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公開番号
2025064229
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023173820
出願日
2023-10-05
発明の名称
酸化第一銅粒子の製造方法、及び触媒担持電極の製造方法
出願人
旭化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C01G
3/02 20060101AFI20250410BHJP(無機化学)
要約
【課題】結晶面、及び径が制御された酸化第一銅粒子を、高い収率で、かつ、簡便に製造することができる、酸化第一銅粒子の製造方法を提供する。
【解決手段】酸化第一銅粒子の製造方法であって、
溶媒に溶解しているヒドラジン化合物と、前記溶媒中に銅カルボキシル化合物の固相、及び液相が共存する該銅カルボキシル化合物と、を反応させることにより、酸化第一銅粒子を作製する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
酸化第一銅粒子の製造方法であって、
溶媒に溶解しているヒドラジン化合物と、前記溶媒中に銅カルボキシル化合物の固相、及び液相が共存する該銅カルボキシル化合物と、を反応させることにより、酸化第一銅粒子を作製する、
酸化第一銅粒子の製造方法。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
(100)面を含む前記酸化第一銅粒子を作製する、請求項1に記載の酸化第一銅粒子の製造方法。
【請求項3】
(100)面と(110)面を含む前記酸化第一銅粒子を作製する、請求項1に記載の酸化第一銅粒子の製造方法。
【請求項4】
平均一次粒子径が1~100nmの前記酸化第一銅粒子を作製する、請求項1に記載の酸化第一銅粒子の製造方法。
【請求項5】
前記溶媒が、水、及びプロピレングリコールの混合溶媒である、請求項1に記載の酸化第一銅粒子の製造方法。
【請求項6】
前記溶媒に投入する前記銅カルボキシル化合物のモル数と、前記溶媒に投入する前記ヒドラジン化合物のモル数と、の比(前記ヒドラジン化合物のモル数/前記銅カルボキシル化合物のモル数)が、0.25~3.0である、請求項1に記載の酸化第一銅粒子の製造方法。
【請求項7】
前記ヒドラジン化合物が吸着している前記酸化第一銅粒子を作製する、請求項1に記載の酸化第一銅粒子の製造方法。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載の方法によって製造された前記酸化第一銅を含む、分散体を作製する工程と、
前記分散体を電極基材に塗布し、そして触媒担持電極を製造する工程と、
を含む、触媒担持電極の製造方法。
【請求項9】
前記触媒担持電極は、基材、酸化銅粒子、及び還元剤を含み、かつ、
下記式(1):
0.0001≦(前記還元剤の質量/前記酸化銅粒子の質量)≦0.10 (1)を満たす、請求項8に記載の触媒担持電極の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、酸化第一銅粒子の製造方法、及び触媒担持電極の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
二酸化炭素を原料に、銅を触媒として、低炭素数化合物{炭素原子を1~3個含む化合物であり、例えば、炭素原子を1個含む化合物(一般に、「C1化合物」と称される。)、炭素原子を2個含む化合物(一般に、「C2化合物」と称される。)、及び炭素原子を3個含む化合物(一般に、「C3化合物」と称される。)である}等を製造する技術が知られている。かかる技術により、例えば、ギ酸(HCOOH)、メタノール(CH
3
OH)、メタン(CH
4
)、酢酸(CH
3
COOH)、エタノール(C
2
H
5
OH)、エタン(C
2
H
6
)、エチレン(C
2
H
4
)等が得られる(例えば、非特許文献1、及び2参照)。
非特許文献1、及び2は、酸化第一銅が触媒として高い活性を示す旨を報告している。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Nature Energy,2019,4,957
Adv.Sci.2020,7,1902820
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、触媒性能は、銅粒子の結晶面、及び/又は径に依存するところ、非特許文献1、及び2は、結晶面、及び径が制御された酸化第一銅粒子を、高い収率で、かつ、簡便に製造する手法を開示していなかった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、結晶面、及び径が制御された酸化第一銅粒子を、高い収率で、かつ、簡便に製造することができる、酸化第一銅粒子の製造方法、及び触媒担持電極の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、以下のとおりである。
[1]
酸化第一銅粒子の製造方法であって、
溶媒に溶解しているヒドラジン化合物と、前記溶媒中に銅カルボキシル化合物の固相、及び液相が共存する該銅カルボキシル化合物と、を反応させることにより、酸化第一銅粒子を作製する、
酸化第一銅粒子の製造方法。
[2]
(100)面を含む前記酸化第一銅粒子を作製する、項目1に記載の酸化第一銅粒子の製造方法。
[3]
(100)面と(110)面を含む前記酸化第一銅粒子を作製する、項目1又は2に記載の酸化第一銅粒子の製造方法。
[4]
平均一次粒子径が1~100nmの前記酸化第一銅粒子を作製する、項目1~3のいずれか1項に記載の酸化第一銅粒子の製造方法。
[5]
前記溶媒が、水、及びプロピレングリコールの混合溶媒である、項目1~4のいずれか1項に記載の酸化第一銅粒子の製造方法。
[6]
前記溶媒に投入する前記銅カルボキシル化合物のモル数と、前記溶媒に投入する前記ヒドラジン化合物のモル数と、の比(前記ヒドラジン化合物のモル数/前記銅カルボキシル化合物のモル数)が、0.25~3.0である、項目1~5のいずれか1項に記載の酸化第一銅粒子の製造方法。
[7]
前記ヒドラジン化合物が吸着している前記酸化第一銅粒子を作製する、項目1~6のいずれか1項に記載の酸化第一銅粒子の製造方法。
[8]
項目1~7のいずれか1項に記載の方法によって製造された前記酸化第一銅を含む、分散体を作製する工程と、
前記分散体を電極基材に塗布し、そして触媒担持電極を製造する工程と、
を含む、触媒担持電極の製造方法。
[9]
前記触媒担持電極は、基材、酸化銅粒子、及び還元剤を含み、かつ、
下記式(1):
0.0001≦(前記還元剤の質量/前記酸化銅粒子の質量)≦0.10 (1)を満たす、項目8に記載の触媒担持電極の製造方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、結晶面、及び径が制御された酸化第一銅粒子を、高い収率で、かつ、簡便に製造することができる、酸化第一銅粒子の製造方法を提供することができる。
また、本発明によれば、上記製造方法によって製造される酸化第一銅粒子を用いた、触媒担持電極の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に関連する電解セルの構成例を示す、概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本実施形態について説明する。本発明は、本実施形態のみに限定されず、その要旨の範囲内で種々変形して実施可能である。
本明細書中、各種の測定は、特に断りがない限り、実施例に記載の手法に基づいて行われる。本明細書中、段階的な記載の数値範囲における上限値又は下限値は、対応する他の段階的な記載の数値範囲における上限値又は下限値に置き換わってよく、更に、実施例に記載の、対応する値に置き換わってよい。また、本明細書中、「工程」について、独立した工程である場合のみならず、他の工程と明確に区別できない場合でも、その工程の機能が達成されれば本用語に含まれる。図面に示される内容において、縮尺、形状及び長さは、明確性を更に図るために、誇張して示されている場合がある。
【0010】
[実施形態1]
〈酸化第一銅の製造方法〉
本実施形態の一態様は、酸化第一銅の製造方法である。
かかる製造方法では、
溶媒に溶解しているヒドラジン化合物と、前記溶媒中に銅カルボキシル化合物の固相、及び液相が共存する該銅カルボキシル化合物と、を反応させることにより、酸化第一銅粒子を作製する。
これによれば、結晶面、及び径が制御された酸化第一銅粒子を、高い収率で、かつ、簡便に製造することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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