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公開番号2025070538
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180940
出願日2023-10-20
発明の名称車高調整方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類B60G 17/015 20060101AFI20250424BHJP(車両一般)
要約【課題】車体の重さによらず車高変化速度を一定に近付け、乗り心地を向上させる。
【解決手段】コンピュータが制御するアクチュエータによって副ばねを回転させ、ロアアームに付与する車高調整力を変化させることによって、ロアアームに連結された主ばねの変位を変化させる車高調整方法。乗員が搭乗する前に、走行用車高から搭乗用車高まで車高を下げ、全ての乗員が搭乗し終えたら、搭乗によって下がった車高を搭乗用車高まで戻す。搭乗用車高まで戻した際の副ばねの回転角であるオフセット回転角に基づいて、当該オフセット回転角から副ばねを回転させて車高を上げた際の副ばねの回転角と車高との関係を示すマップを選択する。マップに基づいてアクチュエータを制御し、車高変化速度が一定に近付くように副ばねを回転させ、搭乗用車高から走行用車高まで車高を上げる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
コンピュータが制御するアクチュエータによって副ばねを回転させ、ロアアームに付与する車高調整力を変化させることによって、前記ロアアームに連結された主ばねの変位を変化させる車高調整方法であって、
乗員が搭乗する前に、走行用車高から搭乗用車高まで車高を下げ、
全ての乗員が搭乗し終えたら、搭乗によって下がった前記車高を前記搭乗用車高まで戻し、
前記搭乗用車高まで戻した際の前記副ばねの回転角であるオフセット回転角に基づいて、当該オフセット回転角から前記副ばねを回転させて前記車高を上げた際の前記副ばねの回転角と前記車高との関係を示すマップを選択し、
前記マップに基づいて前記アクチュエータを制御し、車高変化速度が一定に近付くように前記副ばねを回転させ、前記搭乗用車高から前記走行用車高まで前記車高を上げる、
車高調整方法。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
全ての乗員が搭乗し終える前に、前記車高が所定の閾値よりも下がった場合、前記車高を前記搭乗用車高まで一旦戻し、
全ての乗員が搭乗し終えたら、搭乗によって下がった前記車高を前記搭乗用車高まで再度戻す、
請求項1に記載の車高調整方法。
【請求項3】
前記副ばねには、前記副ばねの回転軸と平行な回転軸周りに回動可能に第1アームの一端が連結されており、
前記第1アームの他端には、前記副ばねの回転軸と平行な回転軸周りに回動可能に第2アームの一端が連結されており、
前記第2アームの他端には、前記ロアアームに連結されている、
請求項1又は2に記載の車高調整方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車高調整方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に示すように、発明者らは、アクチュエータによって副ばねを回転させてロアアームに付与する車高調整力を変化させることによって、ロアアームに連結された主ばねの変位を変化させる車高調整装置を開発した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特願2023-082389
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の車高調整装置を用いた車高調整方法では、乗員が搭乗する前に、走行用車高から搭乗用車高まで車高を下げ、全ての乗員が搭乗し終えたら、車高を走行用車高まで戻す。ここで、副ばねの回転角θと車高とは非線形な関係である。さらに、副ばねの回転角θと車高との非線形な関係は、乗員を含めた車体の重さによっても変化する。
【0005】
そのため、車高を走行用車高まで戻す際、副ばねを一定速度で回転させると、車高変化速度が変化すると共に、車高変化速度の変化の仕方が車体の重さによって異なり、乗り心地が悪化する虞があった。
【0006】
本開示は、このような事情に鑑みなされたものであって、車体の重さによらず車高変化速度を一定に近付け、乗り心地を向上させた車高調整方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る車高調整方法は、
コンピュータが制御するアクチュエータによって副ばねを回転させ、ロアアームに付与する車高調整力を変化させることによって、前記ロアアームに連結された主ばねの変位を変化させる車高調整方法であって、
乗員が搭乗する前に、走行用車高から搭乗用車高まで車高を下げ、
全ての乗員が搭乗し終えたら、搭乗によって下がった前記車高を前記搭乗用車高まで戻し、
前記搭乗用車高まで戻した際の前記副ばねの回転角であるオフセット回転角に基づいて、当該オフセット回転角から前記副ばねを回転させて前記車高を上げた際の前記副ばねの回転角と前記車高との関係を示すマップを選択し、
前記マップに基づいて前記アクチュエータを制御し、車高変化速度が一定に近付くように前記副ばねを回転させ、前記搭乗用車高から前記走行用車高まで前記車高を上げるものである。
【0008】
本開示の一態様に係る車高調整方法では、乗員が搭乗する前に、走行用車高から搭乗用車高まで車高を下げ、全ての乗員が搭乗し終えたら、搭乗によって下がった車高を搭乗用車高まで戻す。搭乗用車高まで戻した際の副ばねの回転角であるオフセット回転角に基づいて、当該オフセット回転角から副ばねを回転させて車高を上げた際の副ばねの回転角と車高との関係を示すマップを選択する。そして、選択したマップに基づいてアクチュエータを制御し、車高変化速度が一定に近付くように副ばねを回転させ、搭乗用車高から走行用車高まで車高を上げる。
ここで、オフセット回転角は車体の重さを示すため、本実施形態に係る車高調整方法では、車体の重さによらず車高変化速度を一定に近付けられ、乗り心地が向上する。
【0009】
全ての乗員が搭乗し終える前に、前記車高が所定の閾値よりも下がった場合、前記車高を前記搭乗用車高まで一旦戻し、全ての乗員が搭乗し終えたら、搭乗によって下がった車高を前記搭乗用車高まで再度戻してもよい。このような構成により、主ばねのダメージを抑制できる。
【0010】
前記副ばねには、前記副ばねの回転軸と平行な回転軸周りに回動可能に第1アームの一端が連結されており、前記第1アームの他端には、前記副ばねの回転軸と平行な回転軸周りに回動可能に第2アームの一端が連結されており、前記第2アームの他端には、前記ロアアームに連結されていてもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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