TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025070795
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023181344
出願日
2023-10-20
発明の名称
カツラ
出願人
株式会社ハリウッドマジック
代理人
個人
,
個人
主分類
A41G
3/00 20060101AFI20250424BHJP(衣類)
要約
【課題】頭皮に異質なラインを浮かび上がらせることがなく、しかも通気性を確保しつつ頭部に装着可能としたカツラを提供する。
【解決手段】カツラ(1)は、着用者の頭部に被冠される下向き皿状のネットシート本体(11)を有するベース(10)に疑似毛からなる頭髪を植毛したものである。ベース(10)は、ネットシート本体(11)の周縁部においてネットシート本体(11)の上面側に重ね合わせた植毛用ネットシート(12)を更に有し、ネットシート本体(11)と植毛用ネットシート(12)とが重なった部分において頭髪(30)を植毛用ネットシート(12)に植毛すると共に、植毛用ネットシート(12)が重ね合わせられたネットシート本体(11)の下面側に粘着手段(40)を設けた構成である。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
着用者の頭部に被冠される下向き皿状のネットシート本体を有するベースに疑似毛からなる頭髪を植毛したカツラであって、
前記ベースは、前記ネットシート本体の周縁部において前記ネットシート本体の上面側に重ね合わせた植毛用ネットシートを更に有し、前記ネットシート本体と前記植毛用ネットシートとが重なった部分において前記頭髪を前記植毛用ネットシートに植毛すると共に、前記植毛用ネットシートが重ね合わせられた前記ネットシート本体の下面側に粘着手段を設けたことを特徴とするカツラ。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
前記植毛用ネットシートは、前記ネットシート本体の周縁部上面側を覆うように環状配置され、
前記粘着手段は、前記ネットシート本体と前記植毛用ネットシートとが重なった部分の複数箇所に設けられることを特徴とする請求項1に記載のカツラ。
【請求項3】
前記粘着手段は、前記ネットシート本体の下面側に貼着される両面粘着テープにより形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のカツラ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カツラに関し、特に前髪などの生えぎわに違和感を生じさせないように改良を施したものに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、種々のカツラが提供されている(例えば特許文献1)。特許文献1に開示されるカツラは、着用者の頭部に被冠されるネットシート本体に疑似毛からなる頭髪を植毛し、着用者の少なくとも眉間の上方部位に位置する生えぎわ部に臨む生えぎわシートに疑似毛からなる前髪を植毛している。生えぎわシートは、生えぎわ部にフィットして密着する柔軟な多数の網目を有するネット片を母材とし、ネット片の網目を閉塞するように膜形成されたシート状部を有している。このカツラは、生えぎわシートのシート状部の下面側に両面粘着テープが設けられ、両面粘着テープを介して着用者の頭部に装着される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4498446号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のカツラは、生えぎわシートにおいて網目を閉塞するシート状部が合成樹脂液を硬化させることにより形成されるため、着用者が装着したとき、生えぎわ部においてシート状部が形成されている部分とそうでない部分とで境界が生じ、この境界が着用者の頭皮に異質なラインとして浮かび上がるという問題がある。そのため、生えぎわ部に合成樹脂製のシート状部を設けると、カツラを装着していることが第三者に認識されてしまう可能性がある。
【0005】
また、生えぎわ部に合成樹脂製のシート状部を設けると、生えぎわ部の通気性が低下する。そのため、着用者にとって不快であるという問題もある。
【0006】
ところで、上記のような従来のカツラは、図8に示すように、疑似毛からなる頭髪30を植毛する際、ネット100の網目を形成する糸条101に対して毛根部分を結びつけることにより形成される。そのため、頭髪30が植毛されたネット100の下面側の表面には、図8の拡大図Aに示すように、毛根部分の結び目による微小な凹凸が生じる。そのような微小な凹凸が存在することにより、仮にネット100の下面側に両面粘着テープ41を貼り付けたとしても、ネット100と両面粘着テープ41との間に隙間110が生じ、ネット100と両面粘着テープ41との接触面積が小さくなり、ネット100から両面粘着テープ41が剥がれやすくなる。それ故、従来のカツラは、シート状部を設けることなく、両面粘着テープを使用して着用者に頭部に装着することが困難である。
【0007】
本発明は、上記従来の問題点を解決するためのものであり、着用者の頭皮に異質なラインを浮かび上がらせることがなく、しかも通気性を確保しつつ頭部に装着可能としたカツラを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明が解決手段として採用したところは、着用者の頭部に被冠される下向き皿状のネットシート本体(11)を有するベース(10)に疑似毛からなる頭髪(30)を植毛したカツラ(1)において、前記ベース(10)は、前記ネットシート本体(11)の周縁部において前記ネットシート本体(11)の上面側に重ね合わせた植毛用ネットシート(12)を更に有し、前記ネットシート本体(11)と前記植毛用ネットシート(12)とが重なった部分において前記頭髪(30)を前記植毛用ネットシート(12)に植毛すると共に、前記植毛用ネットシート(12)が重ね合わせられた前記ネットシート本体(11)の下面側に粘着手段(40)を設けた点にある。
【0009】
かかる構成を有するカツラ(1)は、ネットシート本体(11)に対して植毛用ネットシート(12)を重ね合わせることによりベース(10)を形成しているため、着用者の頭皮に異質なラインを浮かび上がらせることがない。また、ネットシート本体(11)と植毛用ネットシート(12)との2つのネットシートを重ね合わせているため、ベース(10)の内側全体において通気性を確保することができる。更に、植毛用ネットシート(12)をネットシート本体(11)の上側に重ね合わせており、ネットシート本体(11)と植毛用ネットシート(12)とが重なった部分において頭髪(30)を植毛用ネットシート(12)に植毛するので、ネットシート本体(11)の下面側に微小な凹凸を生じさせることがない。それ故、植毛用ネットシート(12)が重ね合わせられたネットシート本体(11)の下面側に設けられる粘着手段(40)は、ネットシート本体(11)の下面に固定することができる。
【0010】
また本発明において、前記植毛用ネットシート(12)は、前記ネットシート本体(11)の周縁部上面側を覆うように環状配置され、前記粘着手段(40)は、前記ネットシート本体(11)と前記植毛用ネットシート(12)とが重なった部分の複数箇所に設けられる構成とすることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
和服
5日前
個人
二部式袍
3か月前
個人
衣装
27日前
個人
靴下
4か月前
個人
簡単帯
4か月前
個人
マスク装着具
5か月前
個人
シャツ改造方法
27日前
個人
健康靴下
5か月前
個人
手首穴付き手袋
5か月前
個人
ボクサーパンツ
5か月前
個人
ショーツ
4か月前
個人
作業補助ミトン
3か月前
個人
ソフトキャミブラ
20日前
個人
足首用サポーター
2か月前
株式会社聖
手足保護具
3か月前
有限会社原電業
指手袋
5か月前
個人
靴下
6か月前
個人
手袋
1か月前
興和株式会社
マスク
2か月前
グンゼ株式会社
衣服
7日前
個人
和装下着の半衿カバー
5か月前
株式会社カネカ
収納物
2か月前
西垣靴下株式会社
靴下
4か月前
サンコー株式会社
衣服
4か月前
個人
ヘアアクセサリー
4か月前
個人
ワイヤー付き衣類
4か月前
LUDO合同会社
手袋
1か月前
豊鷹株式会社
冷却装置
2か月前
個人
防水マスク
4か月前
個人
気分コントロール支援装置
3か月前
個人
茶道稽古用エプロン
2か月前
合同会社BIARCH
ガードル
5日前
ハイドサイン株式会社
衣服
1か月前
ハイドサイン株式会社
衣服
4か月前
個人
セパレート着物
4か月前
株式会社ベルエスプリ
衣服
3か月前
続きを見る
他の特許を見る