TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025151748
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024053317
出願日
2024-03-28
発明の名称
セラミック組成物、およびセラミック部品
出願人
日本特殊陶業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C04B
35/117 20060101AFI20251002BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】アルミナと炭化タングステンとを含有するセラミック組成物の高環境下での特性をさらに向上させる。
【解決手段】セラミック組成物は、アルミナ(Al
2
O
3
)と炭化タングステン(WC)とを含有する。このセラミック組成物において、アルミナ(Al
2
O
3
)の結晶粒子と、炭化タングステン(WC)の結晶粒子との結晶粒界には、ハフニウム(Hf)によって形成された原子層が存在する。この原子層は、2層以上のハフニウムの原子配列を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
アルミナ(Al
2
O
3
)と炭化タングステン(WC)とを含有するセラミック組成物であって、
前記アルミナ(Al
2
O
3
)の結晶粒子と、前記炭化タングステン(WC)の結晶粒子との結晶粒界に、ハフニウム(Hf)によって形成された原子層が存在し、
前記原子層は、2層以上のハフニウムの原子配列を含む、
セラミック組成物。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記セラミック組成物の任意の一断面におけるポアの比率が、0.1%以下となっている、
請求項1に記載のセラミック組成物。
【請求項3】
前記原子層は、前記結晶粒界において、前記ハフニウム(Hf)の金属結晶相で形成されている、
請求項1または2に記載のセラミック組成物。
【請求項4】
前記原子層は、前記結晶粒界において、前記ハフニウム(Hf)の金属結晶相の(210)面で形成されている、
請求項3に記載のセラミック組成物。
【請求項5】
前記ハフニウム(Hf)の金属結晶相は、六方晶であり、
前記原子層は、前記六方晶の(210)面の3層分の厚みで形成されている、
請求項4に記載のセラミック組成物。
【請求項6】
請求項1または2に記載のセラミック組成物を含む、セラミック部品。
【請求項7】
ガスタービン用部材、人工衛星用噴射ノズル、レンズ用金型、シール材、航空機用エンジン部材および切削工具のうちの何れかに使用される、
請求項6に記載のセラミック部品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、セラミック組成物、およびそれを含むセラミック部品に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
アルミナ(Al
2
O
3
)を主成分とするセラミック組成物の特性の改善を目的として、アルミナ(Al
2
O
3
)の他に炭化タングステン(WC)を含有させる技術が開示されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、アルミナ(Al
2
O
3
)と、炭化タングステン(WC)と、を含有するセラミック組成物であって;周期表の4~6族に属する遷移金属、イットリウム(Y)、スカンジウム(Sc)及びランタノイドから選択される少なくとも1つの元素によって形成された原子層が、アルミナ(Al
2
O
3
)結晶粒子と炭化タングステン(WC)結晶粒子との結晶粒界に存在することを特徴とするセラミック組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6491363号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のように、アルミナ(Al
2
O
3
)と炭化タングステン(WC)とを含有するセラミック組成物の特性の改善のために、様々な手法が提案されている。
【0006】
本発明の一局面では、アルミナと炭化タングステンとを含有するセラミック組成物の高環境下での特性をさらに向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1]
本発明の一局面にかかるセラミック組成物は、アルミナ(Al
2
O
3
)と炭化タングステン(WC)とを含有するセラミック組成物であって、前記アルミナ(Al
2
O
3
)の結晶粒子と、前記炭化タングステン(WC)の結晶粒子との結晶粒界に、ハフニウム(Hf)によって形成された原子層が存在し、前記原子層は、2層以上のハフニウムの原子配列を含む。
【0008】
[2]
[1]に記載の本発明の一局面にかかるセラミック組成物において、前記セラミック組成物の任意の一断面におけるポアの比率が、0.1%以下となっていてもよい。
【0009】
[3]
[1]または[2]に記載の本発明の一局面にかかるセラミック組成物において、前記原子層は、前記結晶粒界において、前記ハフニウム(Hf)の金属結晶相で形成されていてもよい。
【0010】
[4]
[3]に記載の本発明の一局面にかかるセラミック組成物において、前記原子層は、前記結晶粒界において、前記ハフニウム(Hf)の金属結晶相の(210)面で形成されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
日本特殊陶業株式会社
センサ
1日前
日本特殊陶業株式会社
センサ
1日前
日本特殊陶業株式会社
センサ
1日前
日本特殊陶業株式会社
センサ
1日前
日本特殊陶業株式会社
センサ
1日前
日本特殊陶業株式会社
圧電発音体
1日前
日本特殊陶業株式会社
セラミック部品
2日前
日本特殊陶業株式会社
ホットモジュール
2日前
日本特殊陶業株式会社
ホットモジュール
2日前
日本特殊陶業株式会社
圧電セラミック積層体
1日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサの製造方法
3日前
日本特殊陶業株式会社
金属有機構造体、および賦形体
4日前
日本特殊陶業株式会社
固体酸化物形電解セルおよびその利用
2日前
日本特殊陶業株式会社
固体酸化物形電解セルおよびその利用
2日前
日本特殊陶業株式会社
固体酸化物形電解セルおよびその利用
2日前
日本特殊陶業株式会社
固体酸化物形電解セルおよびその利用
2日前
日本特殊陶業株式会社
固体酸化物形電解セルおよびその利用
2日前
日本特殊陶業株式会社
固体酸化物形電解セルおよびその利用
2日前
日本特殊陶業株式会社
固体酸化物形電解セルおよびその利用
2日前
日本特殊陶業株式会社
固体酸化物形電解セルおよびその利用
2日前
日本特殊陶業株式会社
固体酸化物形電解セルおよびその利用
2日前
日本特殊陶業株式会社
基板保持部材及びセラミックスサセプタ
4日前
日本特殊陶業株式会社
基板保持部材及びセラミックスサセプタ
4日前
日本特殊陶業株式会社
セラミック組成物、およびセラミック部品
2日前
日本特殊陶業株式会社
セルスタックの故障検知システム、及び、セルスタックの故障検知方法
3日前
日本特殊陶業株式会社
電気化学セル、固体酸化物形電解セル、セルスタック、ホットモジュール、および水素製造装置
1日前
個人
構築素材又は原材
5か月前
株式会社トクヤマ
水硬性組成物
3か月前
株式会社トクヤマ
水硬性組成物
16日前
株式会社トクヤマ
水硬性組成物
4か月前
東ソー株式会社
焼結体の製造方法
4か月前
株式会社トクヤマ
窒化ケイ素基板
4か月前
株式会社トクヤマ
窒化ケイ素基板
1か月前
株式会社トクヤマ
窒化ケイ素基板
1か月前
太平洋マテリアル株式会社
膨張材
8日前
東ソー株式会社
焼結体の製造方法
4か月前
続きを見る
他の特許を見る