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公開番号2025060157
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170709
出願日2023-09-29
発明の名称吐出容器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人
主分類B65D 47/20 20060101AFI20250403BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】内容物の吐出不良を抑制することが可能な吐出容器を提供することである。
【解決手段】容器本体10と吐出キャップ20とを有する吐出容器1であって、吐出キャップ20が、吐出筒23を備えたキャップ本体21と、キャップ本体21に装着された蓋体24と、流出筒31を備えた中栓30と、流出筒31の上端に配置された弁体41を備え、流出筒31を開閉する内容物用逆止弁40と、弁体41に一体に設けられた保持筒51及び保持筒51の内部に上下方向に移動自在に配置された可動体52を備えた可動弁50と、蓋体24に設けられ、蓋体24が閉じた状態において吐出筒23に挿入されて吐出筒23を閉塞する閉塞栓26と、可動体52の上端に一体に設けられ、初期状態において閉塞栓26に係合保持されるとともに蓋体24が最初に開かれると閉塞栓26から離脱する保持ピン部54とを有する吐出容器1。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内容物を収納する合成樹脂製の容器本体と、前記容器本体の口部に装着された吐出キャップと、を有する吐出容器であって、
前記吐出キャップが、
吐出筒を備え、前記口部に装着されたキャップ本体と、
前記キャップ本体に開閉自在に装着された蓋体と、
前記吐出筒に連通する流出筒を備え、前記キャップ本体の内側に設けられた中栓と、
前記流出筒の上端に配置された弁体を備え、前記流出筒を開閉する内容物用逆止弁と、
前記弁体に一体に設けられた保持筒及び前記保持筒の内部に上下方向に移動自在に配置された可動体を備えた可動弁と、
前記蓋体に設けられ、前記蓋体が閉じた状態において前記吐出筒に挿入されて前記吐出筒を閉塞する閉塞栓と、
前記可動体の上端に一体に設けられ、初期状態において前記閉塞栓に係合保持されるとともに、前記蓋体が最初に開かれると前記閉塞栓から離脱する保持ピン部と、を有することを特徴とする吐出容器。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記内容物用逆止弁が、前記中栓に固定された支持体を有し、前記弁体が1本の弾性脚部により前記支持体に一体に連結された一点弁である、請求項1に記載の吐出容器。
【請求項3】
前記容器本体が、
前記容器本体の外殻を構成する外層体と、
前記外層体の内側に配置された減容変形自在の内層体と、
前記外層体と前記内層体との間に連通する外気導入口と、を備えた二重容器である、請求項1または2に記載の吐出容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内容物を収納する合成樹脂製の容器本体と、容器本体の口部に装着された吐出キャップと、を有する吐出容器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば醤油、食用油などの液状の内容物を収納する容器として、内容物を収納する合成樹脂製の容器本体と、容器本体の口部に装着された吐出キャップと、を有する吐出容器が知られている。
【0003】
従来、上記のような吐出容器として、容器本体が、その外殻を構成する外層体と、外層体の内側に配置された減容変形自在の内層体と、外層体と内層体との間に連通する外気導入口と、を備えた二重容器に構成されるとともに、吐出キャップが、吐出筒を備えて口部に装着されたキャップ本体と、吐出筒に挿入される閉塞栓を備えてキャップ本体に開閉自在に装着された蓋体と、吐出筒に連通する流出口を備えてキャップ本体の内側に設けられた中栓と、流出口を開閉する弁体を備えた内容物用逆止弁と、を有する構成とされたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
【0004】
このような構成の吐出容器では、蓋体を開いた状態で容器本体の胴部をスクイズ(押圧)することにより、内容物用逆止弁の弁体を開いて容器本体に収納されている内容物を流出孔と吐出筒とを通して外部に吐出することができるとともに、内容物を吐出した後、胴部のスクイズを解除すると、内容物用逆止弁の弁体が閉じて容器本体の内部への外気の流入が抑制されるので、内容物が空気と触れることを抑制してその劣化や変質を抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-159915号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記従来の吐出容器では、流通時等において弁体が僅かに開いてキャップ本体の内部に内容物が入り込む場合があり、この場合、内容物の性状によっては、キャップ本体の内部に入り込んだ内容物が弁体のシール部において固化してしまい、使用時に内容物が吐出されなくなったり、内容物の吐出が困難になったりするなどの吐出不良を生じる虞がある、という問題点があった。
【0007】
本発明は、このような課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、内容物の吐出不良を抑制することが可能な吐出容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の吐出容器は、内容物を収納する合成樹脂製の容器本体と、前記容器本体の口部に装着された吐出キャップと、を有する吐出容器であって、前記吐出キャップが、吐出筒を備え、前記口部に装着されたキャップ本体と、前記キャップ本体に開閉自在に装着された蓋体と、前記吐出筒に連通する流出筒を備え、前記キャップ本体の内側に設けられた中栓と、前記流出筒の上端に配置された弁体を備え、前記流出筒を開閉する内容物用逆止弁と、前記弁体に一体に設けられた保持筒及び前記保持筒の内部に上下方向に移動自在に配置された可動体を備えた可動弁と、前記蓋体に設けられ、前記蓋体が閉じた状態において前記吐出筒に挿入されて前記吐出筒を閉塞する閉塞栓と、前記可動体の上端に一体に設けられ、初期状態において前記閉塞栓に係合保持されるとともに、前記蓋体が最初に開かれると前記閉塞栓から離脱する保持ピン部と、を有することを特徴とする。
【0009】
本発明の吐出容器は、上記構成において、前記内容物用逆止弁が、前記中栓に固定された支持体を有し、前記弁体が1本の弾性脚部により前記支持体に一体に連結された一点弁であるのが好ましい。
【0010】
本発明の吐出容器は、上記構成において、前記容器本体が、前記容器本体の外殻を構成する外層体と、前記外層体の内側に配置された減容変形自在の内層体と、前記外層体と前記内層体との間に連通する外気導入口と、を備えた二重容器であるのが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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