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公開番号
2025070829
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023181394
出願日
2023-10-20
発明の名称
シートクッション、車両用シート及び踏み間違い抑制方法
出願人
日本発條株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B60N
2/02 20060101AFI20250424BHJP(車両一般)
要約
【課題】アクセルとブレーキとの踏み間違いを抑制することができるシートクッション及びこれを備えた車両用シートを得る。
【解決手段】シートクッション10は、運転者の臀部及び大腿部を支持可能に構成されたシートクッションパッド18と、シートクッションパッド18のシート前部かつシート左右方向のアクセル側に配置され、磁場の強さに応じて弾性率が変化する可変弾性ソフトマテリアル26と、車両の後退時及び徐行が一定時間継続した際の少なくとも一方のタイミングにおいて、可変弾性ソフトマテリアル26に磁場を印加可能に構成された電磁石28と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
運転者の臀部及び大腿部を支持可能に構成されたシートクッションパッドと、
前記シートクッションパッドのシート前部かつシート左右方向のアクセル側に配置され、付加される磁場、電圧及び空気圧のいずれかの強さに応じて弾性率が変化する可変弾性部と、
車両の後退時及び徐行が一定時間継続した際の少なくとも一方のタイミングにおいて、前記可変弾性部に前記磁場、電圧及び空気圧のいずれかを付加可能に構成された付加部と、
を有するシートクッション。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記可変弾性部は、印加される磁場の強さに応じて弾性率が変化する可変弾性ソフトマテリアルとされており、
前記付加部は、前記可変弾性ソフトマテリアルに磁場を印加可能に構成された電磁石とされている、
請求項1に記載のシートクッション。
【請求項3】
前記可変弾性ソフトマテリアルは、シート状に形成されている、
請求項2に記載のシートクッション。
【請求項4】
前記可変弾性ソフトマテリアルは、シート前後方向から見てシート幅方向外側へ向かうにつれて上り勾配となるように傾斜して配置されている、
請求項2に記載のシートクッション。
【請求項5】
シート幅方向中央部に配置された着座部と、
前記着座部のシート幅方向両側に配置され、前記着座部よりもシート上方側に隆起して形成された左右一対のサイドサポート部と、を備え、
前記可変弾性ソフトマテリアルは、シート上方側からみて前記着座部及びシート左右方向アクセル側の前記サイドサポート部に跨って配置されている、
請求項2に記載のシートクッション。
【請求項6】
前記電磁石は、前記可変弾性ソフトマテリアルのシート下方側に複数配置されている、
請求項2に記載のシートクッション。
【請求項7】
運転者の背部を支持可能に構成されたシートバックと、
後端部に前記シートバックの下端部が接続された請求項1~請求項6のいずれか一項に記載のシートクッションと、
を有する車両用シート。
【請求項8】
車両の後退時及び徐行が一定時間継続した際の少なくとも一方のタイミングにおいて、
請求項1~請求項6のいずれか一項に記載されたシートクッションの可変弾性部に、前記磁場、電圧及び空気圧のいずれかを付加する、
踏み間違い抑制方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートクッション、車両用シート及び踏み間違い抑制方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、磁場に応答して弾性率が変化する可変弾性ソフトマテリアルが開示されている。可変弾性ソフトマテリアルは、磁場の強さを調節することにより、柔らかい状態から硬い状態まで弾性率が変化する。下記特許文献1には、分子の構造式、磁性粒子の種類等が記載されているが、具体的な使用方法までは開示されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-210311号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、車両において、アクセルとブレーキとの踏み間違いが発生することがある。特に、高齢になると股関節が開きやすくなるため、ブレーキを踏むべき場面で誤ってアクセルを踏んでしまうことがある。
【0005】
本発明は、上記の事実を考慮し、アクセルとブレーキとの踏み間違いを抑制することができるシートクッション、車両用シート及び踏み間違い抑制方法を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の本発明に係るシートクッションは、運転者の臀部及び大腿部を支持可能に構成されたシートクッションパッドと、前記シートクッションパッドのシート前部かつシート左右方向のアクセル側に配置され、付加される磁場、電圧及び空気圧のいずれかの強さに応じて弾性率が変化する可変弾性部と、車両の後退時及び徐行が一定時間継続した際の少なくとも一方のタイミングにおいて、前記可変弾性部に前記磁場、電圧及び空気圧のいずれかを付加可能に構成された付加部と、を有している。
【0007】
請求項1に記載の本発明によれば、付加部によって、車両の後退時及び徐行が一定時間継続した際の少なくとも一方のタイミングにおいて、可変弾性部に磁場、電圧及び空気圧のいずれかが付加され、可変弾性部が硬くなる。
【0008】
一般に、運転者によるアクセルとブレーキとの踏み間違いは、車両の後退時及び徐行が一定時間継続した際に生じ易い。運転者がアクセルを踏み込むとき、シート左右方向アクセル側の大腿部の前部からシートクッションパッドへ荷重がかかる。
【0009】
可変弾性ソフトマテリアルは、シートクッションパッドのシート前部かつシート左右方向アクセル側に配置されている。換言すると、可変弾性ソフトマテリアルは、シートクッションに自然に着座した運転者のアクセル側の脚の大腿部の前部に対して、シート左右方向外側かつ下方側に配置されている。可変弾性ソフトマテリアルが硬くなると、当該部分において、シートクッションを介して運転者のアクセル側の脚へ伝わる反発力が強くなる。このため、運転者は、アクセル側の脚を開いてアクセルを踏み込む動作をし難くなる。よって、通常の運転時には脚に異物感がなく、踏み間違える可能性のあるシチュエーションで可変弾性ソフトマテリアルが硬くなることで、運転操作性と踏み間違いの抑制とを両立させることができる。
【0010】
請求項2に記載の本発明に係るシートクッションは、請求項1に記載の発明において、前記可変弾性部は、印加される磁場の強さに応じて弾性率が変化する可変弾性ソフトマテリアルとされており、前記付加部は、前記可変弾性ソフトマテリアルに磁場を印加可能に構成された電磁石とされている。
(【0011】以降は省略されています)
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