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公開番号2025070527
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180913
出願日2023-10-20
発明の名称回転式パーツフィーダー
出願人株式会社山一ハガネ
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類B65G 47/14 20060101AFI20250424BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】防錆油や切削油等を脱脂しつつパーツを良好に供給することができる回転式パーツフィーダーを提供する。
【解決手段】回転式パーツフィーダー10は、パーツPが載置される第1載置面11Cを有し、第1軸線A1周りに回転自在なパーツ供給部11と、第1載置面11Cから移動したパーツPが載置される第2載置面12Cを有し、第1載置面11Cの外周縁周りに回転自在なパーツ搬送部12と、を備えている。パーツ搬送部12は、パーツPに付着した切削油をパーツPから除去する貫通孔12D及び溝12E(除去部)を有し、パーツ供給部11における第1軸線A1周りの回転速度ω1(rad/s)は、パーツ搬送部12における第1載置面11Cの外周縁に沿う向きの回転速度ω2(rad/s)と、パーツ搬送部12の半径r2をパーツ供給部11の半径r1で除した値の平方根と、を乗じた値よりも大きい。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
パーツが載置される第1載置面を有し、軸線周りに回転自在なパーツ供給部と、
前記第1載置面から移動した前記パーツが載置される第2載置面を有し、前記第1載置面の外周縁周りに回転自在なパーツ搬送部と、
を備え、
前記パーツ搬送部は、前記パーツに付着した油を前記パーツから除去する除去部を有し、
前記パーツ供給部における前記軸線周りの回転速度は、前記パーツ搬送部における前記第1載置面の外周縁に沿う向きの回転速度と、前記パーツ搬送部の半径を前記パーツ供給部の半径で除した値の平方根と、を乗じた値よりも大きい、回転式パーツフィーダー。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記軸線は、鉛直方向に対して傾いている、請求項1に記載の回転式パーツフィーダー。
【請求項3】
前記軸線は、第1軸線であり、
前記パーツ搬送部は、第2軸線周りに回転することによって前記第1載置面の外周縁に沿う向きに回転し、
前記第1軸線は、前記第2軸線に対して傾いている、請求項2に記載の回転式パーツフィーダー。
【請求項4】
前記パーツは、平板状をなしており、
前記パーツにおける前記第2載置面の移動にともない前記パーツ同士の重なりを解消する重なり解消部を備え、
前記重なり解消部は、第1解消部と、第2解消部と、を有し、
前記第1解消部及び前記第2解消部は、前記パーツ搬送部の回転方向に並び、前記第2載置面に対して所定寸法離間して上方から対向する対向面を有し、
前記第1解消部は、前記第2載置面に対して所定寸法離間して上下方向に移動自在となるように設けられ、前記第2載置面に載置された前記パーツが前記第2解消部よりも先に通過し、
前記第2解消部は、前記第2載置面に対して所定寸法離間して上下方向の移動が規制されて設けられ、前記第2載置面に載置された前記パーツが前記第1解消部よりも後に通過する、請求項1に記載の回転式パーツフィーダー。
【請求項5】
各前記対向面と、前記第2載置面と、の間の距離は、前記パーツの板厚寸法の2倍よりも小さい、請求項4に記載の回転式パーツフィーダー。
【請求項6】
前記回転方向における前記第1解消部と、前記第2解消部と、の間の距離は、板厚方向に直交する方向における前記パーツの最小寸法よりも小さい、請求項5に記載の回転式パーツフィーダー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、回転式パーツフィーダーに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、防錆油で粘着したナットを分離させてナットの向きを揃えることができるパーツフィーダー開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-168988号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1のパーツフィーダーは、部品搬送路に防錆油とナットとが入り込み、分離したナット同士が再び粘着する懸念がある。また、防錆油ではなく、切削油によって部品同士が粘着する場合も同様の懸念がある。
【0005】
本開示は、上述した事情に基づいてなされたものであり、防錆油や切削油等を脱脂しつつパーツを良好に供給することができる回転式パーツフィーダーの提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の回転式パーツフィーダーは、
パーツが載置される第1載置面を有し、軸線周りに回転自在なパーツ供給部と、
前記第1載置面から移動した前記パーツが載置される第2載置面を有し、前記第1載置面の外周縁周りに回転自在なパーツ搬送部と、
を備え、
前記パーツ搬送部は、前記パーツに付着した油を前記パーツから除去する除去部を有し、
前記パーツ供給部における前記軸線周りの回転速度は、前記パーツ搬送部における前記第1載置面の外周縁に沿う向きの回転速度と、前記パーツ搬送部の半径を前記パーツ供給部の半径で除した値の平方根と、を乗じた値よりも大きい。
【0007】
パーツ供給部における軸線周りの回転速度は、パーツ搬送部における第1載置面の外周縁に沿う向きの回転速度と、パーツ搬送部の半径をパーツ供給部の半径で除した値の平方根と、を乗じた値よりも大きいので、第1載置面に載置されたパーツに係る遠心力は、第2載置面に載置されたパーツに係る遠心力よりも大きくなる。これによって、第1載置面に載置されたパーツに付着した油が遠心力によって脱脂し易くなる。さらに、第1載置面から第2載置面に移動したパーツにおいても、除去部を介して脱脂することが可能となる。ここで、回転速度とは、角速度(rad/s)、又は単位時間値における回転数(rpm)を意味する。
【0008】
したがって、防錆油や切削油等を脱脂しつつパーツを良好に供給することができる回転式パーツフィーダーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態1の回転式パーツフィーダー示す斜視図である。
実施形態1の回転式パーツフィーダーの平面図である。
図2におけるA-A線断面図である。
パーツ供給部を示す斜視図である。
パーツ搬送部を示す斜視図である。
重なり解消部及びその周囲を拡大して示す要部拡大斜視図である。
取出し部及びその周囲を拡大して示す要部拡大斜視図である。
下側のパーツと平行をなして重なる上側のパーツが第1解消部に接触する様子を示す模式図である。
下側のパーツに対して傾いて重なる上側のパーツが下側のパーツよりも後に第1解消部に至るようにずれた状態で上側のパーツが第1解消部に接触する様子を示す模式図である。
下側のパーツに対して傾いて重なる上側のパーツが下側のパーツよりも先に第1解消部に至るようにずれた状態で上側のパーツが第1解消部に接触する様子を示す模式図である。
上下に重なるパーツが第1解消部の下側に進入した後、上側のパーツが第2解消部に接触する様子を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<実施形態1>
図1に示す回転式パーツフィーダー10は、略水平な設置面に設置して使用される。回転式パーツフィーダー10には、平板状をなしたパーツPを複数投入することができる。回転式パーツフィーダー10は、投入されたパーツP同士の重なりを解消して、取出し部15を介してパーツPを1つずつ回転式パーツフィーダー10の外に搬出する。パーツPは、例えば、円環状をなしたワッシャである。以下の説明では、鉛直方向をZ軸方向と定義する。Z軸において、正方向を上方とする。
(【0011】以降は省略されています)

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