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公開番号2025111217
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2024005512
出願日2024-01-17
発明の名称繊維板構造体製造方法、繊維板構造体製造システム、及び繊維板構造体
出願人富士フイルム株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B41M 5/00 20060101AFI20250723BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】繊維板が適用される基材に対するインクジェット方式の好ましい印刷が実現される、繊維板構造体製造方法、繊維板構造体製造システム、及び繊維板構造体を提供する。
【解決手段】繊維板構造体製造方法は、繊維板が用いられる基材の第1面に対して水性シーラーを塗布し(S10)、水性シーラーを乾燥させた下塗り層を第1面に形成し(S12)、下塗り層が形成された第1面に対して、水性インクを増粘させる機能を有する水性プレコンディショニング液を塗布し(S14)、インクジェット方式の吐出ヘッドから水性インクを吐出させ、水性プレコンディショニング液が塗布された第1面に対して水性インクを塗布する(S18)。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
繊維板が用いられる基材の第1面に対して塗布された水性シーラーを乾燥させた下塗り層を前記第1面に形成し、
下塗り層が形成された前記第1面に対して、水性インクを増粘させる機能を有する水性プレコンディショニング液を塗布し、
インクジェット方式の吐出ヘッドから水性インクを吐出させ、前記水性プレコンディショニング液が塗布された前記第1面に対して前記水性インクを塗布する、繊維板構造体製造方法。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記水性シーラー及び前記水性インクは、同一の種類の樹脂が含まれる、請求項1に記載の繊維板構造体製造方法。
【請求項3】
前記水性シーラーは、前記水性インクよりも厚く塗布される、請求項1に記載の繊維板構造体製造方法。
【請求項4】
前記水性シーラーは、白色の色材粒子を含有する、請求項1に記載の繊維板構造体製造方法。
【請求項5】
前記水性インクは、白色の色材粒子を含有する白色インクが含まれ、
前記水性インクの塗布は、前記水性プレコンディショニング液が塗布された前記第1面に対して前記白色インクを塗布する、請求項1に記載の繊維板構造体製造方法。
【請求項6】
前記水性インクが塗布された前記第1面に対して、コーティング液を塗布する、請求項1に記載の繊維板構造体製造方法。
【請求項7】
前記コーティング液の塗布は、非接触プロセスが適用される、請求項6に記載の繊維板構造体製造方法。
【請求項8】
前記基材の第1面と反対側の第2面に対して防湿層を形成する、請求項1に記載の繊維板構造体製造方法。
【請求項9】
前記基材の第1面に対してサンディング処理が実施される、請求項1に記載の繊維板構造体製造方法。
【請求項10】
前記基材の第1面に塗布される前記水性シーラーを乾燥させ、前記基材の第1面に下塗り層を形成する、請求項1に記載の繊維板構造体製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は繊維板構造体製造方法、繊維板構造体製造システム、及び繊維板構造体に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、インクジェット方式の印刷装置は、様々な種類の材料が基材に対して使用される。基材の材料の例として、MDF等の木質繊維板が挙げられる。MDFは、中密度繊維板を表す英語表記Medium Density Fiberboardの省略語である。
【0003】
MDF等の繊維板に対してインクジェット方式を適用して印刷をする場合は、繊維板がインクを強く吸収してしまい、繊維板の表面にインクが残らない。そうすると、紙等の基材に対して印刷がされる場合と比較して、発色が劣化するなどの課題が存在する。繊維板へのインクの染み込みを防止する手法は、以下に示される特許文献1から特許文献3までのそれぞれに開示されている。
【0004】
特許文献1は、記録を行う記録媒体の種類に応じて使用するインクを切り替えるインクジェット記録装置が記載される。同文献に記載の装置は、屋外展示用の低浸透性記録媒体に対して記録を行う際には顔料系のインクの他、クリアエマルジョンインクと反応液を用いて記録を行う。
【0005】
特許文献2は、水系コーティング液を基材に着弾させ、コーティング液上に水系着色インクを着弾させて印刷層を形成する印刷方法が記載される。同文献には、印刷方法に適用される基材として木材等が記載される。
【0006】
特許文献3は、建材印刷用のインクジェット記録方法が記載される。同文献に記載の方法では、予め建材の印刷面上にプライマー層を形成する前処理工程が含まれる。プライマー層は、インクの建材への浸透を抑え、インクの密着性を改良する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第6991724号公報
国際公開第2019/116536号
特許第6236471号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1から特許文献3までに記載される手法では、特許文献1に記載の反応液等を繊維板が吸収してしまい、繊維板のインク塗布面に対してインクを残すことが困難である、という課題が存在する。
【0009】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、繊維板が適用される基材に対するインクジェット方式の好ましい印刷が実現される、繊維板構造体製造方法、繊維板構造体製造システム、及び繊維板構造体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の第1態様に係る繊維板構造体製造方法は、繊維板が用いられる基材の第1面に対して塗布された水性シーラーを乾燥させた下塗り層を第1面に形成し、下塗り層が形成された第1面に対して、水性インクを増粘させる機能を有する水性プレコンディショニング液を塗布し、インクジェット方式の吐出ヘッドから水性インクを吐出させ、水性プレコンディショニング液が塗布された第1面に対して水性インクを塗布する、繊維板構造体製造方法である。
(【0011】以降は省略されています)

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