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公開番号
2025139800
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024038835
出願日
2024-03-13
発明の名称
樹脂成形体
出願人
マクセル株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B32B
5/18 20060101AFI20250919BHJP(積層体)
要約
【課題】タフネスを向上させることができる樹脂成形体を提供する。
【解決手段】樹脂成形体1は、発泡樹脂からなるコア層2と、コア層2の主面に積層され、非発泡樹脂からなるスキン層3及びスキン層4とを有する。コア層2は、ポリアミド樹脂21と複数のシリコーン粒子22とを含む。複数のシリコーン粒子22は各々、鱗片形状を有し、発泡樹脂からなるコア層2の隣り合う気泡23同士の間の気泡壁に配される。樹脂成形体に荷重が負荷されると複数のシリコーン粒子の周辺に応力が分散されるため、タフネスを向上することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
発泡樹脂からなるコア層と、前記コア層の主面の少なくとも一方に積層され、非発泡樹脂からなるスキン層とを有する樹脂成形体であって、
前記コア層は、ポリアミド樹脂と複数のシリコーン粒子とを含み、
前記複数のシリコーン粒子は各々、鱗片形状を有する、樹脂成形体。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の樹脂成形体であって、
前記複数のシリコーン粒子は、前記コア層に含まれる前記ポリアミド樹脂100重量部に対して10.0重量部未満で前記コア層に含まれる、樹脂成形体。
【請求項3】
請求項1に記載の樹脂成形体であって、
前記複数のシリコーン粒子の平均粒子径は、1~500μmである、樹脂成形体。
【請求項4】
請求項1に記載の樹脂成形体であって、
前記コア層は、1.5~3倍の発泡倍率を有する、樹脂成形体。
【請求項5】
請求項1に記載の樹脂成形体であって、
前記スキン層は、前記コア層の一方の主面に積層される第1スキン層と、前記コア層の他方の主面に積層される第2スキン層とを含む、樹脂成形体。
【請求項6】
請求項5に記載の樹脂成形体であって、
前記第1スキン層及び第2スキン層の厚みの合計は、前記樹脂成形体の全体の厚みの10%以上50%以下である、樹脂成形体。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の樹脂成形体であって、
前記スキン層は、ポリアミド樹脂と複数のシリコーン粒子とを含む、樹脂成形体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ポリアミド樹脂とシリコーン粒子とを含む樹脂成形体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、石油資源の枯渇又は環境保護の観点から、プラスチック製品のリサイクルについて種々検討されている。
【0003】
特許第7276731号公報(特許文献1)は、自動車部品用部品又はOA機器等といったポリアミド樹脂製品のマテリアルリサイクルに関するポリアミド樹脂組成物を開示している。ポリアミド樹脂組成物は、ポリアミド樹脂(A)100重量部に対し、シリコーン樹脂(B)0.01~12重量部、イソシアネート基、エポキシ基および酸無水物基からなる群より選ばれる少なくとも1種の官能基を有するシランカップリング剤(C)0.01~5重量部を配合してなる。これにより、ポリアミド樹脂組成物は、不純物としてシリコーン樹脂を含むポリアミド樹脂製品であっても、その組成物が射出成形された成形品からのシリコーン樹脂の脱落及び成形の際の金型表面へのシリコーン樹脂の付着を抑制し、かつ、その成形品の機械特性をも向上させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7276731号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、樹脂製品の小型縮小化又は高機能化の要求が高まるにつれて、衝撃を吸収する能力としてのタフネスが着目されている。樹脂成形体に衝撃が加わってクラックが発生した場合、衝撃を除いても破壊を止めることはできない。しかし、樹脂成形体において上述のタフネスを向上できれば、樹脂成形体に対する衝撃を吸収して樹脂成形体の破壊を抑制することができる。
【0006】
そこで、本開示は、タフネスを向上させることができる樹脂成形体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示は次のような解決手段を講じた。すなわち、本開示に係る樹脂成形体は、発泡樹脂からなるコア層と、コア層の主面の少なくとも一方に積層され、非発泡樹脂からなるスキン層とを有する樹脂成形体である。コア層は、ポリアミド樹脂と複数のシリコーン粒子とを含む。複数のシリコーン粒子は各々、鱗片形状を有する。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る樹脂成形体によれば、タフネスを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態に係る樹脂成形体を示す斜視図である。
図2は、図1に示す樹脂成形体の拡大断面写真である。
図3は、図1に示す樹脂成形体の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明者らは、以下の通り、ポリアミド樹脂と複数のシリコーン粒子を含む樹脂成形体のタフネスの向上について鋭意検討した。通常、ポリアミド樹脂を材料とする樹脂成形体の強度を向上させようとする場合、シリコーン粒子といった異物の混入は好ましくなく、ポリアミド樹脂の純度が高い方が好ましい。ただし、上述の通り、既存のポリアミド樹脂製品をリサイクル処理する場合には、シリコーン粒子といった異物が混入することがある。そこで、本発明者らは、ポリアミド樹脂を母材とする樹脂成形体に関し、異物であるシリコーン粒子を含んでも、強度の向上、すなわち、タフネスの向上を実現できる樹脂成形体について鋭意検討した。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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