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公開番号2025068418
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-28
出願番号2023178316
出願日2023-10-16
発明の名称内燃機関の異常診断装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類F01M 13/00 20060101AFI20250421BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】診断精度の向上が可能な内燃機関の異常診断装置を提供することを課題とする。
【解決手段】吸気通路に接続され、ガスが流れる通路内の圧力に対する基準値を定める設定部と、前記圧力が前記基準値を下回った時点から、前記基準値と前記圧力との差を積算し積算値を取得する積算部と、前記積算値に基づいて、前記通路の異常を診断する診断部と、を具備し、前記圧力にピークがない場合、前記設定部は内燃機関の状態に基づいて前記基準値を設定し、前記圧力にピークがある場合、前記設定部は前記ピークを前記基準値とする内燃機関の異常診断装置。
【選択図】図4

特許請求の範囲【請求項1】
吸気通路に接続され、ガスが流れる通路内の圧力に対する基準値を定める設定部と、
前記圧力が前記基準値を下回った時点から、前記基準値と前記圧力との差を積算し積算値を取得する積算部と、
前記積算値に基づいて、前記通路の異常を診断する診断部と、を具備し、
前記圧力にピークがない場合、前記設定部は内燃機関の状態に基づいて前記基準値を設定し、
前記圧力にピークがある場合、前記設定部は前記ピークを前記基準値とする内燃機関の異常診断装置。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
第1の時点において前記圧力にピークがなく、かつ前記第1の時点より後の第2の時点で前記圧力がピークを示す場合、前記設定部は前記第1の時点における前記内燃機関の状態に基づいて前記基準値を設定し、前記積算部は前記第1の時点から積算を開始し、
前記第2の時点で前記設定部は前記ピークを前記基準値に設定し、前記積算部は前記第2の時点から積算を開始し、
前記診断部は、前記第2の時点からの積算値に基づいて異常を診断する請求項1に記載の内燃機関の異常診断装置。
【請求項3】
前記圧力が第1のピークと第2のピークとを有する場合、前記設定部は前記第1のピークと前記第2のピークのうち大きい方を前記基準値に設定する請求項1または2に記載の内燃機関の異常診断装置。
【請求項4】
前記圧力にピークがない場合、前記設定部は前記内燃機関の空気量に基づいて前記基準値を設定する請求項1または2に記載の内燃機関の異常診断装置。
【請求項5】
前記診断部は、前記積算値が所定の値以上である場合、前記通路が正常と診断し、
前記診断部は、前記積算値が所定の値未満である場合、前記通路が異常と診断する請求項1または2に記載の内燃機関の異常診断装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は内燃機関の異常診断装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
内燃機関の燃焼室からクランクケースにブローバイガスが漏洩することがある。ブローバイガスは、ブローバイガス通路を流れ、吸気通路に還流される。ブローバイガス通路内の圧力に基づいて、ブローバイガス通路の異常を検出する技術が開発されている(例えば特許文献1など)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-186702号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、圧力の挙動に起因して、診断の精度が低下する恐れがある。そこで、診断精度の向上が可能な内燃機関の異常診断装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的は、吸気通路に接続され、ガスが流れる通路内の圧力に対する基準値を定める設定部と、前記圧力が前記基準値を下回った時点から、前記基準値と前記圧力との差を積算し積算値を取得する積算部と、前記積算値に基づいて、前記通路の異常を診断する診断部と、を具備し、前記圧力にピークがない場合、前記設定部は内燃機関の状態に基づいて前記基準値を設定し、前記圧力にピークがある場合、前記設定部は前記ピークを前記基準値とする内燃機関の異常診断装置によって達成することができる。
【0006】
第1の時点において前記圧力にピークがなく、かつ前記第1の時点より後の第2の時点で前記圧力がピークを示す場合、前記設定部は前記第1の時点における前記内燃機関の状態に基づいて前記基準値を設定し、前記積算部は前記第1の時点から積算を開始し、前記第2の時点で前記設定部は前記ピークを前記基準値に設定し、前記積算部は前記第2の時点から積算を開始し、前記診断部は、前記第2の時点からの積算値に基づいて異常を診断してもよい。
【0007】
前記圧力が第1のピークと第2のピークとを有する場合、前記設定部は前記第1のピークと前記第2のピークのうち大きい方を前記基準値に設定してもよい。
【0008】
前記圧力にピークがない場合、前記設定部は前記内燃機関の空気量に基づいて前記基準値を設定してもよい。
【0009】
前記診断部は、前記積算値が所定の値以上である場合、前記通路が正常と診断し、前記診断部は、前記積算値が所定の値未満である場合、前記通路が異常と診断してもよい。
【発明の効果】
【0010】
診断精度の向上が可能な内燃機関の異常診断装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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