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公開番号2025070367
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180630
出願日2023-10-19
発明の名称液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B41J 2/14 20060101AFI20250424BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ノズルからの液体の吐出速度のばらつきを良好に抑制できる液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置を提供する。
【解決手段】液体吐出ヘッド100の循環共通液室内の液体吐出方向たるZ方向の中央部には、Z方向およびノズル配列方向たるX方向いずれにも直交する直交方向たるY方向に架け渡された循環共通液室補強ブリッジ103が設けられている。また、共通液室10内には、Z方向において、循環共通液室補強ブリッジと同位置に配置され、Y方向に架け渡された第一共通液室補強ブリッジ101と、共通液室10の残部たる上流側の部分10BのZ方向で循環共通液室40と並べて配置された部分と循環共通液室40とを仕切る第二仕切り壁部104cとZ方向で同じの位置に配置され、Y方向に架け渡された第二共通液室補強ブリッジ102とを有している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出する複数のノズルにそれぞれ通じる複数の個別液室と、
前記複数の個別液室に通じる共通液室と、
前記複数の個別液室に通じる循環共通液室と、
前記共通液室内の液体の振動を減衰する振動減衰部材とを有し、
前記共通液室の一部は、ノズル配列方向および液体吐出方向に直交する直交方向に前記循環共通液室と並べて配置され、
前記共通液室の前記一部以外の部分である前記共通液室の残部は、前記液体吐出方向に前記循環共通液室と並べて配置された部分を含み、かつ、前記共通液室の前記一部よりも前記直交方向に広い液体吐出ヘッドにおいて、
前記循環共通液室内の前記液体吐出方向の中央部に前記直交方向に架け渡された循環共通液室補強ブリッジを設け、
前記共通液室内に、前記直交方向に架け渡された共通液室補強ブリッジを複数設け、
複数の前記共通液室補強ブリッジのうちのひとつは、前記液体吐出方向の位置が前記循環共通液室補強ブリッジと同位置に配置されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
複数の前記共通液室補強ブリッジのうちのひとつは、前記液体吐出方向の位置が前記共通液室の残部の前記循環共通液室と並べて配置された部分と前記循環共通液室とを仕切る前記液体吐出方向に対して垂直な仕切り壁部と同じの位置に配置されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項3】
請求項2に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記仕切り壁部が、前記共通液室の前記液体吐出方向の中央付近に位置にしており、
前記共通液室補強ブリッジは2つであり、ひとつは、前記循環共通液室補強ブリッジと同位置に配置され、残りひとつは、前記仕切り壁部と同位置に配置されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項4】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
複数の前記共通液室補強ブリッジのうちのひとつは、前記液体吐出方向の中央部に配置されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項5】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記振動減衰部材は薄膜部材であることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項6】
請求項5に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記薄膜部材は、Ni電鋳膜であることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項7】
請求項5に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記薄膜部材は、PdNi電鋳膜であることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項8】
請求項5に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記薄膜部材は、SUS板材であることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項9】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記振動減衰部材を挟んで前記共通液室と反対側に、前記振動減衰部材の変形を許容する許容室を有し、
前記許容室は、大気開放されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項10】
液体吐出ヘッドを備えた液体吐出ユニットにおいて、
前記液体吐出ヘッドとして、請求項1に記載の液体吐出ヘッドを用いたことを特徴とする液体吐出ユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、次の構成を有する液体吐出ヘッドが記載されている。すなわち、特許文献1に記載の液体吐出ヘッドは、液体を吐出する複数のノズルにそれぞれ通じる複数の個別液室と、複数の個別液室に通じる共通液室と、複数の個別液室に通じる循環共通液室とを有している。この共通液室の一部は、ノズル配列方向および液体吐出方向に直交する直交方向に循環共通液室と並べて配置されている。共通液室の一部以外の部分である共通液室の残部は、液体吐出方向に循環共通液室と並べて配置された部分を含み、かつ、共通液室の上記一部よりも直交方向に広くなっている。また、共通液室には、共通液室内の液体の振動を減衰する振動減衰部材が設けられている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、ノズルからの液体の吐出速度のばらつきが発生するおそれがあった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上述した課題を解決するために、本発明は、液体を吐出する複数のノズルにそれぞれ通じる複数の個別液室と、前記複数の個別液室に通じる共通液室と、前記複数の個別液室に通じる循環共通液室と、前記共通液室内の液体の振動を減衰する振動減衰部材とを有し、前記共通液室の一部は、ノズル配列方向および液体吐出方向に直交する直交方向に前記循環共通液室と並べて配置され、前記共通液室の前記一部以外の部分である前記共通液室の残部は、前記液体吐出方向に前記循環共通液室と並べて配置された部分を含み、かつ、前記共通液室の前記一部よりも前記直交方向に広い液体吐出ヘッドにおいて、前記循環共通液室内の前記液体吐出方向の中央部に前記直交方向に架け渡された循環共通液室補強ブリッジを設け、前記共通液室内に、前記直交方向に架け渡された共通液室補強ブリッジを複数設け、複数の前記共通液室補強ブリッジのうちのひとつは、前記液体吐出方向の位置が前記循環共通液室補強ブリッジと同位置に配置されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、ノズルからの液体の吐出速度のばらつきを良好に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態に係る液体吐出ヘッドの外観斜視図。
液体吐出ヘッドのノズル配列方向に垂直な断面図。
液体吐出ヘッドにおける1つのノズル4に対応する部分を拡大したX方向に垂直な拡大断面図。ま
液体吐出ヘッドにおける1つのノズル列に沿ったY方向に垂直な部分断面図。
図3のA-A断面図。
図3のB-B断面図。
図2のC-C断面図。
液体吐出ヘッドの断面斜視図。
図2のD-D断面図。
図2のE-E断面図。
液室形成部材の振動と共通液室および循環共通液室内の圧力変動が共振した時における液室形成部材の変形状態についてのシミュレーション結果を示す図。
液室形成部材の3つの振動モードについて説明する図。
本実施形態の変形例を示す図。
本実施形態の別の変形例を示す図。
別の変形例における液体吐出ヘッドのY方向一端から他端までの図14のC-C断面図。
別の変形例における液体吐出ヘッドのY方向一端から他端までの図14のD-D断面図。
別の変形例における液体吐出ヘッドのY方向一端から他端までの図14のE-E断面図。
本例の印刷装置の要部平面説明図。
本例の印刷装置の要部側面説明図。
本例の液体吐出ユニットの要部平面説明図。
本例の液体吐出ユニットの正面説明図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、いわゆる当業者は特許請求の範囲内における本発明を変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、これらの変更・修正はこの特許請求の範囲に含まれるものである。以下の説明はこの発明における最良の形態の例であって、この特許請求の範囲を限定するものではない。
【0008】
図1は、実施形態に係る液体吐出ヘッド100の外観斜視図である。
なお、以下の説明では、ノズル配列方向(液体吐出ヘッドの長手方向)をX方向、ノズルからの液体吐出方向(液体吐出ヘッドの高さ方向)をZ方向、X方向およびZ方向いずれにも直交する方向(液体吐出ヘッドの短手方向)をY方向として説明する。
液体吐出ヘッド100は、ノズル板1と、流路板2と、振動板3と、液室形成部材20と、カバー21とを有している。液室形成部材20のX方向両端には、共通液室10(図2参照)に通じる供給ポート23と、循環共通液室40(図2参照)に通じる循環ポート46とが設けられている。
【0009】
図2は、液体吐出ヘッド100のX方向(ノズル配列方向)に垂直な断面図であり、図3は、液体吐出ヘッド100における1つのノズル4に対応する部分を拡大したX方向に垂直な拡大断面図である。また、図4は、液体吐出ヘッド100における1つのノズル列に沿ったY方向に垂直な部分断面図である。
なお、図1では吐出方向を下向きにして示しているが、図3、図4では吐出方向を上向きにして示している。
【0010】
液体吐出ヘッド100は、ノズル板1と、流路板2と、振動板3とを積層接合している。振動板3を変位させる駆動手段であり、圧力発生手段である圧電アクチュエータ11が、振動板3に設けられている。ノズル板1は、液体を吐出する複数のノズル4を有している。本実施形態では、複数のノズル4がX方向に沿って配列されたノズル列が4列形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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