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公開番号2025059150
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023168977
出願日2023-09-29
発明の名称タンク設備、及び浮体
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B63B 25/16 20060101AFI20250403BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】連通管内におけるドライアイスの生成を抑え、タンクの外部への二酸化炭素の放出を良好に行う。
【解決手段】タンク設備は、液化二酸化炭素を貯留可能なタンクと、タンクに接続され、タンク内とタンクの外部とを連通する連通管と、連通管の途中に設けられ,連通管内の流路を開閉可能に設けられた弁と、連通管のうち、少なくとも、弁が開いた場合にタンクから排出される二酸化炭素の流通方向において弁よりも下流側の下流管部を、外部から加熱可能な加熱部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
液化二酸化炭素を貯留可能なタンクと、
前記タンクに接続され、前記タンク内と前記タンクの外部とを連通する連通管と、
前記連通管の途中に設けられ,前記連通管内の流路を開閉可能に設けられた弁と、
前記連通管のうち、少なくとも、前記弁が開いた場合に前記タンクから排出される二酸化炭素の流通方向において前記弁よりも下流側の下流管部を、外部から加熱可能な加熱部と、
を備えるタンク設備。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記加熱部は、前記下流管部の外周面に水を供給する水供給部を備える
請求項1に記載のタンク設備。
【請求項3】
前記加熱部は、前記下流管部の外周面に沿って設けられたヒータ部を備える
請求項1に記載のタンク設備。
【請求項4】
前記連通管の先端部に着脱可能なノズルをさらに備え、
前記ノズルは、
前記連通管の先端部から吐出される二酸化炭素が流通するノズル流路を有するノズル本体と、
前記ノズル本体の外周面から、前記ノズル本体の径方向外側に突出するフィンと、を備える
請求項2又は3に記載のタンク設備。
【請求項5】
前記連通管の先端部を閉塞し、前記連通管内の圧力が、予め設定された設定圧力以上となった場合に、前記連通管内を開放する圧力開放部、をさらに備える
請求項1に記載のタンク設備。
【請求項6】
前記設定圧力は、二酸化炭素の三重点圧力以上に設定されている
請求項5に記載のタンク設備。
【請求項7】
前記タンクを複数備え、
複数の前記タンクに接続された配管系統と、
一端が前記配管系統に接続され、他端が複数の前記タンクのいずれか一つに接続された接続管と、
前記接続管の途中に設けられ,前記接続管内の圧力が予め設定された安全弁作動圧力以上となった場合に作動する安全弁と、を備える
請求項1に記載のタンク設備。
【請求項8】
浮体本体と、
前記浮体本体に設けられた、請求項1に記載のタンク設備と、
を備える浮体。
【請求項9】
液化二酸化炭素を貯留可能なタンクと、
前記タンクに接続され、前記タンク内と前記タンクの外部とを連通する連通管と、
前記連通管の途中に設けられ,前記連通管内の流路を開閉可能に設けられた弁と、
前記連通管の先端部を閉塞し、前記連通管内の圧力が、予め設定された設定圧力以上となった場合に、前記連通管内を開放する圧力開放部と、
を備えるタンク設備。
【請求項10】
液化二酸化炭素を貯留可能な複数のタンクと、
複数の前記タンクに接続された配管系統と、
一端が前記配管系統に接続され、他端が複数の前記タンクのいずれか一つに接続された接続管と、
前記接続管の途中に設けられ,前記接続管内の圧力が予め設定された安全弁作動圧力以上となった場合に作動する安全弁と、
を備えるタンク設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、タンク設備、及び浮体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
液化ガスを貯蔵するタンクを備えた船舶等は、タンク内の圧力が過度に上昇した場合に、タンク内の圧力をタンクの外部に逃がす必要がある。例えば、特許文献1には、タンクの外部に連通する連通管に、タンク内の圧力が定められた安全弁作動圧力に到達した場合にタンク内とタンクの外部とを連通させる安全弁を備える構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-76210号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、タンク内に液化二酸化炭素を収容する場合、安全弁等からタンク内の二酸化炭素をタンク外部の大気中等に放出する場合がある。このとき、圧力低下した低温の二酸化炭素が連通管に流通することとなり、連通管の温度が十分に低下すると、連通管内を流通する二酸化炭素が凝固し、連通管内にドライアイスが生成される可能性がある。連通管内でドライアイスが生成されると、連通管の詰まり、安全弁の動作不良等に繋がる可能性がある。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、連通管内におけるドライアイスの生成を抑え、タンクの外部への二酸化炭素の放出を良好に行うことができるタンク設備、及び浮体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係るタンク設備は、タンクと、連通管と、弁と、加熱部と、を備えている。前記タンクは、液化二酸化炭素を貯留可能である。前記連通管は、前記タンクに接続され、前記タンク内と前記タンクの外部とを連通する。前記弁は、前記連通管の途中に設けられ,前記連通管内の流路を開閉可能である。前記加熱部は、前記連通管のうち、少なくとも、前記弁が開いた場合に前記タンクから排出される二酸化炭素の流通方向において前記弁よりも下流側の下流管部を、外部から加熱可能である。
【0007】
本開示に係る浮体は、浮体本体と、前記浮体本体に設けられた、上記したようなタンク設備と、を備えている。
【0008】
本開示に係るタンク設備は、タンクと、連通管と、弁と、圧力開放部と、を備えている。前記タンクは、液化二酸化炭素を貯留可能である。前記連通管は、前記タンクに接続され、前記タンク内と前記タンクの外部とを連通する。前記弁は、前記連通管の途中に設けられ,前記連通管内の流路を開閉可能である。前記圧力開放部は、前記連通管の先端部を閉塞し、前記連通管内の圧力が、予め設定された設定圧力以上となった場合に、前記連通管内を開放する。
【0009】
本開示に係るタンク設備は、複数のタンクと、配管系統と、接続管と、安全弁と、を備えている。複数の前記タンクは、液化二酸化炭素を貯留可能である。前記配管系統は、複数の前記タンクに接続されている。前記接続管は、一端が前記配管系統に接続され、他端が複数の前記タンクのいずれか一つに接続されている。前記安全弁は、前記接続管の途中に設けられている。前記安全弁は、前記接続管内の圧力が予め設定された安全弁作動圧力以上となった場合に作動する。
【発明の効果】
【0010】
本開示のタンク設備、及び浮体によれば、連通管内におけるドライアイスの生成を抑え、タンクの外部への二酸化炭素の放出を良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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