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公開番号2025086615
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023200707
出願日2023-11-28
発明の名称作業計画管理システム、作業管理支援システム及び作業計画管理方法
出願人三菱重工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06Q 50/40 20240101AFI20250602BHJP(計算;計数)
要約【課題】航空機の保守作業を円滑に計画して管理する。
【解決手段】航空機の保守作業を計画して管理する作業計画管理システムにおいて、航空機の状態をモニタリングして得られるモニタリング情報を取得し、取得したモニタリング情報に基づいて、航空機の保守作業の実行に必要なリソース情報を取得する制御部と、リソース情報を表示する表示部と、を備え、制御部は、モニタリング情報に基づいて、保守作業が実行可能な航空機があるか否かを判定するステップと、モニタリング情報に基づいて、保守作業の対象となる航空機に実行される保守作業の種類を取得するステップと、取得した保守作業の種類に基づいて、保守作業に対応付けられる手順と、手順に対応付けられる保守作業に必要なリソースの充足度合と、を取得するステップと、取得した手順及びリソースの充足度合を、リソース情報として保守作業に対応させて表示部に表示するステップと、を実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
航空機の保守作業を計画して管理する作業計画管理システムにおいて、
前記航空機の状態をモニタリングして得られるモニタリング情報を取得し、取得した前記モニタリング情報に基づいて、前記航空機の保守作業の実行に必要なリソース情報を取得する制御部と、
前記リソース情報を表示する表示部と、を備え、
前記制御部は、
前記モニタリング情報に基づいて、保守作業が必要な前記航空機があるか否かを判定するステップと、
前記モニタリング情報に基づいて、保守作業の対象となる前記航空機に実行される保守作業の種類を取得するステップと、
取得した保守作業の種類に基づいて、保守作業に対応付けられる手順と、前記手順に対応付けられる保守作業に必要なリソースの充足度合と、を取得するステップと、
取得した前記手順及び前記リソースの前記充足度合を、前記リソース情報として前記保守作業に対応させて前記表示部に表示するステップと、を実行する作業計画管理システム。
続きを表示（約 1,800 文字）【請求項２】
前記手順及び前記リソースの前記充足度合を取得するステップでは、前記手順と前記リソースの前記充足度合とが関連付けられた基準データを、保守管理システムから取得しており、
前記制御部は、
保守作業の実行後において取得される、前記手順と保守作業の実行後の前記リソースの情報とが関連付けられた実績データを、前記保守管理システムへ出力しており、
前記基準データと前記実績データとは、同じデータ形式となっている請求項１に記載の作業計画管理システム。
【請求項３】
前記リソースは、場所、機材、部品、人、時間の少なくともいずれかを含む請求項１に記載の作業計画管理システム。
【請求項４】
前記制御部は、前記表示部に表示され選択された前記保守作業に対応付けられる前記リソース情報に対して、前記リソースの詳細を設定させるステップを、さらに実行する請求項１に記載の作業計画管理システム。
【請求項５】
前記制御部は、前記表示部に表示され選択された前記保守作業に要する過去の実績データを表示する請求項１に記載の作業計画管理システム。
【請求項６】
前記実績データは、前記手順と保守作業の実行後の前記リソースの情報とが関連付けられたデータであり、
前記表示部に表示される前記実績データは、保守作業に費やした作業時間に基づいて算出される値である請求項５に記載の作業計画管理システム。
【請求項７】
前記制御部は、前記表示部に表示され選択された前記保守作業に対応付けられる前記リソース情報を、要求される保守作業の作業要求データとして、保守作業を支援する作業支援システムへ向けて出力するステップを、さらに実行する請求項１に記載の作業計画管理システム。
【請求項８】
前記リソース情報は、前記表示部に表示されるリソース管理画面に表示され、
前記リソース管理画面は、
前記航空機の継続運用の可否を示す運用アイコンと、
前記運用アイコンに対応付けられる保守作業の種類を示す保守作業項目と、
前記保守作業項目に対応付けられる前記リソースの前記充足度合を示すリソースアイコンと、を有し、
前記リソースアイコンは、前記充足度合に応じて表示形態を異ならせている請求項１に記載の作業計画管理システム。
【請求項９】
請求項１から８のいずれか１項に記載の作業計画管理システムと、
前記手順と前記リソースの前記充足度合とが関連付けられた基準データを、前記作業計画管理システムへ提供すると共に、前記作業計画管理システムで得られた、前記手順と保守作業の実行後の前記リソースの情報とが関連付けられた実績データを取得する保守管理システムと、
前記作業計画管理システムから要求される保守作業の作業要求データを取得して、保守作業を支援する作業支援システムと、
前記作業支援システムにおいて取得された保守作業の作業記録データを記録する作業記録データベースと、を備える作業管理支援システム。
【請求項１０】
航空機の保守作業を計画して管理する作業計画管理システムによって実行される作業計画管理方法において、
前記作業計画管理システムは、
前記航空機の状態をモニタリングして得られるモニタリング情報を取得し、取得した前記モニタリング情報に基づいて、前記航空機の保守作業の実行に必要なリソース情報を取得する制御部と、
前記リソース情報を表示する表示部と、を備え、
前記制御部が、
前記モニタリング情報に基づいて、保守作業が必要な前記航空機があるか否かを判定するステップと、
前記モニタリング情報に基づいて、保守作業の対象となる前記航空機に実行される保守作業の種類を取得するステップと、
取得した保守作業の種類に基づいて、保守作業に対応付けられる手順と、前記手順に対応付けられる保守作業に必要なリソースの充足度合と、を取得するステップと、
取得した前記手順及び前記リソースの前記充足度合を、前記リソース情報として前記保守作業に対応させて前記表示部に表示するステップと、を実行する作業計画管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、航空機の作業計画管理システム、作業管理支援システム及び作業計画管理方法に関するものである。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、人、物などの有限の資源を活用して所定の目的作業を達成するための作業計画を立案する作業計画立案装置が知られている（例えば、特許文献１参照）。作業計画立案装置では、目的作業に基づいて作業計画の立案に必要な制約条件を抽出し、制約条件に基づく作業計画を立案したり、修正したりしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００２－３２４１５７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、航空機に対して保守作業を行う場合、航空機の利用状況、保守作業の人員、保守作業に必要な部品、機材、保守作業に要する時間及び場所等のリソース資源が全て充足する条件を満たしたときに、保守作業を実行することが可能となる。特許文献１の作業計画立案装置では、これらのリソースが考慮されておらず、航空機における保守作業の計画を円滑に行うことが困難である。
【０００５】
そこで、本開示は、航空機の保守作業を円滑に計画して管理することができる作業計画管理システム、作業管理支援システム及び作業計画管理方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の作業計画管理システムは、航空機の保守作業を計画して管理する作業計画管理システムにおいて、前記航空機の状態をモニタリングして得られるモニタリング情報を取得し、取得した前記モニタリング情報に基づいて、前記航空機の保守作業の実行に必要なリソース情報を取得する制御部と、前記リソース情報を表示する表示部と、を備え、前記制御部は、前記モニタリング情報に基づいて、保守作業が必要な前記航空機があるか否かを判定するステップと、前記モニタリング情報に基づいて、保守作業の対象となる前記航空機に実行される保守作業の種類を取得するステップと、取得した保守作業の種類に基づいて、保守作業に対応付けられる手順と、前記手順に対応付けられる保守作業に必要なリソースの充足度合と、を取得するステップと、取得した前記手順及び前記リソースの前記充足度合を、前記リソース情報として前記保守作業に対応させて前記表示部に表示するステップと、を実行する。
【０００７】
また、本開示の作業管理支援システムは、上記の作業計画管理システムと、前記手順と前記リソースの前記充足度合とが関連付けられた基準データを、前記作業計画管理システムへ提供すると共に、前記作業計画管理システムで得られた、前記手順と保守作業の実行後の前記リソースの情報とが関連付けられた実績データを取得する保守管理システムと、前記作業計画管理システムから要求される保守作業の作業要求データを取得して、保守作業を支援する作業支援システムと、前記作業支援システムにおいて取得された保守作業の作業記録データを記録する作業記録データベースと、を備える。
【０００８】
また、本開示の作業計画管理方法は、航空機の保守作業を計画して管理する作業計画管理システムによって実行される作業計画管理方法において、前記作業計画管理システムは、前記航空機の状態をモニタリングして得られるモニタリング情報を取得し、取得した前記モニタリング情報に基づいて、前記航空機の保守作業の実行に必要なリソース情報を取得する制御部と、前記リソース情報を表示する表示部と、を備え、前記制御部が、前記モニタリング情報に基づいて、保守作業が必要な前記航空機があるか否かを判定するステップと、前記モニタリング情報に基づいて、保守作業の対象となる前記航空機に実行される保守作業の種類を取得するステップと、取得した保守作業の種類に基づいて、保守作業に対応付けられる手順と、前記手順に対応付けられる保守作業に必要なリソースの充足度合と、を取得するステップと、取得した前記手順及び前記リソースの前記充足度合を、前記リソース情報として前記保守作業に対応させて前記表示部に表示するステップと、を実行する。
【発明の効果】
【０００９】
本開示によれば、航空機の保守作業を円滑に計画して管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
図１は、本実施形態に係る作業管理支援システムの図である。
図２は、本実施形態に係る作業管理支援システムを機能的に示した一例の説明図である。
図３は、本実施形態に係る作業管理支援システムを機能的に示した一例の説明図である。
図４は、本実施形態に係る作業計画管理方法に関するフローチャートである。
図５は、リソース管理画面の図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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