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公開番号
2025110520
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-29
出願番号
2024004397
出願日
2024-01-16
発明の名称
液体吐出装置、液体吐出方法
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250722BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】用紙に対して水を含む液体を直接吐出して紙粉の飛散を防止する構成では、用紙が過剰に吸水することで波打ちや皺が生じる虞がある。加えて用紙に記録を行う記録ヘッドとは別に、用紙に対して少なくとも水を含む透明な液体を吐出する吐出部を設ける為、装置の大型化とコストアップを招く。
【解決手段】液体吐出装置の制御部は、制御部は、液体吐出部から液体を吐出する制御として、媒体に対し記録を行う為の第1吐出制御と、第1吐出制御とは別の制御であって、液体吐出部をメンテナンスする為の第2吐出制御と、第1吐出制御及び第2吐出制御とは別の制御であって、液体吐出部と支持部との間で液体をミスト化させる第3吐出制御と、を実行可能であり、更に制御部は、第3吐出制御を実行する場合、支持部と液体吐出部との間に媒体を送り込む前に第3吐出制御を実行する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
媒体を支持する支持部と、
前記支持部に支持された媒体に対して液体を吐出するノズルを複数備えた液体吐出部と、
前記支持部と前記液体吐出部との間に媒体を送る搬送部と、
前記液体吐出部及び前記搬送部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記液体吐出部から液体を吐出する制御として、
媒体に対し記録を行う為の第1吐出制御と、
前記第1吐出制御とは別の制御であって、前記液体吐出部をメンテナンスする為の第2吐出制御と、
前記第1吐出制御及び前記第2吐出制御とは別の制御であって、前記液体吐出部と前記支持部との間で液体をミスト化させる第3吐出制御と、
を実行可能であり、
更に前記制御部は、前記第3吐出制御を実行する場合、前記支持部と前記液体吐出部との間に媒体を送り込む前に前記第3吐出制御を実行する、
ことを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の液体吐出装置において、
装置内部の湿度を検出する湿度検出手段を備え、
前記制御部は、前記湿度検出手段により取得した湿度が予め定められた閾値より低い場合、前記第3吐出制御を実行する、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項3】
請求項1に記載の液体吐出装置において、
前記制御部は、前記第1吐出制御を行う場合において、
第1品質を実現する液体の吐出と、
前記第1品質より高精細である第2品質を実現する液体の吐出と、
を切り換え可能であり、
更に前記制御部は、前記第1品質を実現する場合、前記第3吐出制御を実行せず、前記第2品質を実現する場合、前記第3吐出制御を実行する、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項4】
請求項1に記載の液体吐出装置において、
前記制御部は、第1の媒体と、当該第1の媒体に続く第2の媒体と、に対して記録を行う場合において、前記液体吐出部と前記支持部との間に対して搬送方向下流に前記第1の媒体が位置し、且つ前記液体吐出部と前記支持部との間に対して搬送方向上流に前記第2の媒体が位置する状態で、前記第3吐出制御を実行する、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項5】
請求項1に記載の液体吐出装置において、
前記制御部は、記録データを受信してから最初に給送される媒体の先端が前記支持部と前記液体吐出部との間に到達するまでの時間を利用して前記第3吐出制御を実行する、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
前記第3吐出制御において吐出される液滴は、前記第1吐出制御において吐出される液滴及び前記第2吐出制御において吐出される液滴よりも小さい、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項7】
請求項1に記載の液体吐出装置において、
前記制御部の制御のもと、前記液体吐出部と前記支持部との間隔を調整可能に構成され、
前記制御部は、前記第3吐出制御を実行する場合の前記間隔を、前記第1吐出制御を実行する場合の前記間隔より大きくする、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項8】
請求項2に記載の液体吐出装置において、
装置内部の温度を検出する温度検出手段を備え、
前記温度が第1の温度の場合の前記閾値を第1の閾値とし、前記温度が前記第1の温度より高い場合の前記閾値を第2の閾値として、前記第1の閾値は、前記第2の閾値より低く、
前記制御部は、前記温度検出手段で検出した前記温度に応じた前記閾値を用いる、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項9】
請求項1に記載の液体吐出装置において、
装置内部の湿度を検出する湿度検出手段を備え、
前記湿度が第1の湿度の場合における前記第3吐出制御での液体吐出量を第1吐出量とし、前記湿度が前記第1の湿度より低い第2の湿度の場合における前記第3吐出制御での液体吐出量を第2吐出量として、前記第2吐出量が前記第1吐出量より多く、
前記制御部は、前記第3吐出制御において、前記湿度検出手段で検出した前記湿度に応じた前記液体吐出量を用いる、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項10】
請求項1に記載の液体吐出装置において、
前記液体吐出部は、複数色の液体を異なる前記ノズルから吐出可能な構成であり、
前記制御部は、前記複数色の液体のうち最も水分量が多い色の液体を用いて前記第3吐出制御を実行する、
ことを特徴とする液体吐出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体に液体を吐出して記録する液体吐出装置に関する。また本発明は、液体吐出装置の液体吐出方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1記載のインクジェット記録装置は、紙粉によるノズルの詰まりを抑制することを目的として、用紙に記録を行う記録ヘッドとは別に、用紙に対して少なくとも水を含む透明な液体を吐出する吐出部を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-24612号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1記載のインクジェット記録装置の様に、用紙に対して水を含む液体を直接吐出して紙粉の飛散を抑制する構成では、用紙が過剰に吸水することで波打ちや皺が生じ、記録品質に悪影響を及ぼす虞がある。加えて用紙に記録を行う記録ヘッドとは別に、用紙に対して少なくとも水を含む透明な液体を吐出する吐出部を設ける為、装置の大型化とコストアップを招く。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する為の、本発明の液体吐出装置は、媒体を支持する支持部と、前記支持部に支持された媒体に対して液体を吐出するノズルを複数備えた液体吐出部と、前記支持部と前記液体吐出部との間に媒体を送る搬送部と、前記液体吐出部及び前記搬送部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記液体吐出部から液体を吐出する制御として、媒体に対し記録を行う為の第1吐出制御と、前記第1吐出制御とは別の制御であって、前記液体吐出部をメンテナンスする為の第2吐出制御と、前記第1吐出制御及び前記第2吐出制御とは別の制御であって、前記液体吐出部と前記支持部との間で液体をミスト化させる第3吐出制御と、を実行可能であり、更に前記制御部は、前記第3吐出制御を実行する場合、前記支持部と前記液体吐出部との間に媒体を送り込む前に前記第3吐出制御を実行することを特徴とする。
【0006】
また本発明の液体吐出装置の液体吐出方法は、媒体を支持する支持部と、前記支持部に支持された媒体に対して液体を吐出するノズルを複数備えた液体吐出部と、前記支持部と前記液体吐出部との間に媒体を送る搬送部と、を備えた液体吐出装置における液体吐出方法であって、前記液体吐出部から液体を吐出する処理として、媒体に対し記録を行う為の第1吐出処理と、前記第1吐出処理とは別の処理であって、前記液体吐出部をメンテナンスする為の第2吐出処理と、前記第1吐出処理及び前記第2吐出処理とは別の処理であって、前記液体吐出部と前記支持部との間で液体をミスト化させる第3吐出処理と、を実行可能であり、前記第3吐出処理を実行する場合、前記支持部と前記液体吐出部との間に媒体を送り込む前に前記第3吐出処理を実行することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
プリンターの媒体搬送経路を示す図。
プリンターの媒体搬送経路を示す図。
プリンターの制御系の一部を示すブロック図。
メンテナンス動作の流れを示すフローチャート。
第1吐出制御により吐出されるインク滴を模式的に示す図。
第3吐出制御により生じるインクミストを模式的に示す図。
制御部が記録データを受信した場合に行う処理を示すフローチャート。
湿度の閾値と温度との関係を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を概略的に説明する。
第1の態様に係る液体吐出装置は、媒体を支持する支持部と、前記支持部に支持された媒体に対して液体を吐出するノズルを複数備えた液体吐出部と、前記支持部と前記液体吐出部との間に媒体を送る搬送部と、前記液体吐出部及び前記搬送部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記液体吐出部から液体を吐出する制御として、媒体に対し記録を行う為の第1吐出制御と、前記第1吐出制御とは別の制御であって、前記液体吐出部をメンテナンスする為の第2吐出制御と、前記第1吐出制御及び前記第2吐出制御とは別の制御であって、前記液体吐出部と前記支持部との間で液体をミスト化させる第3吐出制御と、を実行可能であり、更に前記制御部は、前記第3吐出制御を実行する場合、前記支持部と前記液体吐出部との間に媒体を送り込む前に前記第3吐出制御を実行することを特徴とする。
【0009】
本態様によれば、前記第3吐出制御によって前記支持部上の湿度を高めることができ、これにより媒体に付着した微小物が舞い上がって前記ノズルに付着することを抑制できる。そしてこの様な作用効果を得る為に前記液体吐出部とは別に液体を吐出する構成が不要となり、装置の大型化とコストアップを抑制できる。
微小物の一例としては塵埃等が挙げられ、また媒体が紙である場合には紙粉が挙げられる。
【0010】
第2の態様は、第1の態様に従属する態様であって、装置内部の湿度を検出する湿度検出手段を備え、前記制御部は、前記湿度検出手段により取得した湿度が予め定められた閾値より低い場合、前記第3吐出制御を実行することを特徴とする。
本態様によれば、前記湿度が前記閾値を超える場合、即ち媒体に付着した微小物が舞い上がり難い高湿環境では前記第3吐出制御が行われないことから、液体の消費を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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