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公開番号2025054926
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023164164
出願日2023-09-27
発明の名称スタンディングパウチ
出願人東洋製罐株式会社
代理人弁理士法人平和国際特許事務所
主分類B65D 30/16 20060101AFI20250401BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】自立性を向上するタンディングパウチを提供すること。
【解決手段】スパウト50は、その注出筒部51の中心が、非シール領域45の非シール表側縁部46の底縁部46aの左右方向中央と非シール裏側縁部47の底縁部47aの左右方向中央とを表裏方向に結んだ仮想線Lよりも、第1左右方向側部側に寄った位置に配置されるように、底部フィルムに装着され、スパウト50の一部と、表側シール外側縁部42の一部と、裏側シール外側縁部44の一部とを、脚部として自立可能に構成されているスタンディングパウチ10。
【選択図】図1



特許請求の範囲【請求項1】
表側フィルムと、裏側フィルムと、パウチ底部において前記表側フィルムと前記裏側フィルムとの間に配置され、ボトムシールによって前記表側フィルムおよび前記裏側フィルムに熱溶着された底部フィルムと、スパウトとを備えたスタンディングパウチであって、
前記底部フィルムは、前記ボトムシールにおいて前記表側フィルムに熱溶着される表側シール領域と、前記ボトムシールにおいて前記裏側フィルムに熱溶着される裏側シール領域と、前記表側シール領域および前記裏側シール領域の内側の領域である非シール領域とを有し、
前記非シール領域は、前記表側シール領域との境界である非シール表側縁部と、前記裏側シール領域との境界である非シール裏側縁部とを有し、
前記非シール表側縁部および前記非シール裏側縁部は、それぞれ、表裏方向の最も外側に位置する底縁部と、前記底縁部から左右方向の側部のうちの一方である第1左右方向側部に向けて延び、前記第1左右方向側部側に向かうに従って表裏方向内側に寄るように形成された第1傾斜縁部と、前記底縁部から左右方向の側部のうちの他方である第2左右方向側部に向けて延び、前記第2左右方向側部側に向かうに従って表裏方向内側に寄るように形成された第2傾斜縁部とを有し、
前記スパウトは、その注出筒部の中心が、前記非シール表側縁部の前記底縁部の左右方向中央と前記非シール裏側縁部の前記底縁部の左右方向中央とを表裏方向に結んだ仮想線よりも、前記第1左右方向側部側に寄った位置に配置されるように、前記底部フィルムに装着され、
前記表側シール領域は、その外縁部である表側シール外側縁部を有し、
前記裏側シール領域は、その外縁部である裏側シール外側縁部を有し、
前記スタンディングパウチは、前記スパウトの一部と、前記表側シール外側縁部の一部と、前記裏側シール外側縁部の一部とを、脚部として自立可能に構成されていることを特徴とするスタンディングパウチ。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記表側シール外側縁部および前記裏側シール外側縁部は、それぞれ、表裏方向の最も外側に位置する外縁凸部と、前記外縁凸部の前記第2左右方向側部側に形成され、前記外縁凸部よりも表裏方向の内側に位置する外縁逃げ部とを有していることを特徴とする請求項1に記載のスタンディングパウチ。
【請求項3】
前記外縁逃げ部は、前記第2左右方向側部側に向かうに従って表裏方向の内側に寄るように傾斜した直線状の外縁傾斜部を有していることを特徴とする請求項2に記載のスタンディングパウチ。
【請求項4】
前記外縁凸部は、前記底部フィルムの左右方向中央よりも前記第2左右方向側部側に寄った位置に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のスタンディングパウチ。
【請求項5】
前記スパウトは、その注出筒部の中心が前記底部フィルムの左右方向中央よりも前記第1左右方向側部側に寄った位置に位置するように、前記底部フィルムに装着されていることを特徴とする請求項4に記載のスタンディングパウチ。
【請求項6】
前記底縁部は、前記底部フィルムの左右方向中央よりも前記第2左右方向側部側に寄った位置に形成されていることを特徴とする請求項4に記載のスタンディングパウチ。
【請求項7】
前記スタンディングパウチは、左右方向の両側にサイドシールを有し、
前記サイドシールは、上方に向かうに従って左右の前記サイドシールの内縁間の左右方向間隔が狭まるように傾斜して形成された容積調整内縁部を有していることを特徴とする請求項1に記載のスタンディングパウチ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スタンディングパウチに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、表側フィルムと、裏側フィルムと、パウチ底部において表側フィルムと裏側フィルムとの間に配置され、ボトムシールによって表側フィルムおよび裏側フィルムに熱溶着された底部フィルムとを備え、パウチ底部側を下に向けて載置面上に自立させることが可能なスタンディングパウチが広く用いられており、本出願人は、スタンディングパウチを自立させた状態では、重力によって底部フィルム側に内容物が溜まるという特性を利用して、底部フィルムにスパウトを装着し、スパウトを開けて直ぐに内容物を注出することが可能なスタンディングパウチを特許文献1で提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-054957号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、特許文献1に開示されるスタンディングパウチでは、ボトムシール(底部フィルムの表側シール領域および表側シール外側縁部)の外縁部の形状や寸法の設計によっては、載置面上にスタンディングパウチを自立させた状態が不安定になる場合があり、このような自立性の観点で改善の余地がある。
【0005】
そこで、本発明は、これらの問題点を解決するものであり、簡素な構成で、自立性を向上するスタンディングパウチを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、表側フィルムと、裏側フィルムと、パウチ底部において前記表側フィルムと前記裏側フィルムとの間に配置され、ボトムシールによって前記表側フィルムおよび前記裏側フィルムに熱溶着された底部フィルムと、スパウトとを備えたスタンディングパウチであって、前記底部フィルムは、前記ボトムシールにおいて前記表側フィルムに熱溶着される表側シール領域と、前記ボトムシールにおいて前記裏側フィルムに熱溶着される裏側シール領域と、前記表側シール領域および前記裏側シール領域の内側の領域である非シール領域とを有し、前記非シール領域は、前記表側シール領域との境界である非シール表側縁部と、前記裏側シール領域との境界である非シール裏側縁部とを有し、前記非シール表側縁部および前記非シール裏側縁部は、それぞれ、表裏方向の最も外側に位置する底縁部と、前記底縁部から左右方向の側部のうちの一方である第1左右方向側部に向けて延び、前記第1左右方向側部側に向かうに従って表裏方向内側に寄るように形成された第1傾斜縁部と、前記底縁部から左右方向の側部のうちの他方である第2左右方向側部に向けて延び、前記第2左右方向側部側に向かうに従って表裏方向内側に寄るように形成された第2傾斜縁部とを有し、前記スパウトは、その注出筒部の中心が、前記非シール表側縁部の前記底縁部の左右方向中央と前記非シール裏側縁部の前記底縁部の左右方向中央とを表裏方向に結んだ仮想線よりも、前記第1左右方向側部側に寄った位置に配置されるように、前記底部フィルムに装着され、前記表側シール領域は、その外縁部である表側シール外側縁部を有し、前記裏側シール領域は、その外縁部である裏側シール外側縁部を有し、前記スタンディングパウチは、前記スパウトの一部と、前記表側シール外側縁部の一部と、前記裏側シール外側縁部の一部とを、脚部として自立可能に構成されていることにより、前記課題を解決するものである。
上記のスタンディングパウチでは、前記表側シール外側縁部および前記裏側シール外側縁部は、それぞれ、表裏方向の最も外側に位置する外縁凸部と、前記外縁凸部の前記第2左右方向側部側に形成され、前記外縁凸部よりも表裏方向の内側に位置する外縁逃げ部とを有していてもよい。
上記のいずれかのスタンディングパウチでは、前記外縁逃げ部は、前記第2左右方向側部側に向かうに従って表裏方向の内側に寄るように傾斜した直線状の外縁傾斜部を有していてもよい。
上記のいずれかのスタンディングパウチでは、前記外縁凸部は、前記底部フィルムの左右方向中央よりも前記第2左右方向側部側に寄った位置に形成されていてもよい。
上記のいずれかのスタンディングパウチでは、前記スパウトは、その注出筒部の中心が前記底部フィルムの左右方向中央よりも前記第1左右方向側部側に寄った位置に位置するように、前記底部フィルムに装着されていてもよい。
上記のいずれかのスタンディングパウチでは、前記底縁部は、前記底部フィルムの左右方向中央よりも前記第2左右方向側部側に寄った位置に形成されていてもよい。
上記のいずれかのスタンディングパウチでは、前記スタンディングパウチは、左右方向の両側にサイドシールを有し、前記サイドシールは、上方に向かうに従って左右の前記サイドシールの内縁間の左右方向間隔が狭まるように傾斜して形成された容積調整内縁部を有していてもよい。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、簡素な構成で、自立性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係るスタンディングパウチを示す平面図。
スタンディングパウチを構成する各フィルムを示す斜視図。
底部フィルムを示す説明図。
底部フィルムの変形例を示す説明図。
載置面に対するスタンディングパウチの接地態様を説明する説明図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の一実施形態に係るスタンディングパウチ10について、図面に基づいて説明する。
【0010】
スタンディングパウチ10は、マヨネーズや液体洗剤等の粘調性のある液体状の内容物を収容するものであり、図1や図2に示すように、表裏方向に対向して配置される表側フィルム20および裏側フィルム30と、パウチ底部においてフィルム20、30の間に2つ折り状態で折り畳まれた状態で配置され、ボトムシール13によってフィルム20、30に熱溶着された底部フィルム40と、内容物の注出口として機能するスパウト50とを備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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