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公開番号2025070020
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180035
出願日2023-10-19
発明の名称エアフローメータの異常判定装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類F02D 45/00 20060101AFI20250424BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】エアフローメータの水付着による異常をより適正に判定する。
【解決手段】内燃機関に用いられるホットフィルム式のエアフローメータの異常を判定するエアフローメータの異常判定装置であって、エアフローメータにより検出された前記内燃機関の吸入空気量である検出値と、スロットルバルブの開度であるスロットル開度に基づく吸入空気量の最大値または最小値である判定閾値と、を比較して、エアフローメータに水付着による異常が発生しているか否かを判定する異常判定を実行する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関に用いられるホットフィルム式のエアフローメータの異常を判定するエアフローメータの異常判定装置であって、
前記エアフローメータにより検出された前記内燃機関の吸入空気量である検出値と、スロットルバルブの開度であるスロットル開度に基づく前記吸入空気量の最大値または最小値である判定閾値と、を比較して、前記エアフローメータに水付着による異常が発生しているか否かを判定する異常判定を実行する
エアフローメータの異常判定装置。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
請求項1記載のエアフローメータの異常判定装置であって、
前記判定閾値は、前記最大値または前記最大値に判定マージンを加味した値であり、
前記異常判定は、前記検出値が前記判定閾値を超えているときに、前記エアフローメータに水付着による異常が発生していると判定する
エアフローメータの異常判定装置。
【請求項3】
請求項1または2記載のエアフローメータの異常判定装置であって、
前記内燃機関は、吸気管内の前記スロットルバルブより上流に取り付けられたコンプレッサと排気管内に取り付けられたタービンとを含む過給機を有し、
前記内燃機関が自立運転しているときに、前記異常判定を実行する
エアフローメータの異常判定装置。
【請求項4】
請求項2記載のエアフローメータの異常判定装置であって、
前記異常判定は、第1時間毎に実行され、前記エアフローメータに水付着による異常が発生していると判定した後において、前記検出値が前記判定閾値以下になってから水付着が確実に解消されたと判断可能な第2時間が経過するまで前記検出値が前記判定閾値以下の状態が継続したときには、前記エアフローメータに水付着による異常が発生していないと判定する
エアフローメータの異常判定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、エアフローメータの異常判定装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種のエアフローメータの異常判定装置としては、内燃機関に用いられるエアフローメータの異常を判定するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、スロットル開度センサと吸気圧センサとが間接的に計測した吸入空気量と、エアフローメータが直接計測した吸入空気量とを比較することにより、エアフローメータの断線やショート、経時劣化などによる異常を判定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-261354号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上述文献は、内燃機関の吸気系から侵入した水滴がエアフローメータに付着する異常をどのようにして判定するかについては開示していない。エアフローメータに水が付着すると、正確な吸入空気量の計測ができず、内燃機関を適正に制御できないことがある。したがって、エアフローメータの水付着による異常をより適正に判定することが重要な課題として認識されている。
【0005】
本開示のエアフローメータの異常判定装置は、エアフローメータの水付着による異常をより適正に判定することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のエアフローメータの異常判定装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示のエアフローメータの異常判定装置は、
内燃機関に用いられるホットフィルム式のエアフローメータの異常を判定するエアフローメータの異常判定装置であって、
前記エアフローメータにより検出された前記内燃機関の吸入空気量である検出値と、スロットルバルブの開度であるスロットル開度に基づく前記吸入空気量の最大値または最小値である判定閾値と、を比較して、前記エアフローメータに水付着による異常が発生しているか否かを判定する異常判定を実行する
ことを要旨とする。
【0008】
この本開示のエアフローメータの異常判定装置では、エアフローメータにより検出された内燃機関の吸入空気量である検出値と、スロットルバルブの開度であるスロットル開度に基づく吸入空気量の最大値または最小値である判定閾値と、を比較して、エアフローメータに水付着による異常が発生しているか否かを判定する異常判定を実行する。エアフローメータに水が付着すると、水が付着した箇所に応じて、検出値が過度に大きくなったり過度に小さくなったりする。したがって、検出値と、スロットル開度に基づく吸入空気量の最大値または最小値である判定閾値と、を比較して、エアフローメータに水付着による異常が発生しているか否かを判定する異常判定を実行することにより、エアフローメータの水付着による異常を適正に判定できる。
【0009】
こうした本開示のエアフローメータの異常判定装置において、前記判定閾値は、前記最大値または前記最大値に判定マージンを加味した値であり、前記異常判定は、前記検出値が前記判定閾値を超えているときに、前記エアフローメータに水付着による異常が発生していると判定してもよい。こうすれば、エアフローメータの水付着による異常をより適正に判定できる。
【0010】
また、本開示のエアフローメータの異常判定装置において、前記内燃機関は、吸気管内の前記スロットルバルブより上流に取り付けられたコンプレッサと排気管内に取り付けられたタービンとを含む過給機を有し、前記内燃機関が自立運転しているときに、前記異常判定を実行してもよい。内燃機関が自立運転しているときには、過給圧が値0もしくは値0近傍となり、検出値とスロットル開度に基づく吸入空気量との差が小さくなる。したがって、内燃機関が自立運転しているときに、異常判定を実行することにより、適正に異常判定を実行できる。これにより、エアフローメータの水付着による異常をより適正に判定できる。
(【0011】以降は省略されています)

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