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公開番号
2025069265
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-30
出願番号
2025012626,2021552257
出願日
2025-01-29,2020-03-02
発明の名称
タウ認識抗体
出願人
プロセナ バイオサイエンシーズ リミテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07K
16/18 20060101AFI20250422BHJP(有機化学)
要約
【課題】タウを特異的に結合する抗体およびタウ関連疾患を処置または予防する方法の提供。
【解決手段】ヒトタウに特異的に結合する、抗体または抗原結合抗体フラグメントであって、配列番号8を含むCDR-H1と、配列番号9を含むCDR-H2と、アミノ酸配列LDFを含むCDR-H3と、を含む成熟重鎖可変領域;および配列番号12を含むCDR-L1と、配列番号168を含むCDR-L2と、配列番号14を含むCDR-L3と、を含む成熟軽鎖可変領域;を含む、抗体または抗原結合抗体フラグメント。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ヒトタウに特異的に結合する、抗体または抗原結合抗体フラグメントであって、
配列番号8を含むCDR-H1と、配列番号9を含むCDR-H2と、アミノ酸配列LDFを含むCDR-H3と、を含む成熟重鎖可変領域;および
配列番号12を含むCDR-L1と、配列番号168を含むCDR-L2と、配列番号14を含むCDR-L3と、を含む成熟軽鎖可変領域;
を含む、抗体または抗原結合抗体フラグメント。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記成熟重鎖可変領域は、配列番号18と少なくとも90%同一である配列を含む、請求項1に記載の抗体または抗原結合抗体フラグメント。
【請求項3】
カバット位置H12、H13、H17、H24、H40、H43、H48、H66、H67、H76、H80、H81、およびH91のうちの少なくとも1つが、それぞれ、V、K、T、A、R、Q、I、R、A、D、L、Q、およびFにより占められている、請求項2に記載の抗体または抗原結合抗体フラグメント。
【請求項4】
前記成熟軽鎖可変領域は、配列番号122と少なくとも90%同一である配列を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の抗体または抗原結合抗体フラグメント。
【請求項5】
カバット位置L2、L12、L15、L37、L39、L45、L60およびL100のうちの少なくとも1つが、それぞれ、V、P、L、Q、R、R、DおよびQにより占められている、請求項4に記載の抗体または抗原結合抗体フラグメント。
【請求項6】
キメラ抗体、キメラ抗原結合抗体フラグメント、ベニヤ抗体、ベニヤ抗原結合抗体フラグメント、ヒト化抗体、またはヒト化抗原結合抗体フラグメントである、請求項1~5のいずれか1項に記載の抗体または抗原結合抗体フラグメント。
【請求項7】
抗体である、請求項1~6のいずれか1項に記載の抗体または抗原結合抗体フラグメント。
【請求項8】
抗原結合抗体フラグメントである、請求項1~6のいずれか1項に記載の抗体または抗原結合抗体フラグメント。
【請求項9】
前記抗原結合抗体フラグメントが、単鎖抗体、Fabフラグメント、またはFab’
2
フラグメントである、請求項8に記載の抗体または抗原結合抗体フラグメント。
【請求項10】
前記抗体が、ヒトIgG1、ヒトIgG2、またはヒトIgG4のアイソタイプを有する、請求項7に記載の抗体または抗原結合抗体フラグメント。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年3月3日に出願された米国特許仮出願第62/813,126号、2019年3月3日に出願された米国特許仮出願第62/813,137号および2019年4月24日に出願された米国特許仮出願第62/838,159号の優先権を主張するものである。これらの仮出願特許のそれぞれは、本出願において参照によりその全体が組み込まれる。
続きを表示(約 1,900 文字)
【0002】
配列リストの参照
本出願は、2020年2月24日に作成され、168,875バイトを含む、ファイル名536323WO_ST25.TXTの電子配列リストを含む。この配列リストは、本出願において参照によりその全体が組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
タウは、リン酸化型で存在し得るよく知られたヒトタンパク質である(例えば、Goedert,Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.85:4051-4055(1988);Goedert,EMBO J.8:393-399(1989);Lee,Neuron 2:1615-1624(1989);Goedert,Neuron 3:519-526(1989);Andreadis,Biochemistry 31:10626-10633(1992)参照)。タウは、特に中枢神経系における微小管の安定化に関与すると報告されている。総タウ(t-タウ、すなわち、リン酸化型および非リン酸化型)ならびにリン酸化タウ(phospho-tau)(p-タウ、すなわち、リン酸化されたタウ)は、神経損傷および神経変性に応答して脳によって放出され、母集団と比べて、アルツハイマー病患者のCSFにおいてレベルが増加していることが報告されている(Jack et al.,Lancet Neurol 9:119-28(2010))。
【0004】
タウは、神経原線維濃縮体の主要な構成成分であり、プラークと共にアルツハイマー病の顕著な特徴である。濃縮体は、80nmの規則的な周期で螺旋状に巻かれたペアで生じる直径10nmの異常な原線維で構成されている。神経原線維濃縮体内のタウは、分子上の特定の部位に結合したリン酸基で異常にリン酸化(高リン酸化)されている。アルツハイマー病における神経原線維濃縮体の強い関与は、嗅内皮質層IIニューロン、海馬のCA1領域および海馬台領域、扁桃体、ならびに新皮質のより深い層(層III、V、および表面のVI)に見られる。高リン酸化タウはまた、微小管アセンブリーを妨害することが報告されており、これは神経回路網の破壊を促進し得る。
【0005】
タウ封入体は、アルツハイマー病、前頭側頭葉変性症、進行性核上性麻痺およびピック病を含むいくつかの神経変性疾患の神経病理を特徴付ける要素である。
【発明の概要】
【0006】
一態様では、本発明は、配列番号8を含むCDR-H1、配列番号9または配列番号149を含むCDR-H2、および配列番号10を含むCDR-H3を含み、配列番号18と少なくとも90%同一である成熟重鎖可変領域と、配列番号12を含むCDR-L1、配列番号150、151、153、156、158、159、160、163、165、166、167、168、169、170、171、172、173または174を含むCDR-L2、および配列番号14を含むCDR-L3を含み、配列番号122と少なくとも90%同一である成熟軽鎖可変領域とを含むヒトタウに特異的に結合する単離された抗体を提供する。
【0007】
いくつかの抗体では、位置H12、H13、H17、H24、H40、H43、H48、H66、H67、H76、H80、H81、およびH91の少なくとも1つが、それぞれV、K、T、A、R、Q、I、R、A、D、L、Q、およびFにより占められ得、位置L2、L12、L15、L37、L39、L45、L60およびL100の少なくとも1つが、それぞれV、P、L、Q、R、R、DおよびQにより占められ得る。
【0008】
いくつかの抗体では、CDR-L2は、配列番号150、151、163、167、168、または169を含む。いくつかの抗体では、重鎖可変領域は、配列番号18を含み、軽鎖可変領域は、配列番号110、121、122または123を含む。
【0009】
いくつかの抗体では、軽鎖可変領域は、配列番号110を含む。いくつかの抗体では、軽鎖可変領域は、配列番号121を含む。いくつかの抗体では、軽鎖可変領域は、配列番号122を含む。いくつかの抗体では、軽鎖可変領域は、配列番号123を含む。
【0010】
いくつかの抗体では、重鎖可変領域は、配列番号146を含み、軽鎖可変領域は、配列番号94または122を含む。いくつかの抗体では、軽鎖可変領域は、配列番号94を含む。いくつかの抗体では、軽鎖可変領域は、配列番号122を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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