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公開番号2024180776
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-27
出願番号2023099706
出願日2023-06-17
発明の名称ワイヤー付き衣類
出願人個人
代理人個人
主分類A41C 3/10 20060101AFI20241220BHJP(衣類)
要約【課題】ワイヤー付き衣類において、ワイヤーが、ワイヤーループから飛び出すことを抑制できる技術を提供する。
【解決手段】本開示のブラジャー1は、本体部10と、ワイヤー2が封入されるワイヤーループ3と、を備える。そして、ワイヤー2は、その端部2aに縫留孔2bを有し、縫留孔2bに、ワイヤー2の端部2aを覆って配置される布材20が縫い止められるととともに、該布材20が本体部10に縫着されることで、ワイヤーループ3内において、ワイヤー2と本体部10とが固定される。そして、縫留孔2bは、多辺形であって且つ四辺以上の線分で画定される形状に形成され得る。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ワイヤーを有するワイヤー付き衣類であって、
衣類本体部と、前記ワイヤーが封入されるワイヤーループと、を備え、
前記ワイヤーは、その端部に縫留孔を有し、
前記縫留孔に、前記ワイヤーの前記端部を覆って配置される布材が縫い止められるととともに、該布材が前記衣類本体部に縫着されることで、前記ワイヤーループ内において、前記ワイヤーと前記衣類本体部とが固定される、
ワイヤー付き衣類。
続きを表示(約 140 文字)【請求項2】
前記縫留孔は、多辺形であって且つ四辺以上の線分で画定される形状に形成される、
請求項1に記載のワイヤー付き衣類。
【請求項3】
前記ワイヤーの前記端部は、扁平形状に形成される、
請求項1又は請求項2に記載のワイヤー付き衣類。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤー付き衣類に関し、詳しくは、ワイヤーが、ワイヤーループから飛び出すことを抑制するワイヤー付き衣類に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、ワイヤー付き衣類として、ワイヤー入りブラジャーや矯正下着等が知られている。そして、このようなワイヤー付き衣類において、例えば、ワイヤー入りブラジャーでは、着用時にワイヤーが肌にあたる、くいこむ等、着用時に違和感が生じることがある。
【0003】
そこで、ワイヤーによる肌当たりを緩和できる種々のワイヤー入りブラジャーが開発されている。
【0004】
例えば、特許文献1には、ワイヤー部材がワイヤーループ内で上縁部側に偏在するように、ワイヤーループが表側布、肌側布、及び土台布に縫着されたカップ部付き衣類が開示されている。このカップ部付き衣類では、ワイヤー部材がワイヤーループ内で上縁部側に偏在していることで、着用状態においてワイヤー部材が着用者のバストのバージスラインに沿い易くなり、ワイヤー部材の肌当たりが好適に緩和され得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6331564号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来から、ワイヤーによる肌当たりを緩和できる種々のワイヤー入りブラジャーが開発されている。しかしながら、ワイヤー付き衣類では、このような肌当たりだけでなく、繰り返しの着用により、ワイヤーが、ワイヤーループから飛び出してしまうことも課題となり得る。
【0007】
ここで、特許文献1に記載の技術によれば、ワイヤー部材がワイヤーループ内で上縁部側に偏在するようにその位置が規定されているものの、ワイヤー部材の長手方向の移動を規制するものではない。したがって、繰り返しの着用により、ワイヤー部材が繰り返し長手方向に移動すると、ワイヤー部材が、織物や編物などの柔らかい素材が用いられたワイヤーループを破って該ワイヤーループから飛び出してしまう事態が生じ得る。
【0008】
本開示の目的は、ワイヤー付き衣類において、ワイヤーが、ワイヤーループから飛び出すことを抑制できる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示のワイヤー付き衣類は、ワイヤーを有する衣類である。このワイヤー付き衣類は、衣類本体部と、前記ワイヤーが封入されるワイヤーループと、を備える。そして、前記ワイヤーは、その端部に縫留孔を有し、前記縫留孔に、前記ワイヤーの前記端部を覆って配置される布材が縫い止められるととともに、該布材が前記衣類本体部に縫着されることで、前記ワイヤーループ内において、前記ワイヤーと前記衣類本体部とが固定される。
【0010】
上記のワイヤー付き衣類では、ワイヤーと衣類本体部とが固定されることにより、ワイヤーループ内においてワイヤーの長手方向の移動を規制することができる。そうすると、繰り返しの着用によってもワイヤーループ内においてワイヤーが移動することが抑制されるため、ワイヤーが、ワイヤーループを破って該ワイヤーループから飛び出してしまう事態を可及的に抑制することができる。更に、上述したように、布材を介してワイヤーが衣類本体部に固定されることによれば、ワイヤーの端部に該ワイヤーの長手方向の移動を規制するための力が集中してしまうことを抑制でき、また、このような力の集中に対応するためにワイヤーの端部を強固に縫着する、つまり、縫着部を厚く形成する必要がなくなる。そうすると、ワイヤーと衣類本体部とを固定するための縫着部の厚みを分散させることができ、以て、ワイヤーの端部の肌当たりを緩和することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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