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公開番号
2025062954
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-15
出願番号
2023172359
出願日
2023-10-03
発明の名称
情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
出願人
株式会社リコー
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H04N
1/407 20060101AFI20250408BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】別途原稿を撮像する撮像装置を用いずに、スキューを軽減することができる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】画像読取装置により読み取られた複数のパッチが印刷されたカラーチャートの読み取り画像を、画像読取装置から取得する取得部と、取得部により取得された読み取り画像からパッチの色を抽出する抽出部と、抽出部によるパッチの色の抽出が失敗した場合、抽出の失敗が読み取り画像におけるパッチのスキューの影響であるか否かを判定する判定部と、判定部により抽出の失敗がパッチのスキューの影響であると判定された場合、カラーチャートの印刷時のスキューの影響を、画像読取装置による読み取り時のスキューで低減するような画像読取装置によるカラーチャートの再読み取りの指示を、表示装置に表示させる表示制御部と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
画像読取装置により読み取られた複数のパッチが印刷されたカラーチャートの読み取り画像を、前記画像読取装置から取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記読み取り画像から前記パッチの色を抽出する抽出部と、
前記抽出部による前記パッチの色の抽出が失敗した場合、前記抽出の失敗が前記読み取り画像における前記パッチのスキューの影響であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記抽出の失敗が前記パッチのスキューの影響であると判定された場合、前記カラーチャートの印刷時のスキューの影響を、前記画像読取装置による読み取り時のスキューで低減するような該画像読取装置による該カラーチャートの再読み取りの指示を、表示装置に表示させる表示制御部と、
を備えた情報処理装置。
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【請求項2】
前記表示制御部は、前記判定部により前記抽出の失敗が前記パッチのスキューの影響でないと判定された場合、前記カラーチャートを画像形成装置に再印刷させ、かつ新たに該カラーチャートを前記画像読取装置に読み取らせる指示を、前記表示装置に表示させる請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記印刷時のスキューの方向、および前記読み取り時のスキューの方向を特定する特定部を、さらに備え、
前記判定部は、前記抽出部による前記パッチの色の抽出が失敗した場合、
前記印刷時のスキューの方向と、前記読み取り時のスキューの方向とが同じ方向であれば、前記抽出の失敗が前記パッチのスキューの影響であると判定し、
前記印刷時のスキューの方向と、前記読み取り時のスキューの方向とが反対の方向であれば、前記抽出の失敗が前記パッチのスキュー以外の原因によるものと判定する請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記抽出部は、前記読み取り画像における前記パッチの画像部分から、隣接する画素で構成される所定領域の各画素値の差分が所定の閾値以下であるか否かを判定し、
前記差分が前記閾値以下である場合、前記所定領域の各画素値に基づく色を前記パッチの正しい色として抽出する請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記抽出部により抽出された色が、前記カラーチャートの前記複数のパッチの色値を再現するようなプロファイルを作成する作成部を、さらに備えた請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記作成部により作成された前記プロファイルを、前記カラーチャートを印刷した画像形成装置に適用するために該画像形成装置へ送信する送信部を、さらに備えた請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
情報処理装置と、
複数のパッチを含むカラーチャートを印刷する画像形成装置と、
前記カラーチャートに対して読み取りを行って読み取り画像を得る画像読取装置と、
を含み、
前記情報処理装置は、
前記画像読取装置により読み取られた前記カラーチャートの前記読み取り画像を、前記画像読取装置から取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記読み取り画像から前記パッチの色を抽出する抽出部と、
前記抽出部による前記パッチの色の抽出が失敗した場合、前記抽出の失敗が前記読み取り画像における前記パッチのスキューの影響であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記抽出の失敗が前記パッチのスキューの影響であると判定された場合、前記カラーチャートの印刷時のスキューの影響を、前記画像読取装置による読み取り時のスキューで低減するような該画像読取装置による該カラーチャートの再読み取りの指示を、表示装置に表示させる表示制御部と、
を備えた情報処理システム。
【請求項8】
取得部が、画像読取装置により読み取られた複数のパッチが印刷されたカラーチャートの読み取り画像を、前記画像読取装置から取得する取得ステップと、
抽出部が、前記取得部により取得された前記読み取り画像から前記パッチの色を抽出する抽出ステップと、
判定部が、前記抽出部による前記パッチの色の抽出が失敗した場合、前記抽出の失敗が前記読み取り画像における前記パッチのスキューの影響であるか否かを判定する判定ステップと、
表示制御部が、前記判定部により前記抽出の失敗が前記パッチのスキューの影響であると判定された場合、前記カラーチャートの印刷時のスキューの影響を、前記画像読取装置による読み取り時のスキューで低減するような該画像読取装置による該カラーチャートの再読み取りの指示を、表示装置に表示させる表示制御ステップと、
を有する情報処理方法。
【請求項9】
コンピュータに、
画像読取装置により読み取られた複数のパッチが印刷されたカラーチャートの読み取り画像を、前記画像読取装置から取得する取得ステップと、
取得した前記読み取り画像から前記パッチの色を抽出する抽出ステップと、
前記パッチの色の抽出に失敗した場合、前記抽出の失敗が前記読み取り画像における前記パッチのスキューの影響であるか否かを判定する判定ステップと、
前記抽出の失敗が前記パッチのスキューの影響であると判定した場合、前記カラーチャートの印刷時のスキューの影響を、前記画像読取装置による読み取り時のスキューで低減するような該画像読取装置による該カラーチャートの再読み取りの指示を、表示装置に表示させる表示制御ステップと、
を実行させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
印刷会社において印刷物の品質を保つためには、所定のカラーチャートを印刷し、スキャナ等の色を読み取る測色装置を用いて読み取らせ、品質目標となる色との差に応じて色調整を実行する必要がある。この場合、色調整によりプロファイルを精度よく作成するためには、カラーチャートの印刷時および測色装置での読み取り時に発生するスキューに対して適切に対処する必要がある。
【0003】
このようなスキューに対処する技術として、原稿を搬送する搬送手段と、原稿を搬送手段によって搬送しながら原稿の画像面を読み取る読取手段と、原稿の画像面を撮影する撮影手段と、撮影手段によって撮影された原稿の画像面を表示する表示手段と、を備え、表示手段は、原稿の位置を調整するためのマークを原稿の画像面とともに表示する技術が開示されている(例えば特許文献1)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、正確に原稿セット位置の微調整およびスキューの補正を行うために、実際の原稿を読み取る装置の他に、原稿位置を決めるために、別途原稿を撮影する撮像手段が必要であるという問題がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、別途原稿を撮像する撮像装置を用いずに、スキューを軽減することができる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、画像読取装置により読み取られた複数のパッチが印刷されたカラーチャートの読み取り画像を、前記画像読取装置から取得する取得部と、前記取得部により取得された前記読み取り画像から前記パッチの色を抽出する抽出部と、前記抽出部による前記パッチの色の抽出が失敗した場合、前記抽出の失敗が前記読み取り画像における前記パッチのスキューの影響であるか否かを判定する判定部と、前記判定部により前記抽出の失敗が前記パッチのスキューの影響であると判定された場合、前記カラーチャートの印刷時のスキューの影響を、前記画像読取装置による読み取り時のスキューで低減するような該画像読取装置による該カラーチャートの再読み取りの指示を、表示装置に表示させる表示制御部と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、別途原稿を撮像する撮像装置を用いずに、スキューを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る画像形成システムの全体構成および全体動作の一例を示す図である。
図2は、実施形態に係る画像読取装置にカラーチャートをセットする動作を説明する図である。
図3は、実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図4は、実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図5は、実施形態に係る画像形成システムの機能ブロックの構成の一例を示す図である。
図6は、カラーチャートの構成の一例を示す図である。
図7は、実施形態に係る画像読取装置に読み取られたカラーチャートのパッチの画像と画素との関係を説明する図である。
図8は、実施形態に係る画像形成システムにおいてカラーチャートのパッチの色を抽出する動作を説明する図である。
図9は、実施形態に係る画像読取装置に読み取られたカラーチャートのパッチにスキューが発生した状態を説明する図である。
図10は、実施形態に係る画像形成システムにおいてカラーチャートのスキューがある状態のパッチの色を抽出する動作を説明する図である。
図11は、カラーチャートの読み取り時においてスキューが発生する仕組みの一例を説明する図である。
図12は、カラーチャートのパッチの印刷時および読み取り時のスキューを説明する図である。
図13は、読み取り時のスキューを軽減するためのカラーチャートをセットする動作について説明する図である。
図14は、実施形態に係る情報処理装置で表示されるカラーチャートの再読み取りを指示する画面の一例を示す図である。
図15は、実施形態に係る情報処理装置で表示されるカラーチャートの再印刷を指示する画面の一例を示す図である。
図16は、実施形態に係る画像形成システムの全体動作の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、図面を参照しながら、本発明に係る情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。また、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
【0010】
(画像形成システムの全体構成)
図1は、実施形態に係る画像形成システムの全体構成および全体動作の一例を示す図である。図2は、実施形態に係る画像読取装置にカラーチャートをセットする動作を説明する図である。図1および図2を参照しながら、本実施形態に係る画像形成システム1の全体構成および全体動作の概要について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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