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公開番号2025059503
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169628
出願日2023-09-29
発明の名称昇降装置
出願人和光工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B60P 1/44 20060101AFI20250403BHJP(車両一般)
要約【課題】横回転で開閉可能なプラットホームを有し、縦回転と横回転の同時ロック解除を防止するインターロック機能を備えた新方式の昇降装置を提供する。
【解決手段】昇降装置であって、プラットホームは外フレームと横回転可能な内フレームとを有し、内フレームはスライド軸上で個別にスライド可能に支持された横ロックシャフトと縦ロックピンとを有し、横ロックシャフトはシャフト端部及びシャフト当接部を有し、縦ロックピンは、ピン端部及びスライド軸上でシャフト当接部と当接可能なピン当接部を有し、外フレームは、シャフト端部と係合することで内フレームの横回転をロックするシャフト受部を有し、サイドフレームはピン端部と係合することで外フレームの縦回転をロックするピン受部を有し、シャフト端部がシャフト受部から離脱したときに前記横ロックシャフトのシャフト当接部がピン端部に当接することでピン端部をピン受部に係合させる昇降装置とした。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
サイドフレームを有する駆動機構と、前記サイドフレームに対して縦回転可能なプラットホームと、を有する車両に取付け可能な昇降装置であって、
前記プラットホームは、外フレームと前記外フレームに対して横回転可能な内フレームと、を有し、
前記内フレームは、スライド軸上で個別にスライド可能に支持された横ロックシャフトと縦ロックピンとを有し、
前記横ロックシャフトはシャフト端部及びシャフト当接部を有し、
前記縦ロックピンは、ピン端部及び前記スライド軸上で前記シャフト当接部と当接可能なピン当接部を有し、
前記外フレームは、前記シャフト端部と係合することで前記内フレームの横回転をロックするシャフト受部を有し、
前記サイドフレームは、前記ピン端部と係合することで前記外フレームの縦回転をロックするピン受部を有し、
前記シャフト端部が前記シャフト受部から離脱したときに前記横ロックシャフトの前記シャフト当接部が前記ピン端部に当接することで前記ピン端部を前記ピン受部に係合させる、
ことを特徴とする昇降装置。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記内フレームは、前記シャフト端部が前記シャフト受部から離脱した離脱位置で前記横ロックシャフトを固定する固定機構をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の昇降装置。
【請求項3】
前記シャフト当接部及びピン当接部が凸状湾曲形状を有することを特徴とする請求項1に記載の昇降装置。
【請求項4】
前記内フレームは、異なる複数の前記スライド軸上でスライド可能な複数組の前記横ロックシャフト及び前記縦ロックピンを有し、前記外フレーム及び前記サイドフレームは、複数組の前記横ロックシャフト及び前記縦ロックピンのそれぞれの前記シャフト端部及び前記ピン端部と係合する複数のシャフト受部及びピン受部を有することを特徴とする請求項1に記載の昇降装置。
【請求項5】
前記横ロックシャフトが前記シャフト受部に収容される方向に前記横ロックシャフトを付勢する第一付勢手段を有することを特徴とする請求項1に記載の昇降装置。
【請求項6】
前記縦ロックピンが前記ピン受部から離脱する方向に前記縦ロックピンを付勢する第二付勢手段を有することを特徴とする請求項1に記載の昇降装置。
【請求項7】
前記ピン端部がレバー形状を有し、前記ピン端部と係合する前記ピン受部が掛金形状を有することを特徴とする請求項1に記載の昇降装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は車両上の駆動装置によりプラットホームを昇降させる昇降装置に関し、特に、車両に起立姿勢で格納されたプラットホームが横開式(横回転)で開閉な昇降装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
図1は、横回転可能なプラットホーム3を有する昇降装置1の動作を示す。プラットホーム3は、図1(a)の起立姿勢(格納状態)と図1(b)の平伏姿勢(展開状態)の間で縦回転が可能であり、駆動機構4の駆動により平伏姿勢のプラットホーム3を昇降させる(図1(b)←→図1(c))。なお、図1の動作は、本発明の1実施形態の昇降装置1においても共通である。
【0003】
プラットホーム3は、メインプラットホーム10と、メインプラットホーム10から展開可能なサブプラットホーム20等を有し得る。
【0004】
プラットホーム3は、外フレーム11と内フレーム12を有し、プラットホーム3が起立姿勢(図1(a))のままで内フレーム12を横回転させることで荷台/荷室への軽量荷物等の出し入れが可能である(図1(d))。
【0005】
図7は、従来の横回転式の昇降装置101を示す。昇降装置101は、駆動機構4のサイドフレーム5にターンパイプ102が取り付けられており、メインプラットホーム10はターンパイプ102を軸に横回転が可能である。この構造では、展開したメインプラットホーム10の吊り上げのため、ターンパイプ102、ターンロック103とメインプラットホーム10を吊リンク21(図1)で連結することが必要である。この場合、高効率での吊力伝達のためにサイドフレーム5の高い位置で吊リンク21を連結することが望ましく、そのためには、サイドフレーム5の鉛直寸法を大きくすることが必要となり、駆動機構4が大型化/大重量化する問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-169292号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、横回転で開閉可能なプラットホームを有する新方式の昇降装置を提供する。特に、横回転と縦回転の同時ロック解除を防止できるインターロック機能を備えた昇降装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願には、下記発明が開示される。
<構成1>
サイドフレームを有する駆動機構と、前記サイドフレームに対して縦回転可能なプラットホームと、を有する車両に取付け可能な昇降装置であって、
前記プラットホームは、外フレームと前記外フレームに対して横回転可能な内フレームと、を有し、
前記内フレームは、スライド軸上で個別にスライド可能に支持された横ロックシャフトと縦ロックピンとを有し、
前記横ロックシャフトはシャフト端部及びシャフト当接部を有し、
前記縦ロックピンは、ピン端部及び前記スライド軸上で前記シャフト当接部と当接可能なピン当接部を有し、
前記外フレームは、前記シャフト端部と係合することで前記内フレームの横回転をロックするシャフト受部を有し、
前記サイドフレームは、前記ピン端部と係合することで前記外フレームの縦回転をロックするピン受部を有し、
前記シャフト端部が前記シャフト受部から離脱したときに前記横ロックシャフトの前記シャフト当接部が前記ピン端部に当接することで前記ピン端部を前記ピン受部に係合させる、
ことを特徴とする昇降装置。
<構成2>
前記内フレームは、前記シャフト端部が前記シャフト受部から離脱した離脱位置で前記横ロックシャフトを固定する固定機構をさらに有することを特徴とする構成1に記載の昇降装置。
<構成3>
前記シャフト当接部及びピン当接部が凸状湾曲形状を有することを特徴とする構成1に記載の昇降装置。
<構成4>
前記内フレームは、異なる複数の前記スライド軸上でスライド可能な複数組の前記横ロックシャフト及び前記縦ロックピンを有し、前記外フレーム及び前記サイドフレームは、複数組の前記横ロックシャフト及び前記縦ロックピンのそれぞれの前記シャフト端部及び前記ピン端部と係合する複数のシャフト受部及びピン受部を有することを特徴とする構成1に記載の昇降装置。
<構成5>
前記横ロックシャフトが前記シャフト受部に収容される方向に前記横ロックシャフトを付勢する第一付勢手段を有することを特徴とする構成1に記載の昇降装置。
<構成6>
前記縦ロックピンが前記ピン受部から離脱する方向に前記縦ロックピンを付勢する第二付勢手段を有することを特徴とする構成1に記載の昇降装置。
<構成7>
前記ピン端部がレバー形状を有し、前記ピン端部と係合する前記ピン受部が掛金形状を有することを特徴とする構成1に記載の昇降装置。
【図面の簡単な説明】
【0009】
横回転可能なプラットホーム3を有する昇降装置1の動作を示す。(a)は格納姿勢、(b)は展開姿勢、(c)は下降姿勢。(d)は横開姿勢。
昇降装置1の正面図を示す。
横ロック支持部16の拡大斜視図を示す。
横開ロックがロック状態にあるときの、昇降装置1を部分的に示す。(a)は左上の横シャフトレバー14L付近。(b)は右上の縦ロックピン15付近。(c)は左下の横シャフトレバー14L付近の。(d)は右下の縦ロックピン15付近。
横開ロックが解除状態にあるときの、昇降装置1を部分的に示す。(a)は左上の横シャフトレバー14L付近。(b)は右上の縦ロックピン15付近。(c)は左下の横シャフトレバー14L付近。(d)は右下の縦ロックピン15付近。
内フレーム12の横開動作中のシャフト当接部14bとピン当接部15aの拡大図。(a)は閉状態。(b)は途中状態。(c)は開状態。
従来の昇降装置101を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図2は、本発明の1実施形態の昇降装置1の正面図を示す。昇降装置1は、車両(例えば、車両の荷台/荷室等)に取付け可能なベース2と、プラットホーム3の昇降のための駆動機構4を有する。プラットホーム3は、メインプラットホーム10、サブプラットホーム20、フラッパー30等を有し得る(図1(b),(c)参照)。サブプラットホーム20及びフラッパー30は、それぞれ、手動又は機械駆動でメインプラットホーム10及びサブプラットホーム20に対して縦回転することで積載面積の拡大やプラットホーム3への荷物の昇降の容易化等を図り得る。
(【0011】以降は省略されています)

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