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公開番号
2025065539
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2025023369,2021051806
出願日
2025-02-17,2021-03-25
発明の名称
後付け吸音装置の取付構造
出願人
日鉄神鋼建材株式会社
代理人
個人
主分類
E01F
8/00 20060101AFI20250410BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】防音壁に後付けして安価に防音性能を向上させることができる後付け吸音装置の取付構造を提供する。
【解決手段】基礎構造物(壁高欄11)に支柱が立設されずに防音パネル12が直接固定されて立設された支柱レス防音壁1に、横材2を介して吸音装置(後付け吸音装置3)が取り付けられた吸音装置の取付構造において、横材2を、直交する面同士を有する断面形状の条材から構成して、複数の防音パネル12に亘って取り付け、吸音装置(後付け吸音装置3)を、横材2の防音パネル12に当接する面と直交する面に取り付ける。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
基礎構造物に支柱が立設されずに防音パネルが直接固定されて立設された支柱レス防音壁に、横材を介して吸音装置が取り付けられた吸音装置の取付構造であって、
前記横材は、直交する面同士を有する断面形状の条材からなり、複数の前記防音パネルに亘って取り付けられ、
前記吸音装置は、前記横材の前記防音パネルに当接する面と直交する面に取り付けられていること
を特徴とする吸音装置の取付構造。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記吸音装置は、前記防音パネルに沿って鉛直に設けられた背面パネルと、前記背面パネルと上端が離間して傾斜して設けられた正面パネルを有すること
を特徴とする請求項1に記載の吸音装置の取付構造。
【請求項3】
前記横材は、上下に間隔をあけて複数の前記防音パネルに上下二段に固定されており、前記横材の上段の上横材に前記吸音装置の上部が吊り下げ固定され、前記横材の下段の下横材に前記吸音装置の下部が載置されて固定されていること
を特徴とする請求項1又は2に記載の吸音装置の取付構造。
【請求項4】
前記横材には、長孔が形成され、前記長孔を介して前記吸音装置が長さ調整自在に固定されていること
を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の吸音装置の取付構造。
【請求項5】
前記横材と前記吸音装置とは、線状又はチェーン状の落下防止材で連結されていること
を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の吸音装置の取付構造。
【請求項6】
前記横材及び前記後付け吸音装置は、前記防音パネルの騒音源側に取り付けられていること
を特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の吸音装置の取付構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄道や高速道路などの騒音源に沿って並設される支柱が無い支柱レス防音壁の先端に後付けして防音性能を向上させる後付け吸音装置の取付方法及び取付構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、新幹線の速度を上げて、所要時間を短縮し、顧客サービスの向上を図る取組みが進められている。しかし、新幹線の速度を上げた場合、列車走行時の騒音レベルも上がるため、これに対する騒音対策が求められている。また、新幹線沿線の地域の宅地化が進み新しい住宅が建てられた場合、更なる騒音対策が求められ、防音壁の性能アップが必要となる。
【0003】
一方、出願人は、多重回折による騒音減衰効果を有する騒音装置を遮音壁(防音壁)の先端部に取り付けた特許文献1に記載の頂部型遮音壁を開発した。特許文献1に記載の騒音装置5は、支柱3間に取り付けられる背面板9と、その背面板9上端に接合された騒音発生側へ略水平方向に延びる水平板10と、背面板9上部に継ぎ板11を介して接合された騒音発生側へ斜め上方に延びる傾斜板12とからなり、水平板10の先端と傾斜板12の上端との間に騒音導入部13が形成されている(特許文献1の明細書の段落[0021]~[0031]、図面の図2,図3等参照)。このため、騒音装置5を防音壁の先端に取り付けることにより、防音壁の高さを変えることなく、防音性能を向上させることができる。
【0004】
そこで、前述のように、現況の騒音対策では不十分となり、防音壁の防音性能の性能アップが求められた場合、既設の防音壁の先端に特許文献1の騒音装置5に相当する多重回折による減衰効果を有するY字型の後付け吸音装置を増設することが考えられる。このような後付け吸音装置を増設することで対応できれば、既設の防音壁から防音性能の高い新たな防音壁に作り直して更新する場合と比較して、コストを抑えながら防音性能の向上を図ることができる。
【0005】
しかし、近年、工期短縮や施工コストの削減を目的にパネルを固定する支柱が無い、いわゆる支柱レス防音壁の設置が増えてきている。例えば、特許文献2には、筐体2と、筐体2内に所要間隔で配された複数枚の反射板16と、反射板間に配された吸音材4とを備えており、複数枚の反射板16が一体化された反射板組立体3が形成されて、該反射板組立体3が筐体2に固定されている支柱レスタイプの防音パネル1が開示されている(特許文献2の特許請求の範囲の請求項1、明細書の段落[0042]~[0051]、図面の図1~図4等参照)。
【0006】
このような支柱レス防音壁の先端に、横長の吸音装置を後付けしようとする場合は、以下の問題があった。
【0007】
支柱レス防音壁は、支柱がなく、直接防音パネルを基礎となる鉄筋コンリート構造物に固定支持させる構造であるため、複数の縦長なパネルを線路方向に並設していく構造となっている。このため、後付けする横長の吸音装置は、支柱レス防音壁の縦長な防音パネルを複数枚跨いで設置することとなる。このとき、縦長な防音パネルは、製品の製作誤差や設置時の施工誤差により、先端部同士に段差が生じているおそれが高く、後付けする横長の吸音装置を取り付けにくいという問題がある。勿論、後付けする横長の吸音装置を支柱レス防音壁の縦長な防音パネルの割付に分割することも可能である。しかし、その場合は、接続箇所が多くなり設置コストや製造コストが嵩むのは明らかである。
【0008】
また、後付けする横長の吸音装置を防音壁に設置する場合、支柱が無いため、万が一、後付け吸音装置が脱落した場合に、落下や飛散防止のために落下防止ワイヤーを留めるところがないという問題もある。
【0009】
一方、後付けする防音施設としては、例えば、特許文献3に、工事現場の仮囲いの上端近傍に先端改良型消音器24をフック44で掛け止めた工事現場用仮囲いの防音構造が開示されている(特許文献3の特許請求の範囲の請求項1、明細書の段落[0036]~[0050]、図面の図1,図2等参照)。
【0010】
しかし、特許文献3に記載の先端改良型消音器24は、フック44で仮囲いに掛け止めるだけの構成であり、既設の直壁に取り付け、取外し可能な技術ではあるが、鉄道や高速道路沿いの恒久構造物である防音壁に適用できる技術ではなかった。特に、特許文献3に記載の工事現場用仮囲いの防音構造は、新幹線通過時の風荷重に耐え得るものではなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)
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