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公開番号
2025060077
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023170580
出願日
2023-09-29
発明の名称
乗物
出願人
カワサキモータース株式会社
代理人
弁理士法人有古特許事務所
主分類
F01N
3/30 20060101AFI20250403BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】内燃機関の排気が流通する排気経路にエアクリーナから二次エアを供給して排ガスを浄化する二次エア供給構造を備える乗物において、配置スペースの制約によりエアクリーナの位置変更が困難な場合でも、コスト増大を抑制しつつ、排気中の未燃ガスの燃焼による排気の清浄化を良好に達成する。
【解決手段】
乗物は、エアクリーナのクリーン空間を排気経路に接続する二次エア流路を備える。二次エア流路は、エアクリーナのクリーン空間に接続された第1流路と、排気経路に接続された第2流路とを含む。また、第1流路に接続された流入口と、第2流路に接続された流出口と、を有し、第1流路と第2流路との間に配置された中間チャンバを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
燃焼室を有する内燃機関と、
前記燃焼室からの排気が流通する排気経路と、
外気を浄化するフィルタと、前記フィルタを通過した清浄空気が流入するクリーン空間と、を有するエアクリーナと、
前記エアクリーナの前記クリーン空間を前記排気経路に接続する二次エア流路と、を備え、
前記二次エア流路は、
前記エアクリーナの前記クリーン空間に接続された第1流路と、
前記排気経路に接続された第2流路と、
前記第1流路に接続された流入口と、前記第2流路に接続された流出口と、を有し、前記第1流路と前記第2流路との間に配置された中間チャンバと、を含む、乗物。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記中間チャンバは、前記二次エア流路の流通方向の中点よりも下流側に配置されている、請求項1に記載の乗物。
【請求項3】
前記二次エア流路の前記第2流路に配置され、前記二次エア流路を開閉可能なエアスイッチング弁を更に備え、
前記中間チャンバは、前記二次エア流路において前記エアスイッチング弁よりも上流側に配置されている、請求項1に記載の乗物。
【請求項4】
前記流入口の流路断面に直交する流路軸線方向から見て、前記流入口及び前記流出口は、互いに重なって配置されている、請求項1に記載の乗物。
【請求項5】
前記流入口及び前記流出口を含む前記中間チャンバを有するエアボックスと、
前記エアボックスに接続され、内部流路を有する第1配管と、
前記エアボックスに接続され、内部流路を有する第2配管と、を更に備え、
前記エアボックスは、
前記中間チャンバを画定するボックス部と、
前記ボックス部から外方に突出し、前記流入口に繋がる流路を有する第1突出筒部と、
前記ボックス部から外方に突出し、前記流出口に繋がる流路を有する第2突出筒部と、を有し、
前記第1配管は、前記第1突出筒部に嵌合し、かつ、前記第2配管は、前記第2突出筒部に嵌合し、
前記第1流路は、前記第1配管の前記流路及び前記第1突出筒部の前記流路を含み、
前記第2流路は、前記第2配管の前記流路及び前記第2突出筒部の前記流路を含む、請求項1に記載の乗物。
【請求項6】
前記乗物の左右方向における前記エアボックスの前記ボックス部のサイズは、前記乗物の前後方向及び上下方向における前記エアボックスの前記ボックス部の各サイズよりも小さい、請求項5に記載の乗物。
【請求項7】
前記エアクリーナは、前記乗物の前後方向における前記内燃機関の後方に配置され、
前記内燃機関は、前記排気経路の一部である機関内排気流路と、前記二次エア流路の一部であり前記機関内排気流路に接続された機関内二次エア流路と、を有し、
前記機関内二次エア流路は、前記乗物の前後方向における前記内燃機関の前部において前記内燃機関の外部に開口している、請求項1~6のいずれか1項に記載の乗物。
【請求項8】
ブラケットを有する車体フレームと、
前記中間チャンバを有するエアボックスと、を更に備え、
前記エアボックスは、前記ブラケットに取り付けられる取付部を有する、請求項1~6のいずれか1項に記載の乗物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、乗物に関し、特に、内燃機関の排気が流通する排気経路にエアクリーナから二次エアが供給される二次エア供給構造を備える乗物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
内燃機関の排気が流通する排気経路に二次エアを供給して、排気中の未燃ガスの燃焼により排ガスの浄化を促進する、二次エア供給構造を備える乗物が知られている。例えば特許文献1には、自動二輪車において、エアクリーナからエンジンの排気ポートに二次エアを導入して、エンジンの排ガス中の未燃ガス成分の酸化を促進することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-321657号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
内燃機関の運転中には、排気経路の圧力は脈動する。具体的には、内燃機関の排気経路には、排気行程において正圧が発生し、排気行程と次の排気行程との間の特定時期において負圧が発生する。即ち、排気経路において負圧は間欠的に発生し、負圧の継続時間は短い。そのため、エアクリーナを排気経路に接続させる二次エア流路が長くなると、排気経路の負圧によってエアクリーナから十分な流量の二次エアを排気経路に引き込むことができない。
【0005】
他方、二次エア流路が短くなるようにエアクリーナを配置しようとしても、配置スペースの制約がある場合にはエアクリーナの位置変更が困難となる。また、内燃機関の二次エア導入孔を拡径して排気経路への二次エア供給量の増加を図る場合、コストが増大する他、内燃機関に構造上の余裕がないと製作が困難となる。また、排気流路に配置される触媒を増量することで排ガスの浄化促進を図る場合にも、コストが増大する。
【0006】
そこで本開示の一態様は、内燃機関の排気が流通する排気経路にエアクリーナから二次エアを供給して排ガスを浄化する二次エア供給構造を備える乗物において、配置スペースの制約によりエアクリーナの位置変更が困難な場合でも、コスト増大を抑制しつつ、排気中の未燃ガスの燃焼による排気の清浄化を良好に達成することを目的としている。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一態様によれば、内燃機関の排気が流通する排気経路にエアクリーナから二次エアを供給して排ガスを浄化する二次エア供給構造を備える乗物において、配置スペースの制約によりエアクリーナの位置変更が困難な場合でも、コスト増大を抑制しつつ、排気中の未燃ガスの燃焼による排気の清浄化を良好に達成できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係る乗物の右側方から見た要部外観図である。
図2は、図1のエアボックスの断面図である。
図3は、図1のエアボックスの右斜め前方から見た外観図である。
図4は、第2実施形態に係る乗物の右斜め前方から見た要部外観図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本開示の各実施形態を説明する。以下に示す各方向は、乗物1の搭乗者から見た方向を基準とする。また、以下に示す「上流」及び「下流」とは、エアクリーナ4から排気経路8に向かう二次エア流路9の二次エアの流通方向を基準とする。
【0010】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る乗物1の右側方から見た要部外観図である。乗物1は、一例として車両である。本実施形態の乗物1は、搭乗者が跨って乗る鞍乗車両である。この鞍乗車両は、一例として自動二輪車である。図1に示されるように、乗物1は、車体フレーム2、内燃機関3、駆動輪DW、エアクリーナ4、スロットルボディ5、排気管6、及び、マフラー7を備える。また詳細を後述するように、乗物1は、内燃機関3の排気が流通する排気経路8にエアクリーナ4から二次エアが供給される二次エア供給構造18を備える。二次エア供給構造18は、二次エア流路9を有する。本実施形態の二次エア供給構造18は、内燃機関3の運転中において排気経路8に発生する負圧により、二次エア流路9から二次エアが排気経路8に吸い込まれる吸引式である。
(【0011】以降は省略されています)
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