することが求められている。
【０００５】
そこで、本発明は、無線タグに対して書き込んだデータに関するログ情報を効率的に生成することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明のある態様は、無線タグを有する印字媒体を発行するプリンタであって、
前記無線タグへデータを書き込むための通信を行う第１通信部と、
前記印字媒体に印字情報を印字する印字部と、
前記第１通信部による前記無線タグへのデータの書き込み後に、前記印字部により前記印字媒体に印字情報を印字するように制御する第１処理と、前記無線タグへのデータの書き込みが成功したか否かを示す書き込み結果を含むログ情報を、前記無線タグを識別するタグ識別情報に対応付けて生成する第２処理とを実行する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第１処理及び前記第２処理の少なくとも一部を並列に実行する、
プリンタである。
【発明の効果】
【０００７】
本発明のある態様によれば、無線タグを識別するタグ識別情報と対応付けて、無線タグに対して書き込んだデータに関するログ情報を効率的に生成できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
一実施形態のプリンタの概略的な構成を示す図である。
一実施形態のラベルログシステムのブロック図である。
発行指示データベースのデータ構成例を示す図である。
一実施形態のプリンタの発行処理を示すフローチャートである。
変更前後のログデータの構成を説明する図である。
一実施形態のラベルログシステムの処理を示すシーケンスチャートである。
ログデータベースのデータ構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下に記載する形態は、図面の簡単な説明により説明される図面に限定されるものではない。
【００１０】
本発明のある態様の第１の態様は、無線タグを有する印字媒体を発行するプリンタであって、
前記無線タグへデータを書き込むための通信を行う第１通信部と、
前記印字媒体に印字情報を印字する印字部と、
前記第１通信部による前記無線タグへのデータの書き込み後に、前記印字部により前記印字媒体に印字情報を印字するように制御する第１処理と、前記無線タグへのデータの書き込みが成功したか否かを示す書き込み結果を含むログ情報を、前記無線タグを識別するタグ識別情報に対応付けて生成する第２処理とを実行する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第１処理及び前記第２処理の少なくとも一部を並列に実行する、
プリンタである。
（【００１１】以降は省略されています）

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