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公開番号
2025065781
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-22
出願番号
2023175210
出願日
2023-10-10
発明の名称
液体吐出装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41J
2/175 20060101AFI20250415BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】液体経路が閉じた状態で送液機構が駆動して液体経路内の圧力が上昇することによる、液体吐出装置内の部材の破損や動作不良を防止することを課題とする。
【解決手段】サブタンク105と、メインタンク201と、液体経路220と、エアートラップタンク205と、液体を送る送液ポンプ208と、液体経路の送液ポンプよりも送液方向下流側に設けられた液体供給弁209と、バイパス経路230と、三方弁231と、エアートラップタンク205に連通する排気経路211と、排気経路に設けられた圧力逃し弁242と、を備えた液体吐出装置1であって、液体供給弁への非給電により液体供給弁が閉じ、かつ、送液ポンプが駆動した際に、三方弁への非給電により三方弁が開き、液体経路内の圧力を、バイパス経路、エアートラップタンクおよび排気経路を介して、圧力逃し弁により外部へ逃がすことにより、部材の破損や動作不良を防止できる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を貯留し、液体吐出ヘッドに前記液体を供給する第1貯留部と、
前記液体を貯留し、前記第1貯留部に前記液体を供給する第2貯留部と、
前記第1貯留部と前記第2貯留部とを通じる液体経路と、
前記液体経路の途中に設けられた空気捕捉部材と、
前記空気捕捉部材の送液方向下流側に設けられ、前記第2貯留部から前記第1貯留部へ前記液体を送る送液機構と、
前記液体経路の前記送液機構よりも送液方向下流側に設けられた開閉弁と、
前記液体経路の前記送液機構よりも送液方向下流側で前記開閉弁よりも上流側と、前記液体経路の前記空気捕捉部材よりも上流側とをつなぐバイパス経路と、
前記バイパス経路と前記液体経路の前記送液機構よりも送液方向下流側で前記開閉弁よりも上流側の位置との接続箇所に設けられた三方弁と、
前記空気捕捉部材に連通する圧力逃し経路と、
前記圧力逃し経路に設けられた圧力逃し弁と、を備えた液体吐出装置であって、
前記開閉弁への非給電により前記開閉弁が閉じ、かつ、前記送液機構が駆動した際に、前記三方弁への非給電により前記三方弁が開き、前記液体経路内の圧力を、前記バイパス経路、前記空気捕捉部材および前記圧力逃し経路を介して、前記圧力逃し弁により外部へ逃がすことを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記液体経路の前記送液機構よりも送液方向下流側に設けられ、前記液体経路内の前記液体を脱気する脱気部を有する請求項1記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記第2貯留部と、
前記液体経路と、
前記空気捕捉部材と、
前記送液機構と、
前記開閉弁と、
前記バイパス経路と、
前記三方弁と、
前記圧力逃し経路と、
前記圧力逃し弁と、を有する液体供給ユニットを複数備えた請求項2記載の液体吐出装置であって、
前記脱気部は脱気ポンプを有し、
前記脱気ポンプが複数の前記液体供給ユニットに共通する液体吐出装置。
【請求項4】
前記液体経路の前記送液機構よりも送液方向下流側に設けられ、前記液体経路内の前記液体内の異物を捕捉する異物捕捉部材を有する請求項1記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記第2貯留部と、
前記液体経路と、
前記空気捕捉部材と、
前記送液機構と、
前記開閉弁と、
前記バイパス経路と、
前記三方弁と、
前記圧力逃し経路と、
前記圧力逃し弁と、を有する液体供給ユニットを複数備えた請求項1記載の液体吐出装置であって、
前記空気捕捉部材で捕捉した空気を外部へ排出する排気機構を備え、
前記排気機構が複数の前記液体供給ユニットに共通する液体吐出装置。
【請求項6】
複数の前記第2貯留部と、
前記液体経路と、
前記空気捕捉部材と、
前記送液機構と、
前記開閉弁と、
前記バイパス経路と、
前記三方弁と、
前記圧力逃し経路と、
前記圧力逃し弁と、を有する液体供給ユニットを備えた請求項1記載の液体吐出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
液体吐出ヘッドに供給する液体を一時的に貯留する第1貯留部としてのサブタンクと、サブタンクに液体を供給する第2貯留部としてのメインタンクと、メインタンクからサブタンクへ液体を供給する液体経路とを備えた液体吐出装置が従来から存在する。
【0003】
例えば特許文献1(特開2023-8531号公報)では、液体経路の途中に、空気捕捉部材としてのエアートラップタンクが設けられ、エアートラップタンクの送液方向下流側に、送液機構としての送液ポンプ、さらにその下流側に開閉弁が設けられる。メインタンクからサブタンクへ液体を供給する際には、電力供給により開閉弁が開かれた状態で、送液ポンプが駆動して液体を送液方向の上流側から下流側へ送る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の液体吐出装置では、送液機構の動作中にマシン緊急停止などにより電力の供給が遮断されると、開閉弁は即座に閉じて液体経路が閉鎖されるのに対して、送液機構は残回転によって短い時間だけ送液動作を行う。これにより、液体経路内の圧力が上昇し、液体経路や開閉弁などの電磁弁の破損に繋がるという問題がある。
【0005】
本発明では、液体経路が閉じた状態で送液機構が駆動して液体経路内の圧力が上昇することによる、液体吐出装置内の部材の破損や動作不良を防止することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明は、液体を貯留し、液体吐出ヘッドに前記液体を供給する第1貯留部と、前記液体を貯留し、前記第1貯留部に前記液体を供給する第2貯留部と、前記第1貯留部と前記第2貯留部とを通じる液体経路と、前記液体経路の途中に設けられた空気捕捉部材と、前記空気捕捉部材の送液方向下流側に設けられ、前記第2貯留部から前記第1貯留部へ前記液体を送る送液機構と、前記液体経路の前記送液機構よりも送液方向下流側に設けられた開閉弁と、前記液体経路の前記送液機構よりも送液方向下流側で前記開閉弁よりも上流側と、前記液体経路の前記空気捕捉部材よりも上流側とをつなぐバイパス経路と、前記バイパス経路と前記液体経路の前記送液機構よりも送液方向下流側で前記開閉弁よりも上流側の位置との接続箇所に設けられた三方弁と、前記空気捕捉部材に連通する圧力逃し経路と、前記圧力逃し経路に設けられた圧力逃し弁と、を備えた液体吐出装置であって、前記開閉弁への非給電により前記開閉弁が閉じ、かつ、前記送液機構が駆動した際に、前記三方弁への非給電により前記三方弁が開き、前記液体経路内の圧力を、前記バイパス経路、前記空気捕捉部材および前記圧力逃し経路を介して、前記圧力逃し弁により外部へ逃がすことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、液体経路が閉じた状態での送液機構の駆動によって液体経路内の圧力が上昇し、液体吐出装置内の部材の破損や動作不良を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る液体吐出装置の全体構成を示す図である。
複数の液体供給ユニットを示す図である。
液体吐出装置が備える吐出ユニットの平面図である。
液体吐出装置が備える吐出ユニットの側面図である。
液体吐出装置が備える液体供給ユニットの構成図である。
液体吐出装置のインク供給に関する制御構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。以下の説明では、本発明の液体吐出装置の一例として、液体としてのインクを吐出する液体吐出装置を例示する。
【0010】
図1は、本実施形態に係る液体吐出装置1の全体構成を例示する概略構成図である。液体吐出装置1は、搬入部10と、印刷部20と、乾燥部30と、搬出部40とを備えている。液体吐出装置1は、搬入部10から記録媒体としての用紙Pを印刷部20へ搬送し、印刷部20で液体を付与して所要の画像形成処理(印刷処理)を実行する。そして、液体吐出装置1は、乾燥部30で用紙Pに付着した液体を乾燥させた後、用紙Pを搬出部40に回収する。
(【0011】以降は省略されています)
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