意匠ウォッチ

発行日2025-10-16
公報種別意匠公報(S)
登録番号1810778
登録日2025-10-07
意匠に係る物品沈殿池排泥ピット用プレート
意匠分類K6-10(化学機械器具)
出願番号2025010606
出願日2025-05-29
意匠権者前澤工業株式会社
代理人個人
意匠に係る物品の説明本物品は、沈殿池排泥ピット用プレートであって、「使用方法を示す参考図」に示すように、浄水処理などを行う水処理施設に設けられる。具体的に、水処理施設は、被処理水に含まれる不純物を沈降分離する沈殿池と、沈殿池に沈殿した不純物を汚泥として掻き寄せる掻寄機と、掻寄機によって掻き寄せられた汚泥を一時的に貯留する排泥ピットとを備え、排泥ピットは沈殿室及び排泥室を有し、本物品は沈殿室及び排泥室の境界に設置されている。掻寄機は、連結プレートを介して往復動可能に配された複数のスクレーパと汚泥撹拌棒からなる掻寄機の往復動作により、汚泥を排泥ピットに向けて掻き寄せる。このとき、汚泥だけでなく落ち葉などの外部のゴミが沈殿室に侵入する場合がある。しかしながら、本物品は、沈殿室の下方に設けられた排泥室を覆うように設置されるとともに、「各部名称を示すA-A部分参考拡大図」に示す本物品の開口部(汚泥流入口)の開口方向が鉛直方向に沿うように設置されるので、落ち葉などの外部のゴミが本物品の開口部(汚泥流入口)を閉塞することはない。したがって、沈殿室の汚泥や落ち葉などの外部のゴミを確実に排泥室に流入させることができる。また、「使用方法を示す参考図」において本物品は、平面側が上方を向いて使用されているが、天地を逆にして、底面側を上方に向けて使用することも可能である。
意匠の説明実線で表した部分は、意匠登録を受けようとする部分であり、一点鎖線は、部分意匠として意匠登録を受けようとする部分とその他の部分との境界のみを示す線である。「斜視図」中、省略部分は、願書添付図面上、14cmであり、「正面図」、「背面図」、「平面図」及び「底面図」中、省略部分は、願書添付図面上、16.9cmであり、省略部分中、「各部名称を示すA-A部分参考拡大図」にも示す開口部が等間隔で複数連続している。また、「使用方法を示す参考図」において、本物品は、同図の理解の促進のため上下方向を誇張して厚く表現している。

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