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公開番号
2025133632
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024031706
出願日
2024-03-01
発明の名称
生分解性樹脂フィルム
出願人
アキレス株式会社
代理人
主分類
B32B
27/36 20060101AFI20250904BHJP(積層体)
要約
【課題】本発明は、フィルム厚みが薄くても、製膜性、ガスバリア性、フィルム強度に優れ、早期に分解可能な生分解性樹脂フィルムを提供することを目的とする。
【解決手段】生分解性樹脂層(A層)と、生分解性樹脂層(B層)とを含む2層以上の積層体である生分解性樹脂フィルムであって、前記A層を構成する生分解性樹脂100質量%のうち、ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂の含有率が90質量%超100質量%以下であり、前記B層を構成する生分解性樹脂100質量%のうち、脂肪族芳香族ポリエステル系樹脂の含有率が70質量%以上100質量%以下であり、前記A層と前記B層の厚み比が、A層/B層=1/4以上2/1以下であり、少なくとも一方の最表面にはA層が位置し、厚みが10μm以上100μm以下であり、同時多層成形によって成形されたことを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
生分解性樹脂層(A層)と、生分解性樹脂層(B層)とを含む2層以上の積層体である生分解性樹脂フィルムであって、
前記A層を構成する生分解性樹脂100質量%のうち、ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂の含有率が90質量%超100質量%以下であり、
前記B層を構成する生分解性樹脂100質量%のうち、脂肪族芳香族ポリエステル系樹脂の含有率が70質量%以上100質量%以下であり、
前記A層と前記B層の厚み比が、A層/B層=1/4以上2/1以下であり、
少なくとも一方の最表面にはA層が位置し、
厚みが10μm以上100μm以下であり、
同時多層成形によって成形されたことを特徴とする生分解性樹脂フィルム。
続きを表示(約 67 文字)
【請求項2】
前記A層が両表面に位置する3層以上の積層体であることを特徴とする請求項1に記載の生分解性樹脂フィルム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば圃場の土の中に薬液を注入散布することで土壌の消毒を行う際など、土壌の表面を被覆するための農業用マルチフィルムとして好ましく使用される生分解性樹脂フィルムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、圃場においては、農作物を病原菌、害虫から保護するために、土壌の消毒が行われている。その際、消毒薬が周囲に飛散しないよう、圃場の土壌の中へ薬剤を注入散布した後、マルチャーなどの機械を使用して土壌の表面を農業用マルチフィルムで被覆している。
【0003】
このような農業用マルチフィルムとして、ポリエチレンフィルムやポリ塩化ビニルフィルムが使用されている。通常、使用後のフィルムは回収され焼却処分されるが、今日の環境問題の要請を考慮して、焼却処分が不要となる生分解性樹脂フィルムが求められつつある。生分解性樹脂とは、自然界の土壌中や水中の微生物により一定の時間で分解され、最終的に水と二酸化炭素とに分解される樹脂のことである。
【0004】
例えば、特許文献1には、農業用マルチフィルムに使用できる生分解性樹脂フィルムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-185793号公報
【0006】
このような土壌消毒用として使用できる農業用マルチフィルムには、土壌内に消毒薬を保持するためのガスバリア性と、マルチャーでの展張作業に耐え得るフィルム強度を有することが求められている。それに加え、生分解性樹脂フィルムを用いる場合には、4週間ほどの消毒期間中はフィルム形状を保持しつつ、当該期間後は、ただちに土壌にすき込めるほどに分解が進むことが必要である。
【0007】
特許文献1の生分解性樹脂フィルムは、分解しやすく、ガスバリア性が改善できることが知られているポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂と生分解性樹脂として汎用なPBATやPBSなどを混合して用いている。一般的に、ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂は、分解は早く、フィルム強度は弱い樹脂であり、PBATやPBSなどは、分解は遅く、フィルム強度に優れる樹脂であることから、これらを混合して早期分解性とフィルム強度を両立するのは困難であり、特許文献1の生分解性樹脂フィルムでは、土壌消毒用として求められている早期分解性が得られ難い。
【0008】
また、早期分解性を達成するためにフィルム厚みを薄くする方法が知られているが、ガスバリア性は勿論のこと、農業用マルチフィルムとして要求されるフィルム強度、例えば引裂強度などが劣ってしまう。
【0009】
一方で、ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂と他の生分解性樹脂を混合して単層のフィルムを成形する際、ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂の含有率が高い場合に、例えばインフレーション成形時には、製膜性に劣る場合があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
そこで、本発明は、フィルム厚みが薄くても、製膜性、ガスバリア性、フィルム強度に優れ、早期に分解可能な生分解性樹脂フィルムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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