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公開番号2025110521
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004398
出願日2024-01-16
発明の名称液体収容体、および、液体噴射装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人弁理士法人明成国際特許事務所
主分類B41J 2/17 20060101AFI20250722BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】液体収容体における液体の沈降成分の沈降を効果的に抑制する。
【解決手段】液体収容体は、液体を収容するための液体収容部と、前記液体収容部内に配置され、前記液体収容体が使用される姿勢において上下方向に沿って移動可能に構成された磁性体と、を備える。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
液体収容体であって、
液体を収容するための液体収容部と、
前記液体収容部内に配置され、前記液体収容体が使用される姿勢において上下方向に沿って移動可能に構成された磁性体と、を備える、液体収容体。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の液体収容体であって、
前記液体収容部の内部に配置されたスペーサー部材を更に備え、
前記磁性体は、前記スペーサー部材に配置され、前記スペーサー部材とともに前記上下方向に沿って移動可能に構成されている、液体収容体。
【請求項3】
請求項2に記載の液体収容体であって、
前記磁性体は、前記姿勢における前記スペーサー部材の水平方向の位置のうち、前記上下方向の寸法が最も大きい位置に配置されている、液体収容体。
【請求項4】
請求項2に記載の液体収容体であって、
前記スペーサー部材は、前記磁性体を収容する磁性体収容部であって、前記磁性体を前記液体収容部内の前記液体から隔絶する磁性体収容部を備える、液体収容体。
【請求項5】
請求項2に記載の液体収容体であって、
前記スペーサー部材は、前記液体を流すスペーサー流路を内部に有し、
前記スペーサー流路は、前記液体を濾過するフィルターが配置されたフィルター室を含み、
前記液体収容部内の前記液体を導出するための液体導出部を有する液体導出部材と、
前記フィルター室と前記液体導出部とに接続され、前記フィルターによって濾過された前記液体を前記液体導出部へと流す液体導出管と、を更に備え、
前記磁性体は、前記スペーサー流路において、前記フィルターよりも上流側に配置されている、液体収容体。
【請求項6】
請求項2に記載の液体収容体であって、
前記磁性体は、前記スペーサー部材の外縁よりも内側の位置に配置されている、液体収容体。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載の液体収容体を装着するための装着部と、
1以上の電磁石と、を備え、
前記電磁石は、前記液体収容体が前記装着部に装着された状態において前記磁性体の上側に位置する第1電磁石と、前記状態において前記磁性体の下側に位置する第2電磁石と、の少なくともいずれかを含む、液体噴射装置。
【請求項8】
請求項7に記載の液体噴射装置であって、
各前記電磁石に印加される電圧のオンオフを予め定められた周期で切り換える制御部を備える、液体噴射装置。
【請求項9】
請求項7に記載の液体噴射装置であって、
前記電磁石は、前記第1電磁石と、前記第2電磁石と、を含む、液体噴射装置。
【請求項10】
請求項9に記載の液体噴射装置であって、
前記第1電磁石と前記第2電磁石とのそれぞれに対して印加される電圧のオンオフを交互に切り換える制御部を備える、液体噴射装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、液体収容体、および、液体噴射装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
液体収容体に関して、特許文献1には、液体パック内に収容された液体中の沈降成分の沈降を抑制するための技術が開示されている。特許文献1の技術では、液体パック内に収容された撹拌体を自転または移動させることで、液体パック内の液体を攪拌する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-67094号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、沈降を効果的に抑制するための撹拌体の具体的な動作については十分に検討されていない。沈降成分は、重力によって下方向に沈降する。したがって、撹拌体を単に回転させたり移動させたりしても、例えば、液体収容体の使用環境や液体の種類によっては、沈降を効果的に抑制できない場合があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1の形態によれば、液体収容体が提供される。この液体収容体は、液体を収容するための液体収容部と、前記液体収容部内に配置され、前記液体収容体が使用される姿勢において上下方向に沿って移動可能に構成された磁性体と、を備える。
【0006】
本開示の第2の形態によれば、液体噴射装置が提供される。この液体噴射装置は、上記形態の液体収容体を装着するための装着部と、1以上の電磁石と、を備える。前記電磁石は、前記液体収容体が前記装着部に装着された状態において前記磁性体の上側に位置する第1電磁石と、前記状態において前記磁性体の下側に位置する第2電磁石と、の少なくともいずれかを含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
液体噴射装置の斜視図である。
装着部の斜視図である。
接続機構の斜視図である。
装着部に装着される装着体の斜視図である。
装着体を構成する液体収容体と容器の斜視図である。
アダプターの分解斜視図である。
内部構造体の斜視図である。
内部構造体の分解斜視図である。
内部構造体の模式的な側面図である。
第1実施形態における内部構造体内の構造を模式的に示す図である。
内部構造体を+D方向側から見た図である。
スペーサー部材の平面図である。
装着状態における液体収容体を示す説明図である。
磁性体の移動を説明する第1の図である。
磁性体の移動を説明する第2の図である。
第2実施形態における内部構造体内の構造を模式的に示す図である。
他の実施形態における内部構造体の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
A.第1実施形態:
図1は、液体噴射装置11の斜視図である。液体噴射装置11は、例えば、用紙などの媒体に液体の一例であるインクを噴射することによって印刷を行うインクジェットプリンターである。液体噴射装置11は、略直方体状の外装体12を備える。外装体12の前面部分には、底部側から上に向かって順に、容器13が着脱可能に装着される装着部14を覆う回動可能な前蓋15と、媒体を収容可能なカセット16が装着される装着口17とが配置されている。さらに、装着口17の上側には、媒体が排出される排出トレイ18と、液体噴射装置11の操作を行うための操作パネル19とが配置されている。なお、外装体12の前面とは、高さと幅を有し、液体噴射装置11に対する操作を主に行う側面のことをいう。
【0009】
本実施形態の装着部14には、複数の容器13が幅方向に並ぶ態様で装着可能である。例えば、複数の容器13として、第1容器13Sと、第1容器13Sよりも幅の長さが長い第2容器13Mと、を含む3以上の容器13を装着部14に装着可能である。そして、これら容器13には、液体収容体20が取り外し可能に載置される。すなわち、液体収容体20は、液体噴射装置11に着脱可能に装着される容器13に載置される。また、液体収容体20が載置された容器13が液体噴射装置11に装着されることで、液体収容体20が液体噴射装置11に装着される。容器13は、液体収容体20を保持しない単体の状態でも装着部14に着脱可能に装着可能であり、液体噴射装置11に備えられる構成要素である。以下では、液体収容体20が液体噴射装置11に装着されて使用される状態のことを、「装着状態」または「使用状態」と呼ぶ。また、装着状態および使用状態における液体収容体20の姿勢のことを、「使用姿勢」とも呼ぶ。
【0010】
外装体12内には、ノズルから液体を噴射する液体噴射部21と、液体噴射装置11の幅方向と一致する走査方向に沿って往復移動するキャリッジ22とが設けられている。液体噴射部21は、キャリッジ22と共に移動し、容器13に載置された液体収容体20から供給される液体を媒体に向かって噴射することにより、この媒体に印刷する。なお、他の実施形態では、液体噴射部21は往復移動することなく位置が固定されたラインヘッドでもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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