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公開番号
2025050459
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023159258
出願日
2023-09-22
発明の名称
屋根材買い取りシステム
出願人
甍エンジニアリング株式会社
代理人
主分類
G06Q
30/02 20230101AFI20250327BHJP(計算;計数)
要約
【課題】本発明は、勾配を有する建物の屋根において屋根を取り壊す際に、屋根材を屋根の所有者から買い取りする為の買い取り金額を算出するのに手間が掛かった。
【解決手段】本発明は、勾配を有する建物の屋根に施工されている屋根材及び屋根部材の屋根材買い取りシステムにおいて、屋根データベース、屋根材・屋根部材マスター、屋根材買い取りシステム入力画面を備え、屋根データベースには、屋根を特定する屋根IDと屋根毎の屋根材、屋根部材、屋根材及び屋根部材の数量、施工日のデータが登録され、屋根材・屋根部材マスターには、屋根材設計耐用年数及び屋根部材設計耐用年数、屋根材及び屋根部材の販売単価データが登録され、屋根材買い取りシステム入力画面に屋根IDと買い取り予定日を入力し、演算処理することで屋根材及び屋根部材の買い取り金額が出力される。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
勾配を有する建物の屋根に施工されている屋根材及び屋根部材の屋根材買い取りシステムにおいて、
前記屋根材買い取りシステムには、屋根データベース、屋根材・屋根部材マスター、屋根材買い取りシステム入力画面を備え、
前記屋根データベースには、前記屋根を特定する屋根IDと前記屋根毎の前記屋根材、前記屋根部材、前記屋根材及び前記屋根部材の数量、施工日のデータが登録されており、
前記屋根材・屋根部材マスターには、屋根材設計耐用年数及び屋根部材設計耐用年数、前記屋根材及び前記屋根部材の販売単価データが登録されており、
前記屋根材買い取りシステム入力画面に前記屋根IDと買い取り予定日を入力し、
前記屋根材買い取りシステムにて演算処理することで、
前記屋根材及び前記屋根部材の買い取り金額が出力されることを特徴とする屋根材買い取りシステム。
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【請求項2】
前記屋根データベースには、前記屋根ごとに立地条件によって受ける環境影響劣化係数データが登録され、前記演算処理に前記環境影響劣化係数データが加わることを特徴とする請求項1記載の屋根材買い取りシステム。
【請求項3】
前記屋根材買い取りシステム入力画面に屋根外観評価データを入力することで、前記演算処理に屋根外観評価データが加わることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の屋根材買い取りシステム。
【請求項4】
前記屋根データベースには、前記屋根に前記屋根材を割り付けた屋根材割り付け図面のデータが登録されていることを特徴とする請求項1記載の屋根材買い取りシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、勾配を有する建物の屋根に屋根材を施工し、その後に前記建物を建て替えるなどの事情により前記屋根を取り壊す場合の時、前記屋根材を前記屋根より取り外し、前記屋根材の所有者から前記屋根材を買い取りするプロセスがコンピュータによって処理される屋根材買い取りシステムである。
屋根材買い取りシステムには、屋根データベース、屋根材・屋根部材マスター、屋根材買い取りシステム入力画面を備え、前記屋根データベースには、前記屋根を特定する屋根IDと前記屋根毎の前記屋根材、前記屋根部材、前記屋根材及び前記屋根部材の数量、施工日のデータが登録されており、前記屋根材・屋根部材マスターには、屋根材設計耐用年数及び屋根部材設計耐用年数、前記屋根材及び前記屋根部材の販売単価データが登録されており、前記屋根材買い取りシステム入力画面に前記屋根IDと買い取り予定日を入力し、前記屋根材買い取りシステムにて演算処理することで、前記屋根材及び前記屋根部材の買い取り金額が出力されることを特徴とする屋根材買い取りシステムである。
従来は建物の建て替えを行う際に屋根材が取り付けられた屋根を建物と一緒に取り壊し、屋根材は産業廃棄物として処理されていたが、本発明の技術を用いることで、屋根材の現有価値をコンピュータシステムにより簡易に金額評価し、屋根材所有者より買い取りをすることで屋根材を廃棄することなく、繰り返し使う事が可能となる技術である。
この技術を用いることで、従来の大量に資源を使い大量に廃棄物を発生させる線形経済から、資源を最小にして廃棄物の発生も最小にする循環経済に対応した、屋根材の流通方法を簡易に行うことが出来る。
続きを表示(約 3,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来技術の特許文献1には、特開2001-306669号の住宅診断システムおよび住宅診断方法がある。
この特許文献では、住宅の性能・機能の維持に関して適切な情報を顧客に提示するという課題に対し、顧客毎の建物それぞれの部位・部材・材料の個別仕様を記憶した第1のデータベースと、建物を構成する部位・部材・材料毎の経年に対する標準的な劣化状態を表す劣化情報と、該劣化情報を診断するための診断情報とを記憶した第2のデータベースと、前記第1のデータベース内の特定の建物を特定する手段と、前記第1のデータベースから特定された建物の部位・部材・材料の個別仕様を抽出する第1の抽出手段と、前記第2のデータベースから、前記抽出された部位・部材・材料の個別仕様に対応する部位・部材・材料の劣化情報および診断情報を抽出する第2の抽出手段と、前記抽出した部位・部材・材料の劣化情報と診断情報を出力する手段とを備えた住宅診断システムを提供するという提案がされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-127092号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、劣化診断システムは、あらかじめ診断する部材、部位の劣化状態(今後どのくらい機能・性能・意匠性を維持するか、どの時点でメンテナンスをすれば良いか、また、寿命等に関連付けられた状態や、それらを表す情報)が、数値、グラフ、写真、音、文章で、部位・部材・材料毎にまた施工後からの経年毎にデータ化されており、このデータを利用して顧客の建物の劣化を診断する仕組みである。また、顧客の建物に関する各種の情報やデータも整理されている。これには、顧客建物に関するそれぞれの部位の材料や構造等を含み、これらは上述した劣化状態を示すデータと関連付けられている。さらに、既設の建物それぞれの部位に対する補修や改修の方法、さらにはそれらを施工する際の情報や、その経費についても上述したそれぞれのデータと部位の概念を使用して関連付けしている。これらの各種のデータを使用して、建物の劣化を診断し、さらにはその補修や改修の施工に関して、またその施工に対する見積もりまで発展させている。
しかし、従来技術では建物に施工された屋根材を施工後からの経年毎にデータ化されたデータを利用して顧客の建物の屋根の劣化を診断する仕組みであり、施工されている屋根材の買い取り価値が評価できないという課題があった。
また、従来技術では建物の劣化状況の診断から補修や改修の費用しか算出することは出来ず、現在の屋根材の価値だけでなく、屋根材の使用数量も正確に把握することも出来ないため、正確な屋根材の買い取り額を算出することが出来ないなどの課題があった。
【0005】
本発明は、勾配を有する建物の屋根に施工されている屋根材及び屋根部材の屋根材買い取りシステムにおいて、前記屋根材買い取りシステムには、屋根データベース、屋根材・屋根部材マスター、屋根材買い取りシステム入力画面を備え、前記屋根データベースには、前記屋根を特定する屋根IDと前記屋根毎の前記屋根材、前記屋根部材、前記屋根材及び前記屋根部材の数量、施工日のデータが登録されており、前記屋根材・屋根部材マスターには、屋根材設計耐用年数及び屋根部材設計耐用年数、前記屋根材及び前記屋根部材の販売単価データが登録されており、前記屋根材買い取りシステム入力画面に前記屋根IDと買い取り予定日を入力し、前記屋根材買い取りシステムにて演算処理することで、前記屋根材及び前記屋根部材の買い取り金額が出力されることを特徴とする屋根材買い取りシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の本発明の屋根材買い取りシステムは、勾配を有する建物の屋根に施工されている屋根材及び屋根部材の屋根材買い取りシステムにおいて、前記屋根材買い取りシステムには、屋根データベース、屋根材・屋根部材マスター、屋根材買い取りシステム入力画面を備え、前記屋根データベースには、前記屋根を特定する屋根IDと前記屋根毎の前記屋根材、前記屋根部材、前記屋根材及び前記屋根部材の数量、施工日のデータが登録されており、前記屋根材・屋根部材マスターには、屋根材設計耐用年数及び屋根部材設計耐用年数、前記屋根材及び前記屋根部材の販売単価データが登録されており、前記屋根材買い取りシステム入力画面に前記屋根IDと買い取り予定日を入力し、前記屋根材買い取りシステムにて演算処理することで、前記屋根材及び前記屋根部材の買い取り金額が出力されることを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の屋根材買い取りシステムにおいて、前記屋根データベースには、前記屋根ごとに立地条件によって受ける環境影響劣化係数データが登録され、前記演算処理に前記環境影響劣化係数データが加わることを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の屋根材買い取りシステムにおいて、前記屋根材買い取りシステム入力画面に屋根外観評価データを入力することで、前記演算処理に屋根外観評価データが加わることを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の本発明は、請求項1に記載の屋根材買い取りシステムにおいて、前記屋根に前記屋根材を割り付けた屋根材割り付け図面のデータが登録されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の屋根材買い取りシステムによれば、勾配を有する建物の屋根に施工されている屋根材及び屋根部材の屋根材買い取りシステムにおいて、前記屋根材買い取りシステムには、屋根データベース、屋根材・屋根部材マスター、屋根材買い取りシステム入力画面を備え、前記屋根データベースには、前記屋根を特定する屋根IDと前記屋根毎の前記屋根材、前記屋根部材、前記屋根材及び前記屋根部材の数量、施工日のデータが登録されており、前記屋根材・屋根部材マスターには、屋根材設計耐用年数及び屋根部材設計耐用年数、前記屋根材及び前記屋根部材の販売単価データが登録されており、前記屋根材買い取りシステム入力画面に前記屋根IDと買い取り予定日を入力し、前記屋根材買い取りシステムにて演算処理することで、前記屋根材及び前記屋根部材の買い取り金額が出力されるものである。
本発明では、屋根材の買い取りの申請があった際に、屋根IDにより本屋根材買い取りシステムで演算処理することで簡易でありかつ劣化を考慮した現在の屋根材及び屋根部材の価値を正確に反映した買い取り金額を出力することが出来る。
買い取り金額については、屋根データベースから施工データを参照することで、枚数単位で買い取り金額を算出することが出来るため、より正確な買い取り金額になっている。
従来は建物の建て替えを行う際に屋根材が取り付けられた屋根を建物と一緒に取り壊し、屋根材や屋根部材は産業廃棄物として処理されていたが、本発明の買い取りシステムを屋根業界に実装することで、今まですべて廃棄処分していた屋根材をコンピュータシステムにより簡易に現有価値を金額評価し、屋根材所有者より買い取り出来るようになる。
その買い取った屋根材及び屋根部材を表面洗浄や表面処理などをすることで、リファービッシュ屋根材として新たに販売、流通させることが出来る。
本発明により、従来の大量に資源を使い大量に廃棄物を発生させる線形経済から、資源を最小にして廃棄物の発生も最小にする循環経済に対応した、屋根材の流通方法を簡易に行うことが出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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