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公開番号2025070814
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023181372
出願日2023-10-20
発明の名称同軸コネクタ
出願人株式会社村田製作所
代理人個人,個人
主分類H01R 24/38 20110101AFI20250424BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】同軸ケーブルの中心導体と内部端子の取付部との間での接続安定性を向上させる同軸コネクタを提供する。
【解決手段】内部端子14と外部端子16と絶縁性部材12とを備える同軸コネクタ10であって、内部端子14は、同軸ケーブル40の延在方向に沿って延在する第1接続アーム部14bおよび第2接続アーム部14cとを有し、第1接続アーム部14bおよび第2接続アーム部14cのそれぞれは、第1取付部14fおよび第2取付部14mを同軸ケーブル40の側に有し、第1取付部14fおよび第2取付部14mのそれぞれには、中心導体41を受け入れる第1スリット14gおよび第2スリット14nが形成されており、第1取付部14fおよび第2取付部14mは、延在方向の位置が異なっている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
同軸ケーブルの中心導体に接続される内部端子と、
前記同軸ケーブルの外部導体に接続されるかしめ係合部が形成されたベース部を有する外部端子と、
前記内部端子と前記外部端子との間に配設されるとともに、前記内部端子を収容するように構成された絶縁性部材と、を備える同軸コネクタであって、
前記内部端子は、前記同軸ケーブルの延在方向に沿って延在する第1接続アーム部および第2接続アーム部とを有し、
前記第1接続アーム部および前記第2接続アーム部のそれぞれは、第1取付部および第2取付部を前記同軸ケーブルの側に有し、
前記第1取付部および前記第2取付部のそれぞれには、前記中心導体を受け入れる第1スリットおよび第2スリットが形成されており、
前記第1取付部および前記第2取付部は、前記延在方向の位置が異なっている、同軸コネクタ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1取付部は前記第2接続アーム部に向けて屈曲しているとともに、前記第2取付部は前記第1接続アーム部に向けて屈曲している、請求項1に記載の同軸コネクタ。
【請求項3】
前記第1取付部および前記第2取付部は、前記延在方向から見て、対向している、請求項2に記載の同軸コネクタ。
【請求項4】
前記第1接続アーム部および前記第2接続アーム部は、前記ベース部が延在する面に沿って移動可能に構成されている、請求項1に記載の同軸コネクタ。
【請求項5】
前記絶縁性部材は、比誘電率が2以上であり且つ2.3以下であるとともにロックウェル硬さが50から100である樹脂材料である、請求項1に記載の同軸コネクタ。
【請求項6】
前記樹脂材料は、ポリメチルペンテンである、請求項5に記載の同軸コネクタ。
【請求項7】
同軸ケーブルの中心導体に接続される内部端子と、
前記同軸ケーブルの外部導体に接続されるかしめ係合部が形成されたベース部を有する外部端子と、
前記内部端子と前記外部端子との間に配設されるとともに、前記内部端子を収容するように構成された絶縁性部材と、を備える同軸コネクタであって、
前記内部端子は、前記同軸ケーブルの延在方向に沿って延在する接続アーム部を有し、
前記接続アーム部は、第1取付部および第2取付部を前記同軸ケーブルの側に有し、
前記第1取付部および前記第2取付部のそれぞれには、前記中心導体を受け入れる第1スリットおよび第2スリットが形成されており、
前記第1取付部および前記第2取付部は、前記延在方向の位置が異なっているとともに、前記第1スリットが延在する第1方向と前記第2スリットが延在する第2方向とが異なっている、同軸コネクタ。
【請求項8】
前記第1方向と前記第2方向との間でのずれ角度は、1度以上であり且つ15度以下である、請求項7に記載の同軸コネクタ。
【請求項9】
前記絶縁性部材は、比誘電率が2以上であり且つ2.3以下であるとともにロックウェル硬さが50から100である樹脂材料である、請求項7に記載の同軸コネクタ。
【請求項10】
前記樹脂材料は、ポリメチルペンテンである、請求項9に記載の同軸コネクタ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、同軸コネクタに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1は、同軸ケーブルの中心導体を覆う絶縁体を同軸コネクタの内部端子の取付部に押さえ付けて、取付部が絶縁体への切れ目を入れることによって、中心導体と取付部との間で接続を形成することを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-80262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の同軸コネクタでは、かしめによって同軸ケーブルが内部端子に押さえ付けられるが、かしめ時の応力負荷条件によっては、中心導体と取付部との間での接続位置が変動するため、接続不良が発生する可能性がある。
【0005】
本開示の課題は、同軸ケーブルの中心導体と内部端子の取付部との間での接続安定性を向上させる同軸コネクタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本開示の一態様に係る同軸コネクタは、
同軸ケーブルの中心導体に接続される内部端子と、
前記同軸ケーブルの外部導体に接続されるかしめ係合部が形成されたベース部を有する外部端子と、
前記内部端子と前記外部端子との間に配設されるとともに、前記内部端子を収容するように構成された絶縁性部材と、を備える同軸コネクタであって、
前記内部端子は、前記同軸ケーブルの延在方向に沿って延在する第1接続アーム部および第2接続アーム部とを有し、
前記第1接続アーム部および前記第2接続アーム部のそれぞれは、第1取付部および第2取付部を前記同軸ケーブルの側に有し、
前記第1取付部および前記第2取付部のそれぞれには、前記中心導体を受け入れる第1スリットおよび第2スリットが形成されており、
前記第1取付部および前記第2取付部は、前記延在方向の位置が異なっていることを特徴とする。
【0007】
また、本開示の他の態様に係る同軸コネクタは、
同軸ケーブルの中心導体に接続される内部端子と、
前記同軸ケーブルの外部導体に接続されるかしめ係合部が形成されたベース部を有する外部端子と、
前記内部端子と前記外部端子との間に配設されるとともに、前記内部端子を収容するように構成された絶縁性部材と、を備える同軸コネクタであって、
前記内部端子は、前記同軸ケーブルの延在方向に沿って延在する接続アーム部を有し、
前記接続アーム部は、第1取付部および第2取付部を前記同軸ケーブルの側に有し、
前記第1取付部および前記第2取付部のそれぞれには、前記中心導体を受け入れる第1スリットおよび第2スリットが形成されており、
前記第1取付部および前記第2取付部は、前記延在方向の位置が異なっているとともに、前記第1スリットが延在する第1方向と前記第2スリットが延在する第2方向とが異なっていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、中心導体と第1取付部との間での第1接続位置と、中心導体と第2取付部との間での第2接続位置という異なる2つの接続位置が設けられることにより、接続の冗長化が図られるので、同軸ケーブルの中心導体と内部端子の取付部との間での接続安定性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示に係る同軸コネクタセットの斜視図である。
図1に示した同軸コネクタセットにおける同軸コネクタの正面図である。
図2に示した同軸コネクタの背面図である。
図2に示した同軸コネクタの側面図である。
図2に示した同軸コネクタの斜視図である。
図5に示した同軸コネクタをVI-VI線で切り取った断面の模式図である。
実施の形態1に係る同軸コネクタの分解斜視図である。
図7に示した同軸コネクタにおける接続を説明する斜視図である。
同軸ケーブルの断面図である。
実施の形態2に係る同軸コネクタの分解斜視図である。
図10に示した同軸コネクタにおける接続を説明する斜視図である。
実施の形態3に係る同軸コネクタの分解斜視図である。
図12に示した同軸コネクタにおける第1取付部および第2取付部の関係を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら、本開示に係るL型同軸コネクタ10を説明する。なお、各図には、説明の便宜上、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を示している。X軸方向は、同軸ケーブル40が延在する方向である。Z軸方向は、L型同軸コネクタ10においてハウジング16、ブッシング12およびソケット14が重ねられる方向であり、相手方コネクタ20に対するL型同軸コネクタ10の挿抜方向である。Y軸方向は、X軸方向およびZ軸方向に直交する方向である。
(【0011】以降は省略されています)

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