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公開番号2025022221
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023126611
出願日2023-08-02
発明の名称サスペンダ及びシートトリム
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B68G 7/052 20060101AFI20250206BHJP(馬具;詰め物,かわ張りされた物品)
要約【課題】サスペンダが湾曲された状態で表皮材がサスペンダに接合された際に当該表皮材に皺が形成されることを防止又は抑制する。
【解決手段】サスペンダ10は、帯状に形成された吊り部材14と、吊り部材14の短手方向一方側端部に固定された補強片16と、を備えている。吊り部材14の短手方向他方側の端部には、切欠部18が形成されている。切欠部18は、吊り部材14の短手方向他方側が開放可能な形状かつ短手方向一方側が閉止された形状に形成されている。また、切欠部18は、吊り部材14を短手方向一方側へ湾曲させる前の状態において開放端側の部位18Bが窄まる形状となっている。さらに、切欠部18は、吊り部材14を短手方向一方側へ湾曲させた際に開放端側の部位18Bが広がる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
帯状に形成された吊り部材と、
前記吊り部材の短手方向一方側端部に固定された補強片と、
前記吊り部材の短手方向他方側の端部に形成されていると共に前記吊り部材の短手方向他方側が開放可能な形状かつ短手方向一方側が閉止された形状に形成され、前記吊り部材を短手方向一方側へ湾曲させる前の状態において開放端側の部位が窄まる形状となっており、前記吊り部材を短手方向一方側へ湾曲させた際に開放端側の部位が広がる切欠部と、
を備えたサスペンダ。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
請求項1に記載されたサスペンダと、
シートパッドの一部を覆うと共に前記吊り部材に接合された第1の表皮材と、
前記シートパッドの他の一部を覆うと共に前記吊り部材に接合された第2の表皮材と、
を備えたシートトリム。
【請求項3】
前記吊り部材の長手方向に沿うと共に前記切欠部の開放端側の部位を通過し、前記第1の表皮材を前記吊り部材に接合する第1の縫製部材と、
前記吊り部材の長手方向に沿うと共に前記第1の縫製部材よりも前記切欠部の閉止端側の部位を通過し、前記第1の表皮材及び前記第2の表皮材を前記吊り部材に接合する第2の縫製部材と、
を備えた請求項2に記載のシートトリム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、サスペンダ及びシートトリムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、カバー吊り部材と、このカバー吊り部材の端部に固定された補強片とを有するサスペンダが開示されている。この文献に記載されたカバー吊り部材の補強片が固定された部分には、補強片に沿って多数のスリット(三角孔)が形成されている。この構成を採ることにより、表皮部材にしわが発生することを防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-196043号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、この上記特許文献1に記載された構成は、サスペンダが湾曲された状態で表皮材がサスペンダに接合された際に当該表皮材に皺が形成されることを防止又は抑制することを考慮していない。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、サスペンダが湾曲された状態で表皮材がサスペンダに接合された際に当該表皮材に皺が形成されることを防止又は抑制することを本発明が解決しようとする課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様のサスペンダは、帯状に形成された吊り部材と、前記吊り部材の短手方向一方側端部に固定された補強片と、前記吊り部材の短手方向他方側の端部に形成されていると共に前記吊り部材の短手方向他方側が開放可能な形状かつ短手方向一方側が閉止された形状に形成され、前記吊り部材を短手方向一方側へ湾曲させる前の状態において開放端側の部位が窄まる形状となっており、前記吊り部材を短手方向一方側へ湾曲させた際に開放端側の部位が広がる切欠部と、を備えている。
【0007】
第1の態様のサスペンダによれば、吊り部材を短手方向一方側へ湾曲させると、吊り部材の短手方向他方側の端部に形成された切欠部の開放端側の部位が広がる。この構成では、吊り部材を短手方向一方側へ湾曲させた際に、吊り部材が波打つように変形することが抑制される。これにより、吊り部材を短手方向一方側へ湾曲させた状態で、表皮材を吊り部材に接合したとしても、表皮材に皺が発生することを抑制することができる。
【0008】
第2の態様のシートトリムは、第1の態様のサスペンダと、シートパッドの一部を覆うと共に前記吊り部材に接合された第1の表皮材と、前記シートパッドの他の一部を覆うと共に前記吊り部材に接合された第2の表皮材と、を備えている。
【0009】
第2の態様のシートトリムは、第1の態様のサスペンダを備えている。これにより、吊り部材を短手方向一方側へ湾曲させた状態で、第1の表皮材及び第2の表皮材を吊り部材に接合したとしても、第1の表皮材及び第2の表皮材に皺が発生することを抑制することができる
【0010】
第3の態様のシートトリムは、第2の態様のシートトリムにおいて、前記吊り部材の長手方向に沿うと共に前記切欠部の開放端側の部位を通過し、前記第1の表皮材を前記吊り部材に接合する第1の縫製部材と、前記吊り部材の長手方向に沿うと共に前記第1の縫製部材よりも前記切欠部の閉止端側の部位を通過し、前記第1の表皮材及び前記第2の表皮材を前記吊り部材に接合する第2の縫製部材と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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