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公開番号2025064516
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023174347
出願日2023-10-06
発明の名称加熱方法、加熱システム及び発電プラント
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F23K 5/22 20060101AFI20250410BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】設備への汚れの付着や汚れの付着によって必要になるメンテナンスの頻度を低減することができ、また、復水器の内部に気化器を設置する場合と比較して復水器の構造を簡易化及び/又は小型化することができる加熱方法、加熱システム及び発電プラントを提供する。
【解決手段】復水器112からボイラ10へ導かれるボイラ給水から取り出された加熱用給水で燃料を加熱する。また、加熱用給水で加熱された後の燃料をボイラ10へ供給する。また、燃料と熱交換された後の加熱用給水を復水器112の内部に導く。また、蒸気タービン111Cへ導かれる蒸気から取り出された加熱用蒸気で、加熱用給水で加熱された後の燃料を加熱する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
復水器からボイラへ導かれるボイラ給水から取り出された加熱用給水で燃料を加熱する
加熱方法。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
加熱用給水で加熱された後の燃料を前記ボイラへ供給する
請求項1に記載の加熱方法。
【請求項3】
燃料と熱交換された後の加熱用給水を前記復水器の内部に導く
請求項1に記載の加熱方法。
【請求項4】
蒸気タービンへ導かれる蒸気から取り出された加熱用蒸気で、加熱用給水で加熱された後の燃料を加熱する
請求項1に記載の加熱方法。
【請求項5】
燃料と熱交換される前の加熱用給水に燃料と熱交換された後の加熱用蒸気のドレンを合流させる
請求項4に記載の加熱方法。
【請求項6】
加熱用給水で加熱される前の燃料を加熱用給水とは異なる熱媒で加熱する
請求項1に記載の加熱方法。
【請求項7】
燃料は、アンモニアを含んだものである
請求項1から請求項6のいずれかに記載の加熱方法。
【請求項8】
給水供給ラインと、
予熱器と、
を備え、
前記給水供給ラインは、復水器からボイラへ導かれるボイラ給水から取り出された加熱用給水を前記予熱器へ導き、
前記予熱器は、前記給水供給ラインによって導かれた加熱用給水で燃料を加熱する
加熱システム。
【請求項9】
給水戻しラインを備え、
前記給水戻しラインは、前記予熱器で燃料と熱交換された後の加熱用給水を前記予熱器から前記復水器の内部へ導く
請求項8に記載の加熱システム。
【請求項10】
蒸気供給ラインと、
加熱器と、
を備え、
前記蒸気供給ラインは、蒸気タービンから前記復水器へ導かれる蒸気から取り出された加熱用蒸気のドレンを前記加熱器へ導き、
前記加熱器は、前記蒸気供給ラインから導かれた加熱用蒸気のドレンで燃料を加熱する
請求項8に記載の加熱システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、加熱方法、加熱システム及び発電プラントに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
火力発電所等の発電プラントが備えているボイラは、燃焼ガスでボイラ給水を加熱及び過熱することで蒸気を生成するように構成されている。
燃焼ガスは、ボイラが有するバーナで、例えば微粉燃料やアンモニアを含む燃料等を燃焼させることで発生させることができる。このとき、アンモニアは液体の状態から気体の状態に気化されてからボイラに供給される場合がある。
液体のアンモニアを気化させるためのシステムは、例えば特許文献1や特許文献2に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-200029号公報
特開2023-11172号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されたシステムでは、復水器で蒸気タービンから排出された蒸気との熱交換により加熱された冷却水(海水や河川水)を用いて液体のアンモニアを加熱して気化させている。
また、特許文献2に記載されたシステムでは、復水器の内部において、蒸気タービンから排出された蒸気との熱交換により液体のアンモニアを加熱して気化させている。
【0005】
特許文献1のように、海水や河川水の冷却水によって液体のアンモニアを加熱する場合、液体アンモニアを気化する気化器の伝熱部に、海水や河川水に含まれている異物等による汚れが付着しやすく、伝熱部に汚れの付着対策を講じたり定期的なメンテナンスを実施したりする必要がある。
【0006】
また、特許文献2のように復水器の内部で液体のアンモニアを加熱する場合(すなわち復水器の内部に気化器を設置する場合)、復水器の構造が複雑化、大型化する可能性がある。
【0007】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、設備への汚れの付着や汚れの付着によって必要になるメンテナンスの頻度を低減することができ、また、復水器の内部に気化器を設置する場合と比較して復水器の構造を簡易化及び/又は小型化することができる加熱方法、加熱システム及び発電プラントを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本開示の加熱方法、加熱システム及び発電プラントは、以下の手段を採用する。
すなわち、本開示の一態様に係る加熱方法は、復水器からボイラへ導かれるボイラ給水から取り出された加熱用給水で燃料を加熱する。
【0009】
また、本開示の一態様に係る加熱システムは、給水供給ラインと、予熱器と、を備え、前記給水供給ラインは、復水器からボイラへ導かれるボイラ給水から取り出された加熱用給水を前記予熱器へ導き、前記予熱器は、前記給水供給ラインによって導かれた加熱用給水で燃料を加熱する。
【0010】
また、本開示の一態様に係る発電プラントは、上記の加熱システムと、前記加熱システムで加熱された燃料が供給される前記ボイラと、前記ボイラで生成された蒸気で回転駆動される蒸気タービンと、前記蒸気タービンから排出された蒸気が導かれる前記復水器と、を備えている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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