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公開番号
2025053417
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023162420
出願日
2023-09-26
発明の名称
バイオガス発電システム
出願人
大和ハウス工業株式会社
代理人
弁理士法人アイミー国際特許事務所
主分類
B09B
3/65 20220101AFI20250331BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約
【課題】簡易な構成で、バイオガス発生量を安定させることが可能なバイオガス発電システムを提供すること。
【解決手段】バイオガス発電システムは、有機物を発酵させてバイオガスを発生させるバイオガス発生槽(5)と、バイオガス発生槽(5)で発生したバイオガスを利用して発電するバイオガス発電装置と、バイオガス発生槽(5)から排出された消化液を貯留する消化液貯留槽(6)と、バイオガス発生槽(5)から排出された消化液を消化液貯留槽に導く排水管(51)とを備え、排水管(51)内には、バイオガス発生槽(5)で発生したバイオガスの自由な通過を遮断する液だまりが設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
有機物を発酵させてバイオガスを発生させるバイオガス発生槽と、
前記バイオガス発生槽で発生したバイオガスを利用して発電するバイオガス発電装置と、
前記バイオガス発生槽から排出された消化液を貯留する消化液貯留槽と、
前記バイオガス発生槽から排出された消化液を前記消化液貯留槽に導く排水管とを備え、
前記排水管内には、前記バイオガス発生槽で発生したバイオガスの自由な通過を遮断する液だまりが設けられている、バイオガス発電システム。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記排水管は、前記バイオガス発生槽側に位置する入口部と、前記消化液貯留槽側に位置する出口部とを含み、
前記出口部は、前記消化液貯留槽に貯留する消化液の液面の下方に位置する、請求項1に記載のバイオガス発電システム。
【請求項3】
前記消化液貯留槽は、前記バイオガス発生槽から排出された消化液が導かれる内槽と、前記内槽を収容し、前記内槽に導かれた消化液が導かれる外槽とを含み、
前記内槽は、所定の水位を超えた消化液をオーバーフローさせて前記外槽に導くオーバーフロー部を有する、請求項1または2に記載のバイオガス発電システム。
【請求項4】
前記内槽は、周壁と、底壁と、天壁とを含み、
前記天壁は、開閉可能に設けられる、請求項3に記載のバイオガス発電システム。
【請求項5】
前記排水管は、前記バイオガス発生槽側に位置する入口部と、前記消化液貯留槽側に位置する出口部とを含み、
前記入口部は、前記出口部よりも低い位置に配置される、請求項1に記載のバイオガス発電システム。
【請求項6】
前記入口部は、前記バイオガス発生槽に貯留する消化液の液面よりも低い位置に配置され、前記出口部は、前記消化液貯留槽に貯留する消化液の液面よりも高い位置に配置されている、請求項5に記載のバイオガス発電システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バイオガス発電システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、有機物(生ごみ)を破砕して処理するディスポーザシステムがキッチンに配置され、ディスポーザシステムに廃棄された生ごみによりバイオガスを発生することが可能な集合住宅が知られている。
【0003】
このような技術を開示する文献として、たとえば特開2022-179898号公報(特許文献1)が知られている。特許文献1には、ディスポーザで破砕した有機性廃棄物をバイオガス化装置に投入してメタン発酵させ、発生したバイオガスをコージェネレーション装置に導入して発電するシステムが開示されている。さらに、バイオガスの発生が不足する場合には、希釈した都市ガスを利用可能であることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-179898号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されるシステムでは、バイオガス化装置で発生したバイオガスと都市ガスとを併用することが可能であるため、バイオガス化装置とガスコージェネレーション装置との間に開閉弁が設けられており、バイオガスの発生量によって開閉弁の開閉を操作する必要がある。
【0006】
また、大規模なバイオガスプラントでは、バイオガス化装置と排水処理装置との間にポンプが組み込まれていることが一般的であり、ポンプを操作するために水位を監視するセンサーや制御装置を設ける必要があるため、構造が複雑化する。
【0007】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、簡易な構成で、バイオガス発生量を安定させることが可能なバイオガス発電システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係るバイオガス発電システムは、有機物を発酵させてバイオガスを発生させるバイオガス発生槽と、バイオガス発生槽で発生したバイオガスを利用して発電するバイオガス発電装置と、バイオガス発生槽から排出された消化液を貯留する消化液貯留槽と、バイオガス発生槽から排出された消化液を消化液貯留槽に導く排水管とを備え、排水管内には、バイオガス発生槽で発生したバイオガスの自由な通過を遮断する液だまりが設けられている。
【0009】
好ましくは、排水管は、バイオガス発生槽側に位置する入口部と、消化液貯留槽側に位置する出口部とを含み、出口部は、消化液貯留槽に貯留する消化液の液面の下方に位置する。
【0010】
好ましくは、消化液貯留槽は、バイオガス発生槽から排出された消化液が導かれる内槽と、内槽を収容し、内槽に導かれた消化液が導かれる外槽とを含み、内槽は、所定の水位を超えた消化液をオーバーフローさせて外槽に導くオーバーフロー部を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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