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公開番号2025047142
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-03
出願番号2023155452
出願日2023-09-21
発明の名称廃材破砕プラント
出願人日工株式会社
代理人
主分類E01C 19/10 20060101AFI20250326BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】 破砕設備を集約化して省スペース化と共に保守管理性の向上が期待できる廃材破砕プラントを提供する。
【解決手段】 複数のフロアを有する高架台4を立設し、前記各フロアには廃材を投入する投入ホッパ5、廃材を粗破砕するロールクラッシャ7、廃材を細破砕するインパクトクラッシャ8、細破砕した廃材を所定の粒径を基準にオーバーサイズ分とアンダーサイズ分とに篩い分ける振動篩9等の破砕設備を搭載する。また、前記各破砕設備同士をスキップエレベータ10、グリズリフィーダ11、バケットエレベータ13、リターンシュート14等の搬送手段にて連結して、立体的に廃材破砕プラント1を構築する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数のフロアを有する高架台を立設し、該高架台の地上フロアには道路工事により掘り起こされた廃材を投入する投入ホッパを、上層フロアには前記投入ホッパより投入した廃材を貯留する貯留ホッパを、中層フロアには前記貯留ホッパより供給した廃材を粗破砕する一次破砕機を、下層フロアには前記一次破砕機にて粗破砕した廃材を細破砕する二次破砕機を、前記上層または中層フロアには前記二次破砕機にて細破砕した廃材を所定の粒径を基準にオーバーサイズ分とアンダーサイズ分とに篩い分ける振動篩をそれぞれ搭載する一方、前記投入ホッパと前記貯留ホッパとを第一の垂直搬送装置にて、前記貯留ホッパと前記一次破砕機とをグリズリフィーダにて、前記一次破砕機と前記二次破砕機とを移送コンベヤにて、前記二次破砕機と前記振動篩とを第二の垂直搬送装置にて、前記振動篩のオーバーサイズ分排出部と前記二次破砕機とを重力落下式のリターンシュートにてそれぞれ連結したことを特徴とする廃材破砕プラント。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記高架台に隣接する地上部には前記グリズリフィーダにて選別除去したグリズリアンダー材を貯蔵するグリズリアンダー材ヤードと、所定の粒径以下に細破砕した廃材を貯蔵する製品ヤードとを配し、前記グリズリフィーダのグリズリアンダー材排出部と前記グリズリアンダー材ヤードとを第一の搬出手段にて、前記振動篩のアンダーサイズ分排出部と前記製品ヤードとを第二の搬出手段にてそれぞれ連結したことを特徴とする請求項1記載の廃材破砕プラント。
【請求項3】
前記高架台の外周面をカバー部材で被覆したことを特徴とする請求項1または2記載の廃材破砕プラント。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、道路工事等により掘り起こされたアスファルト舗装廃材を所定の粒径以下に破砕処理し、アスファルト混合物の素材として利用可能な状態に調整する廃材破砕プラントに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、道路工事等により掘り起こされたアスファルト舗装廃材(以下「廃材」という)の再利用を図るため、アスファルト混合物製造工場の一部では、先ず、前記廃材をロールクラッシャやジョークラッシャ等の一次破砕機にて略200mm粒径以下程度に一次破砕(粗破砕)し、次いでインパクトクラッシャ等の二次破砕機にて、アスファルト混合物の素材として通常使用される略13mm粒径以下程度まで二次破砕(細破砕)している。そして、この略13mm粒径以下に破砕した廃材を、前記アスファルト混合物製造工場内に設置したアスファルトプラントの廃材再生用ドライヤに供給して所定温度に加熱し、別途所定温度に加熱した新規骨材等と任意の割合で混合して所望のアスファルト混合物を製造している。
【0003】
例えば、特許文献1には、アスファルトプラントを設置したアスファルト混合物製造工場の敷地内に、一次破砕機、二次破砕機に加え、該二次破砕機にて細破砕した廃材を粒径毎に篩い分ける振動篩等の設備を分散(平面)配置すると共に、これら各設備の投入部と排出部とを傾斜配置したベルトコンベヤにてそれぞれ連結したものが開示されている。
【0004】
また、前記一次破砕機への廃材の投入はショベルローダ等より直接行われるが、前記一次破砕機の投入部は比較的高所に位置するため、通常、前記一次破砕機に隣接してショベルローダ等の昇降用のスロープを形成するなどして対応している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実公平1-28088号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1のように、アスファルト混合物製造工場の敷地内に分散(平面)配置した前記各設備同士を、傾斜配置したベルトコンベヤで連結するとなると、ベルト上の廃材が搬送中に逆行して滑り落ちたりしないようにコンベヤの傾斜角度はあまり急角度にはできない。その結果、コンベヤの長尺化は避けられず、比較的広大な設置スペースを要することになる。また、ショベルローダ用の前記スロープを敷地内に形成するにもそれなりにスペースを要することになる。
【0007】
一方、前記アスファルト混合物製造工場の敷地内にはアスファルトプラントの設置スペースに加え、破砕処理前の廃材や、破砕処理済みの廃材(製品)の貯蔵用のヤード等も要することから、レイアウト上の制約も比較的受けやすく、場合によっては破砕処理設備の設置自体が困難となることも予想される。また、分散(平面)配置では、前記各設備に対して作業員の目が行き届きにくいこともあり、保守管理面においても不利となる可能性がある。
【0008】
本発明は上記の点に鑑み、破砕設備を集約化して省スペース化と共に保守管理性の向上が期待できる廃材破砕プラントを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明に係る請求項1記載の廃材破砕プラントでは、複数のフロアを有する高架台を立設し、該高架台の地上フロアには道路工事により掘り起こされた廃材を投入する投入ホッパを、上層フロアには前記投入ホッパより投入した廃材を貯留する貯留ホッパを、中層フロアには前記貯留ホッパより供給した廃材を粗破砕する一次破砕機を、下層フロアには前記一次破砕機にて粗破砕した廃材を細破砕する二次破砕機を、前記上層または中層フロアには前記二次破砕機にて細破砕した廃材を所定の粒径を基準にオーバーサイズ分とアンダーサイズ分とに篩い分ける振動篩をそれぞれ搭載する一方、前記投入ホッパと前記貯留ホッパとを第一の垂直搬送装置にて、前記貯留ホッパと前記一次破砕機とをグリズリフィーダにて、前記一次破砕機と前記二次破砕機とを移送コンベヤにて、前記二次破砕機と前記振動篩とを第二の垂直搬送装置にて、前記振動篩のオーバーサイズ分排出部と前記二次破砕機とを重力落下式のリターンシュートにてそれぞれ連結したことを特徴としている。
【0010】
また、本発明に係る請求項2記載の廃材破砕プラントでは、前記高架台に隣接する地上部には前記グリズリフィーダにて選別除去したグリズリアンダー材を貯蔵するグリズリアンダー材ヤードと、所定の粒径以下に細破砕した廃材を貯蔵する製品ヤードとを配し、前記グリズリフィーダのグリズリアンダー材排出部と前記グリズリアンダー材ヤードとを第一の搬出手段にて、前記振動篩のアンダーサイズ分排出部と前記製品ヤードとを第二の搬出手段にてそれぞれ連結したことを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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