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公開番号
2025071889
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-09
出願番号
2023182307
出願日
2023-10-24
発明の名称
エンジンの制御システム
出願人
三菱自動車工業株式会社
代理人
ケー・ティー・アンド・エス弁理士法人
主分類
F01P
7/08 20060101AFI20250430BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】エンジンの出力のバラツキを抑制できるエンジンの制御システムを提供する。
【解決手段】エンジンの制御システムは、エンジンの回転軸から動力を受けるファンと、前記エンジンと前記ファンとの間に配置される機械式クラッチと、前記エンジンの出力を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記ファンの回転数を取得し、前記ファンの回転数から前記機械式クラッチの接合割合を取得し、前記接合割合に応じた前記機械式クラッチによる損失出力を取得し、前記損失出力に応じて前記エンジンの出力を補正する出力補正制御を実行する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンの回転軸から動力を受けるファンと、
前記エンジンと前記ファンとの間に配置される機械式クラッチと、
前記エンジンの出力を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記ファンの回転数を取得し、前記ファンの回転数から前記機械式クラッチの接合割合を取得し、前記接合割合に応じた前記機械式クラッチによる損失出力を取得し、前記損失出力に応じて前記エンジンの出力を補正する出力補正制御を実行する、
エンジンの制御システム。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、
前記機械式クラッチが接続状態となった際の前記ファンの回転数である第1ファン回転数と、前記機械式クラッチが非接続状態となった際の前記ファンの回転数である第2ファン回転数と、を記憶しており、
前記ファンの実際の回転数である実ファン回転数を取得し、前記実ファン回転数、前記第1ファン回転数、および前記第2ファン回転数に基づいて前記接合割合を取得する、
請求項1に記載のエンジンの制御システム。
【請求項3】
前記制御装置は、前記エンジンがアイドリング中は前記出力補正制御を禁止する、
請求項1に記載のエンジンの制御システム。
【請求項4】
前記制御装置は、前記エンジンが過渡運転中の場合、前記出力補正制御を禁止する、
請求項1に記載のエンジンの制御システム。
【請求項5】
前記制御装置は、前記エンジンの始動モード中は、前記出力補正制御を禁止する、
請求項1に記載のエンジンの制御システム。
【請求項6】
前記制御装置は、前記エンジンが収容されるエンジンルーム内の外気温を取得し、前記外気温が所定温度以下の場合、前記出力補正制御を禁止する、
請求項1から5のいずれか1項に記載のエンジンの制御システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、エンジンの制御システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ラジエタに風を導入するためのファンを備えたエンジンの制御システムが知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1のエンジンの制御システムでは、エンジンの回転軸とファンとの間に、バイメタルと流体(特許文献1ではシリコン)を用いた機械式のクラッチが設けられ、バイメタルの温度が上昇するとクラッチが接続されファンが回転する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-34488号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような機械式のクラッチは、エンジンの回転軸と連れ回ることによってフリクションとなる。また、このような機械式のクラッチは、バイメタルおよび流体のバラツキによってフリクションの大きさが異なる。したがって、このような機械式のクラッチを用いたエンジンの制御システムでは、クラッチのフリクションによって出力にバラツキが発生しやすいという課題があった。
【0005】
本開示の課題は、エンジンの出力のバラツキを抑制できるエンジンの制御システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係るエンジンの制御システムは、エンジンの回転軸から動力を受けるファンと、前記エンジンと前記ファンとの間に配置される機械式クラッチと、前記エンジンの出力を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記ファンの回転数を取得し、前記ファンの回転数から前記機械式クラッチの接合割合を取得し、前記接合割合に応じた前記機械式クラッチによる損失出力を取得し、前記損失出力に応じて前記エンジンの出力を補正する出力補正制御を実行する。
【発明の効果】
【0007】
このエンジンの制御システムによれば、クラッチの接合割合に応じたファンによる損失出力を取得し、損失出力に応じて、エンジンの出力を補正する。これによって、このエンジンの制御システムは、エンジンの出力のバラツキを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態によるエンジンの制御システムのシステム図。
本開示の一実施形態によるクラッチの断面図。
本開示の一実施形態によるファン回転数の特性を示すグラフ。
本開示の一実施形態によるマップの一例を示す図。
本開示の一実施形態による制御装置の制御手順を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0010】
図1に示すように、エンジンの制御システム1は、エンジン2と、ファン4と、機械式クラッチ6と、ラジエタ8と、制御装置10と、外気温センサ12と、を備える。本実施形態のエンジンの制御システム1は、車両Cに搭載されるシステムである。エンジンの制御システム1は、車両Cの前方に配置されるエンジンルーム14に収容されている。
(【0011】以降は省略されています)
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