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公開番号
2025114666
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2025075692,2021101028
出願日
2025-04-30,2021-06-17
発明の名称
補給管理システム及び補給制御方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
B41J
29/38 20060101AFI20250729BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】消耗材の補給を許可し又は抑止する場合、画像形成装置によるローカルな認証では、何らかの契約条件下でユーザによる画像形成装置又は消耗材の利用状況を管理する用途では好ましくない。
【解決手段】補給管理システムは、ユーザ環境に存在し、画像形成のために消費される消耗材を収容している収容デバイスに固有のコードを取得する取得部と、前記収容デバイスから画像形成装置への前記消耗材の補給経路を開閉可能な、前記収容デバイス及び前記画像形成装置の少なくとも一方に配設される開閉機構と、遠隔環境に存在し、前記取得部により取得された前記コードに基づいて前記収容デバイスについての認証を行うサーバ装置と、前記ユーザ環境に存在し、前記サーバ装置により行われた前記認証が成功した場合に、前記開閉機構に前記消耗材の補給経路を開放させ又は前記開閉機構による前記補給経路の開放を可能にする制御部と、を含む。
【選択図】図17
特許請求の範囲
【請求項1】
ユーザ環境に存在し、画像形成のために消費される消耗材を収容している収容デバイスに固有のコードを取得する取得部と、
前記収容デバイスから画像形成装置への前記消耗材の補給経路を開閉可能な、前記収容デバイス及び前記画像形成装置の少なくとも一方に配設される開閉機構であって、前記開閉機構の操作部材をユーザが操作することで前記消耗材の補給経路が開閉される開閉機構と、
前記消耗材の補給経路を開放させる前記操作部材の操作をロックし及びアンロックするロック機構と、
遠隔環境に存在し、前記取得部により取得された前記コードに基づいて前記収容デバイスについての認証を行うサーバ装置であって、前記認証が成功した場合に、前記消耗材の補給経路を開放させる前記操作部材の前記操作をアンロックするためのアンロック命令を送信する前記サーバ装置と、
前記ユーザ環境に存在し、前記サーバ装置により行われた前記認証が成功した場合に、前記サーバ装置から受信される前記アンロック命令に応じて、前記ロック機構に前記操作部材の前記操作をアンロックさせる制御部と、
を含む補給管理システム。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記サーバ装置は、ユーザのアカウント情報を受信し、
前記サーバ装置により行われる前記認証は、前記コードにより識別される前記収容デバイスが前記アカウント情報により示されるアカウントに対し対応関係を有するかを判定すること、を含む、
請求項1に記載の補給管理システム。
【請求項3】
前記補給管理システムは、
各アカウントと当該アカウントを有するユーザへ提供された少なくとも1つの収容デバイスとの間の関連付けを示すデータベース、
をさらに含み、
前記サーバ装置は、前記データベースにおいて、前記コードにより識別される前記収容デバイスが、前記アカウント情報により示されるアカウントに関連付けられている場合に、前記収容デバイスが前記アカウントに対し対応関係を有すると判定する、
請求項2に記載の補給管理システム。
【請求項4】
前記画像形成装置は、
前記画像形成装置を識別する装置識別情報を予め記憶しており、
所定の入力信号が検知された場合に、前記装置識別情報を前記サーバ装置へ送信し、
前記サーバ装置により行われる前記認証は、前記装置識別情報により識別される前記画像形成装置が前記アカウントに対し対応関係を有するかを判定すること、をさらに含む、
請求項3に記載の補給管理システム。
【請求項5】
前記データベースは、各アカウントと当該アカウントを有するユーザの装置として登録された少なくとも1つの画像形成装置との間の関連付けをさらに示し、
前記サーバ装置は、前記データベースにおいて、前記装置識別情報により識別される前記画像形成装置が、前記アカウント情報により示されるアカウントに関連付けられている場合に、前記画像形成装置が前記アカウントに対し対応関係を有すると判定する、
請求項4に記載の補給管理システム。
【請求項6】
前記所定の入力信号は、前記画像形成装置のユーザインタフェースを介して検知されるユーザ入力信号である、請求項4又は5に記載の補給管理システム。
【請求項7】
前記所定の入力信号は、ユーザ端末から通信インタフェースを介して受信される受信信号である、請求項4又は5に記載の補給管理システム。
【請求項8】
前記データベースは、各収容デバイスが使用済みか否かを示すステータス情報を含み、
前記サーバ装置により行われる前記認証は、前記コードにより識別される前記収容デバイスが使用済みであるかを前記ステータス情報に基づいて判定すること、をさらに含む、
請求項3~7のいずれか1項に記載の補給管理システム。
【請求項9】
前記画像形成装置は、前記消耗材を貯蔵する貯蔵部、を備え、
前記サーバ装置は、
前記画像形成装置から、前記貯蔵部内の前記消耗材の残量に関する残量情報を受信し、
受信した前記残量情報が前記消耗材の前記残量が増加したことを示す場合に、前記消耗材の補給に使用された前記収容デバイスについての前記データベース内の前記ステータス情報を使用済みを示すように更新する、
請求項8に記載の補給管理システム。
【請求項10】
前記制御部は、前記所定の入力信号の検知に応じて前記装置識別情報が前記サーバ装置へ送信された後、所定の期間にわたって、前記認証の結果に基づく制御信号の受信を待受け、前記制御信号は、前記アンロック命令を含む、請求項4~7のいずれか1項に記載の補給管理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、補給管理システム、補給制御方法、画像形成装置、及びサーバ装置に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
コピー機、プリンタ及びファクシミリ受信機といった画像形成装置は、トナー又はインクなどの消耗材を消費して記録媒体に画像を形成する。消耗材が枯渇すると、ユーザは、使用済みのカートリッジを新しいカートリッジへ交換し、又は消耗材を収容しているパックから画像形成装置のタンクへ消耗材を補給する。広く普及している着脱型のカートリッジ方式と比較すると、補給時にのみ補給パックのようなデバイスを画像形成装置へ接続して消耗材を装置内へ補給(例えば、注入)する補給方式は、低コストであり且つ環境負荷が低いといった利点を有する。例えば、特許文献1は、トナーを収容しているシリンダ状の収容デバイスをプリンタへ接続し、収容デバイスからプリンタへトナーを補給するための仕組みを提案している。
【0003】
上述したカートリッジ又は補給パックといったデバイスにメモリを搭載し、このメモリから読出される情報に基づいて高度な情報処理を行う画像形成装置が知られている。例えば、特許文献2は、トナーカートリッジのメモリに当該カートリッジ内のトナーの残量を示すデータを記憶させ、そのデータがトナー残量低下を示している場合にユーザにカートリッジの適時な発注を促す技術を開示している。特許文献3は、プリンタに装着されたカートリッジのメモリからプリンタが乱数値を読出し、サーバ装置においてその乱数値に基づく認証が成功した場合に、カートリッジからのトナーの供給を有効化する技術を開示している。特許文献1に記載されたプリンタもまた、収容デバイスのメモリから読出される認証データに基づく認証を行うが、その認証は単独のプリンタによるローカルな認証に留まる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2020/046338号
特開2015-090384号公報
特開2021-030667号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された画像形成装置によるローカルな認証では、収容デバイスと画像形成装置との間の適合性を検証することはできる。しかし、例えば、何らかの契約条件下でユーザによる画像形成装置又は消耗材の利用状況を管理する用途では、ローカルな認証のみでは好ましくないかもしれない。デバイスの適合性以外の、画像形成装置にとって既知ではない条件を考慮して消耗材の補給を許可し又は抑止することが難しいことも想定される。一方、特許文献2及び3に記載された残量データ及び乱数といった多様な情報をデバイスのメモリに格納しようとすると、デバイスに掛かるコストが上昇し、ユーザが負担するランニングコストが増加する。デバイスにメモリを搭載せず認証管理又は残量管理といった機能を省略すれば、ランニングコストは最小化されるであろう。しかし、この場合には、正規でない消耗材又はデバイスの使用に起因する故障、誤動作若しくは画質の低下、又は予期しないタイミングでの消耗材の枯渇といった不利益がユーザにもたらされる。
【0006】
本開示に係る技術は、上述した不都合のうちの少なくとも1つを解消し又は軽減しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
ある観点によれば、ユーザ環境に存在し、画像形成のために消費される消耗材を収容している収容デバイスに固有のコードを取得する取得部と、前記収容デバイスから画像形成装置への前記消耗材の補給経路を開閉可能な、前記収容デバイス及び前記画像形成装置の少なくとも一方に配設される開閉機構であって、前記開閉機構の操作部材をユーザが操作することで前記消耗材の補給経路が開閉される開閉機構と、前記消耗材の補給経路を開放させる前記操作部材の操作をロックし及びアンロックするロック機構と、遠隔環境に存在し、前記取得部により取得された前記コードに基づいて前記収容デバイスについての認証を行うサーバ装置であって、前記認証が成功した場合に、前記消耗材の補給経路を開放させる前記操作部材の前記操作をアンロックするためのアンロック命令を送信する前記サーバ装置と、前記ユーザ環境に存在し、前記サーバ装置により行われた前記認証が成功した場合に、前記サーバ装置から受信される前記アンロック命令に応じて、前記ロック機構に前記操作部材の前記操作をアンロックさせる制御部と、を含む補給管理システムが提供される。対応する補給制御方法、画像形成装置、及びサーバ装置もまた提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る画像形成装置の外観の一例を示す概略斜視図。
一実施形態に係る画像形成装置の内部の物理的な構成の一例を示す概略断面図。
一実施形態に係る消耗材補給経路の構成の一例について説明するための概略斜視図。
一実施形態に係る貯蔵部及びその周辺の構成の一例について説明するための概略断面図。
一実施形態に係る補給パックの概略的な構成の一例について説明するための概略斜視図。
一実施形態に係る排出トレイの開閉について説明するための説明図。
トナー受け部に補給パックが接続された様子を示す説明図。
開閉機構の作動をロックするためのロック機構の一例について説明するための説明図。
第1実施形態に係る補給管理システムの構成の一例を示す模式図。
第1実施形態に係る管理サーバの構成の一例を示すブロック図。
装置登録時のデータベースの更新の一例について説明するための説明図。。
パック配送時のデータベースの更新の一例について説明するための説明図。
第1実施形態に係るユーザ端末の構成の一例を示すブロック図。
第1実施形態に係る画像形成装置の機能面の構成の一例を示すブロック図。
装置登録に関連する概略的な処理の流れの一例を示すシーケンス図。
ユーザへの補給パックの提供に関連する概略的な処理の流れのいくつかの例を示すシーケンス図。
消耗材補給時の第1実施例に係る概略的な処理の流れの一例を示すシーケンス図。
管理サーバにより実行される認証処理の流れの一例を示すフローチャート。
画像形成装置により実行されるロック制御処理の流れの一例を示すフローチャート。
消耗材補給時の第2実施例に係る概略的な処理の流れの一例を示すシーケンス図。
第1実施形態の変形例に係る補給管理システムの構成の一例を示す模式図。
第2実施形態に係る補給管理システムの構成の一例を示す模式図。
第2実施形態に係る補給パックと画像形成装置との間の接続について説明するための模式図。
第2実施形態に係る画像形成装置の構成の一例を示すブロック図。
第2実施形態における消耗材補給時の概略的な処理の流れの一例を示すシーケンス図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<1.補給方式の画像形成装置の説明>
本節では、補給方式の画像形成装置の基本的な構成について図1~図8を用いて説明する。以下の説明では、モノクロレーザプリンタである画像形成装置1の構成を例示するが、本開示に係る技術は、例えばカラーレーザプリンタ及びインクジェットプリンタといった他の種類のプリンタにも適用可能である。概していうと、本開示に係る技術は、コピー機、プリンタ、ファクシミリ受信機及び複合機といった画像形成装置一般に、広く適用可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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